宮崎駿論 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

「007やスターウォーズなどの人気シリーズ映画が相次いで公開されていますが、宮崎駿監督を含めたバラエティに富んだ映画批評をお届けします」

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『仕事が忙しいとどうなるか?』

実は私、最近仕事が非常に忙しい状況です。第一段階では、普通に頑張る。第二段階では、無理をして頑張る。第三段階では、身体が言う事を聞かない。第四段階では、気力が無くなる。という感じで、そろそろ第四段階まで来ている感じです。まあ簡単に言うと仕事をサボっているのですが、それで映画を見ています。

『究極のお莫迦ムービー』

私は小学生の頃から007が結構好きで、一番のお気に入りは「ゴールドフィンガー」次が「女王陛下の007」です。ゴールドフィンガーは、ボンド映画の総ての要素が揃っている傑作で、女王陛下の007は、リアリズムを追求の究極の作品です。基本的には娯楽お莫迦ムービーですが、現在、最新作が公開中です。

『007スペクター』

ダニエル・グレイグがボンドを演じる様になってから、リアリズム路線が強まり人気も高まっている様ですが、世界一周観光映画みたいな感じになっている気もします。新自由主義が進んだ英国において007を存続させる苦労が感じられ、ボンド(国民国家)の本当の敵は、グローバリズムなのが良く解ります。

『スターウォーズの正体』

007以上に話題が、スターウォーズ・フォースの覚醒ですが、公開二日目に早速見て来ました。正直エピソード1から3は、
CGの使い過ぎでアニメやゲームに見えてしまったのですが自らファンを公言するJJエイブラムス監督によって公開第一作のエピソード4の雰囲気を感じさせる作品に仕上がっています。

『アメリカの建国神話?』

スターウォーズに関してはコレはアメリカの建国神話ではないか?との疑念をエピソード4を小学生の時に見た時から感じています。主人公の住む砂漠の惑星は聖書の舞台である中東を想起させますし、西部劇の舞台の様な辺境の惑星に住むヘンテコな宇宙人は、奴隷や移民やアメリカ先住民族のアナロジーです。

『現在、神話を絶賛!編纂中』

我が日本民族は、7世紀に建国神話の編纂を終えましたが、成立して間もない米国では、ハリウッドを使って現在建国神話を編纂中であり、それが「スターウォーズ」という訳です。それ故「ジェダイの復讐」を入れ換え制では無かった中三当時、三回連続で見た私ではありますが、疑念の目で見てしまいます。

『何とも言えない感慨』

例えば英国籍俳優が演じる黒人の帝国軍の脱走兵は、世界各地で虐殺を繰り返す米軍や、奴隷解放を想起させ、同じく英国人の若手女優は、演技は上手かったのですが、女性解放運動のアナロジーでしょう。ストーリーについてはネタバレ故に差し控えますが、今後の展開を含め何とも言えない感慨が残りました。

『風立ちぬを今頃見ました』

正直「フォースの覚醒」については、もう少し時間が経ってから考えたいのですが、何とも言えないモヤモヤが残ったので、こんな時の為に敢えて見ていなかった宮崎駿監督の引退作品「風立ちぬ」を今頃見ました。宮崎監督の大ファンと公言する古谷ツネヒラ氏が感情的な批評をして見る気が無くなったのです。

『政治論争に自ら巻き込まれる』

宮崎駿監督は、政治思想的には典型的な戦後サヨクであり同時に大日本帝国のミリタリーオタクという矛盾を抱え込んだ人物です。それ故、この映画の公開時に言い訳めいた政治的な発言などが物議を醸し、この映画の品位を下げてしまった感は否めません。その煮え切らない態度は映画の端々にも感じられます。

『主人公は宮崎駿自身』

物語を放棄しつつあった「坂の上のポニョ」や「ハウルの動く城」に比べるとストーリーが存在している点は好感を持ちましたが、多くの人が指摘する様に、零戦の開発者の物語を借りた、宮崎駿本人の自分語りの物語である事は、間違いの無い事実でしょう。自らを主人公にした自己礼賛映画なら引退も納得です。

『時の流れを感じた映画は史上初では?』

スターウォーズについては同じシリーズ映画で30年以上経って同じ役を同じ俳優が演じる映画は、史上初めてでは無いでしょうか?若々しいハンソロやレイア姫やルークが、歳を取ったという点が画期的な事かも知れません。時を止める役割である映画で、時の流れを感じさせたのがモヤモヤの原因かも知れませんね。


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「マーティン・デニー」


言論ポータルサイト『進撃の庶民のブログ』は行き過ぎたグローバリズムなどに警鐘を鳴らすブロガー支援目的のサイト。毎週水曜日にコラム寄稿。




  



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