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高校に入って、想定外だったのが、学校生活が楽しくなったことでした。
仲良くなった子たちと、放課後遊ぶのが楽しくて、帰りがどんどん遅くなる。
そうすると、親が仁王立ちして待っているんですね。
「もっと早く帰りなさい!
近所の人が見たら、どういう家の子かと思われる。
恥ずかしい!」
帰る時間が7時とかになると、もう激怒されましたね。
母の価値観では、昔の良家の娘はこうだっただろうけど
私たちの時代では、別におかしくはない。
19時とか20時まで遊んでいる子は
どこにでもいたし、それを見たときに
「この子は不良か」
と思う時代ではなかった。
もっとも、母を同じ価値観を持つ人は
そう思うかもしれないけど、別に私は気にしない。
なので、親の反応に対してうんざりすることだらけでした。
友達は互いの家に泊まってパジャマパーティできるのに、うちは反対されて行けないし。
もうこんな家、ほんとイヤだと思った。
なんでこんな家に生まれてきたんだろうと、運命を呪った。
それで、上の短大に進まず、就職して家を出るというのは、どうかと思ったのね。
ところが、「女の子が結婚する前に家を出るなんて、もってのほか」と言われました。
もう、考え方が古くて、サビてんじゃないかと思った(笑)
でも、そこで次に思いついたのが、海外留学でした。
つづく
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