バーフバリ 伝説誕生 | akaneの鑑賞記録

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DVD借りて観ました。

いや~こちらも面白いですね!
でも「王の凱旋」の方から観る方が絶対いいと思う!
昨今の盛り上がりも、バーフバリ2の方からハマった人が多いってことですもんね。
「王の凱旋」の方がやっぱりスケール大きいし、完全無欠のアマレンドラ様を堪能してから、「伝説誕生」で細かいところを補填するのが非常に分かりやすい!
産まれたばかりのマヘンドラを連れてシヴァガミが逃げ、川にたどり着いたところから始まるので、ちょうど「王の凱旋」のアマヘンドラパートのラストと繋がるし。
それにしても、前編後編共に色々な伏線が張り巡らされていて、それがうまい具合に絡んで解き明かされていくので、飽きませんね。
デーヴァセーナ王妃がなぜ、25年間も幽閉されている間、枯れた小枝を拾い集めていたか、その恨みの深さなんかもよく分かります。


前半は、シヴドゥ(マヘンドラ・バーフバリ)が拾われてから25歳になるまでのお話。
わりと脳筋タイプのヤンチャです。気は優しくて力持ち的な。
ずっと滝の上に憧れ、崖を登り続けてます。
ある日、木製の仮面が滝の上から落ちてきて、美しい女神の幻影に導かれて滝の上の国までたどり着きます。
その女神がメチャクチャ美人!タマンナーさん、メッチャ美人ーーーー!!

 


実はクンタラ王国の女戦士アヴァンティカなんですが、このギャップ!

 

同一人物とは思えませんでした。

なんやかんやあって、二人は恋に落ち、ウフフ…アハハ…なシーンが来ますが、アマヘンドラの時より各段にエロいです。
村の男子な割には、ませてるぞ!
踊りながら服を1枚ずつを脱がせていって、裏返しにすると真っ赤な衣装に早変わりとか、木の実や花の色素でお化粧を施したり。
イタズラで彼女に描いたタトゥーが、二人あわさると1つの模様になっていたり、美しい宮庭の中で、様々に衣装を変えてのダンスシーン。美しいですーーーー!

マヒシュマティの兵士たちに攻め込まれ怪我をしたアヴァンティカに変わり、シヴドゥがマヒシュマティへデーヴァセーナ王妃奪回に行くことに。
ここでクンタラ王国の面々が、なぜすんなりシヴドゥを代わりに行かせるのかちょっと謎でしたが、25年前、父のアマヘンドラが身分を隠してクンタラ王国で過ごしていた時「シヴドゥ」と名乗っていたらしい。

日本版ではこのシーンカットされてるそうですが、こういう細かいところもニクイ脚本です。


シヴドゥは混乱に乗じてデーヴァセーナを助け出して脱出しますが、バラーラデーヴァの息子バドラ王子の部隊に攻め込まれ、激しい戦いになり、ついにはパドラ王子の首を撥ねます。
「王の凱旋」で、マヘンドラが現われた時に、なぜデーヴァセーナがバドラ王子の首を持ってたの?と思ってたんですが、こういうことだったんですね。
一騎打ちとなったカッタッパはシヴドゥの顔をみてビックリ!!!

息子マヘンドラは生きていたーーーー!!!
そこで「あなたはマヒシュマティの王、アマレンドラの息子、マヘンドラ・バーフバリです!」と告げ、父アマレンドラ・バーフバリの生涯を語り出します。

で、ここから父アマレンドラの幼少期からの回想シーン。
バーフバリとバラーラデーヴァは成長して帝王学を身に付け、文武両道に優れた王子となり、王位を決める試練を難なく成し遂げていきます。

シヴァガミはどちらを王位に就けるべきか迷い、「蛮族カーラケーヤ族長を討ち取った方を王位に就ける」と提案します。

この戦いの編隊なんかは、まさに「レッドクリフ」そのものですね。
圧倒的に不利な条件にされたアマヘンドラですが、知恵と慈悲の心で戦い抜き、族長を追い詰めたところで横からバラーラデーヴァが勝利を横取り。
シヴァガミは「バラーラデーヴァは戦いに夢中になっていたが、バーフバリは国民を救うことを考えていた」と理由を語り、バーフバリは歓呼の声が挙がる中で王位に推薦されます。

このあたりから「王の凱旋」に繋がる訳ですが、黄金の像を建てる戴冠式の時期にマヘンドラが潜入して攻めこんできたきっかけとか事情も細かくよくわかりますし、これは前編後編、何度も繰り返して観たくなりますね。

それにしても、マヘンドラが女神の幻影に導かれて滝の上に行ってから、マヒシュマティに潜入するまで、2~3週間しか経ってないんですよね。
それで村の兄ちゃんから王になっちゃうってのが凄いけど…ま、血筋ってことで。
父アマヘンドラの義母シヴァガミ同様、強い母デーヴァセーナがついてますから大丈夫でしょう(笑)