あおのさとさんがみいらとりという記事を書いておられました。
そもそもは「木乃伊(ミイラ)取りが木乃伊になる」ということわざで、
人を探しに行った人が、帰って来なくなり、逆に探されることになるとか、そこから転じて
人を説得に行って逆に論破され、相手の意見に同調してしまう。という意味になります。
そこでここでミイラ取りとは何なのか?という疑問が生じます。
これは文字通り、エジプトのファラオのミイラとか、日本の出羽三山の即身仏のように、乾燥されて長期保存が可能となった遺体のことを指し、ミイラ取りとはミイラを探すハンターのことです。
博物館に展示するのかって?それは違います。
古くから漢方において、ミイラは薬として珍重されて来たのです。
効能は出産後の出血や、刀傷、吐血、下血、気病み、痰、胸痛などだそうです。(吐血を繰り返している谷やんに飲まそうかな?🤣)
ですからミイラを取って来て薬種商に売れば大金を得ることができるのです。
ところがミイラができるような土地は乾燥が厳しい砂漠のような所に加えて、昔の人は盗掘を恐れてわかりにくい場所に墓所を作ったので、おいそれと近づけないどころが、遭難する危険性もあったのです。
ですからミイラを金のために取りに一攫千金を狙って行った墓泥棒が逆に遭難して自分がミイラになることがことわざの由来です。
やはり一攫千金には手を出さない方が無難ですね🤣
写真はお借りしました