RRR | akaneの鑑賞記録

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数々の興行新記録を打ち立て、全世界に“バーフバリ旋風”を巻き起こしてインド映画の歴史を変えた映画史上最大の叙事詩にして、もはや神話ともいうべき伝説の2部作『バーフバリ 伝説誕生』と『バーフバリ 王の凱旋』。その創造神S.S.ラージャマウリ監督による待望の最新作がついに完成した。
インド映画史上最高の製作費7200万ドル(約97億円)をかけたその超大作の名は『RRR』。英国植民地時代の激動のインドを舞台に、2人の男の友情と使命がぶつかり合う様を豪快に描くアクションエンタテインメント。

1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、大義のため英国政府の警察となったラーマ。それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、互いの素性を知らずに、運命に導かれるように出会い、無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに、2人は友情か使命かの選択を迫られることになる。
 

 

 




いやいやいや!(笑)

となるところが一杯あります。
バーフバリがお好きだった方には絶対ハマります。

 

 

 

 


というか期待を裏切らない!

史上最高濃度の映画体験(エネルギー)を浴びろ!
というキャッチコピーは間違っていませんね。

インド映画史上最高の製作費7200万ドル(約97億円)をかけたっていう触れ込みも納得の豪快さです。


ストーリーはベタでともかく熱い!!んだけど、3時間強あっても全く飽きさせない展開だし、音楽やダンスも進化していてカッコいいんですよね。
これはもう、ラージャマウリ監督の力量だと思います。
 

 

 

 


マーベルシリーズなども、超人的なヒーローはいますが、いずれも特殊スーツを身に着けていたり、神や宇宙人だったり、人体改造などされている設定ですが、こちらはすべて生身、素手、です。

 

虎とタイマンで戦うし

 

 

 

 

走ってくるバイクを素手で掴んで投げるとか(笑)

 

 

 

 


RRRの定義は色々あるかと思いますが、映画内では以下のように3つの章で紹介されます。

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インド山奥の小さな村。
そこに歌とボディペインティングの巧い少女がいました。
冷酷な英国領インド帝国総督夫妻がその村を訪れ、

 

 

 

 

その少女を気に入った夫人は、有無を言わせず少女を連れて帰ってしまいます。
ゴーンド族の不屈の男、コムラム・ビームは、必ず少女を取り返すことを近い、仲間とデリーに向かいます。

 

 

彼の強靭ぶり、そしてどんな手を使ってでも娘を取り返しに来ることはデリーでも噂になり恐れられています。

 

 

 

 

 


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イギリス政府の警察官となり、内なる大義を秘めた炎の男、ラーマ・ラージュは異常なほどの忠臣。

イギリス人に対して暴言を吐いた人物を捕らえよ!と命令されれば、何千人と集まった群衆に袋叩きにされても全くひるまず、その人物をつかまえて戻ってくるほど、イギリス人も恐れる強者。

 

 

ビームを捕まえられるのは、ラーマしかいないだろうと、彼に白羽の矢が立ちます。
生け捕りにすれば出世が約束されており、彼にはどうしても警察内で出世しなくてはならない秘密がありました。

 

 

 

 


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デリーで修理工などに身をやつしながら暮らしているビームたちですが、一向に少女の行方はつかめません。
仲間の1人が反政府の集会でラーマと知り合ったのですが、彼が警察と知り危うく逃走。
ラーマはその者の似顔絵を持って、街中を探していました。


ある日、燃える列車が川に落ち、川で助けを求める少年。
橋の上ではラーマが、川岸ではビームが、少年を助けようと二人で力を合わせて救出。

 

 

その縁で、二人は大変親しくなり、お互いの素性を知らずに唯一無二の友情を結びます。

 

 


まぁここまでが二人の紹介といった前振り。
 

 


後半は、素性がバレてしまったビームと、お互い、敵同士となり死闘を繰り広げたり、ビームを拷問しなくてはならないラーマの葛藤。

 

 

 

更には、囚われの身となったラーマを奪回に行くビーム。

とお話は盛り上がります。
 

 

 


昔のように、意味もなくやたら踊るといったシーンはありませんが、ビームとラーマの超高速「ナートゥダンス」が圧巻です!

 

 

 

 

スコット邸宅でのパーティで、イギリス人男性から「お前たちにダンスの芸術性など理解できるか?」と挑発されて踊り出し、やがてイギリス人女性たちもみんな、ドレスで一緒に踊り出すんです。

この動画は本当にサワリだけなんですけど。

 

 

 

 


そしてインド映画あるあるの痛快アクション!

その辺に生えてる草をすりつぶせば、蛇の猛毒も解毒できるし、骨折?した脚だって治ります。

 

 


少女を奪回するためなら、イギリス人邸宅に猛獣を解き放ったりもします。

 

 

 

 


銃もありますけど、最後は弓矢ですよね!

射っても射っても矢はなくならないよ!

 

 

 

 

 


ビームは重量級のラーマを肩車した状態でも全力疾走してガンガン戦えます!

 

 


映画館内のお客さんも笑っちゃいます。
 

 



誰が見てもわかるように、ということなのか、セリフも少なめ。
初対面のビームとラーマが川で少年を助けるときも、一切会話ナシ!
野球のサインみたいに、身振り手振りだけで以心伝心。無言で助けちゃいます。




ただまぁ基本的には「イギリス軍人とインド民間人の殺し合い」なので、そのあたりが苦手な人は難しいかな。
ていうか、徹底的にイギリス人は極悪人で、ガンガン殺されるんですけど、よくこれだけの白人が出演したな、と思ってしまいました。
 

 

それ以外は、もう本当に痛快!

スカッとしますよ!!