三橋貴明と渡邉哲也 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

「三橋貴明氏と渡邉哲也氏の対談本「これからヤバイ世界経済」の書評をお届けします。私は本当にヤバイのは日本経済だと心配しているのですが?」

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『二人のスタンスの違いが際立つ』


デビュー当時から盟友として知られる三橋貴明氏と渡邊哲也氏の対談本。三橋氏が「ぶっちゃけています」との事だったので早速、手に取ってみた。正直もっと「ぶっちゃけて」欲しかったのだが、三橋氏と渡邉氏のスタンスの違いが際立つ内容だ。ナショナル重視の三橋、ビジネス重視の渡邉という感じである。

『これからヤバいグローバリズム』

本書の特に三橋貴明氏の危機感としては、世界の諸問題の根本原因を「グローバリズム」としている点だろう。簡単に言えば、国境や国家が溶解して、国民が底辺への競争を強めた結果、世界中が貧困化し、発展途上国刻化して、混乱が広がるという事だ。多くの日本国民にとっては、百害有って一利ナシである。

『マジでヤバイ安倍政権』

幸いな事に主要国の中で日本だけがグローバル化に取り残される事で、この危機を回避出来る条件が整っているのにも関わらず、グローバリズムを5周回遅れくらいで進めているのが安倍総理という現実を三橋氏は読者に突き付ける。正に「これからヤバイ安倍政権」なのだが三橋氏の懸念は多くの国民には届いていない。

『本当にヤバイ中国崩壊?』

この手の時事ネタを扱う書籍の宿命であるが、対談した時の予想と現実が違ってしまうケースも有る。出版した瞬間にウソになってしまうという正に「ヤバイ」状況であるが、本書の場合は、チャイナのSDR入りを渡邉氏は外してしまっている。IMFの基軸通貨として人民元が認められるか否かという重要問題だ。

『米中対立のヤバイ二重性』

もちろんチャイナが米国の覇権に対する挑戦者ではあるものの、同時にグローバリズムに乗って経済成長して来たのもチャイナの真実である。渡邉氏の好きな「儲け」が、そこにある以上、単純に中国崩壊に突き進むというよりは、チャイナに構造改革を仕掛けて「儲け」ようと考える勢力がいるのが自然だろう。

『ヤバイTPPと日本経済

渡邉氏と三橋氏の違いが際立ったのは、TPPに対する考えである。大枠賛成で各論反対の渡邉氏と、TPPが亡国のトドメになるとする三橋氏の違いは明白である。三橋氏は、日本の亡国は防ぎ様が無く、亡国後の日本の再生まで視野に入れているようである。現実的な判断だろうが、何か手立ては無いだろうか?

『本当にヤバイ自民党』

両氏に共通する事項として挙げられるのが自民党との関係である。三橋氏は自民党員であるのを公言し、渡邉氏は麻生副総理が仲人という関係で、動画サイトでも「今日、自民党本部に行って来ました」と公言するくらいである。しかし困った事に今の日本の最大の問題点は、与党自民党の機能不全なのだ。

『健全なヤバイ野党が必要』

三橋氏と渡邉氏が存在感を強めたのは、民主党政権時代の野党自民党の頃である。民主党の数々の売国政策に警鐘をならす自民党は何とも頼もしかったが、与党になった途端、TPP参加、消費税増税、事実上の移民受け入れと民主党以上の売国政党に成り下がってしまっている。昔の自民党のような野党が必要だ。

『反グローバリズムの保守政党を望む』

三橋氏は自民党から参議院選挙に立候補して渡邉氏が選挙応援をした実績がある。二人には、売国政党と化した自民党と縁を切り、自ら反グローバリズムの経世済民の政党を立ち上げ(あるいは参画し)、今後も国民を貧しくする政策を続ける安倍自民と対決して欲しい。二人の影響力は思った以上に大きいのだ。

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「マーティン・デニー/蘇州夜曲ほか」


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