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現在、心理学をとおして
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毎日の子育てに心から喜びを感じられる              
カウンセリングを行っています。        
   
  

子育てのつらい気持ちとさよならをして
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初めていらした方へ

自分に優しい「セルフコンパッション」
概要はこちら↓

https://ameblo.jp/mintomolu/entry-12659926085.html?frm=theme

 

 

こんにちは。

 

親子専門カウンセラーの

岬真由美(みさき まゆみ)です。

 

 

いつもたくさんのご訪問をいただき

ありがとうございますニコニコ

 

 

前回は

身体の痛みがなかなか消えない

クライアントさんのお話を

お届けしました。

 

 

前回の記事

 

 

「私も同じように

 思ったことがあるけれど

 

 親の面倒をみたくないと思う私って

 冷たい人間なんじゃないかな…」

 

そう思った方も

きっといらっしゃいますよね。

 

 

(実は、過去の私もそうでした…!)

 

 

そんな方はぜひ

今日お届けするKさんのお話を

読んでみてくださいね。

 

 

現在、お父さんが

老人ホームに入られていて

 

週に2~3回はホームまで

お父さんに会いに行っているKさん。

 

 

施設に対する不満も出てきていて

別のホームを探しているとのことでした。

 

 

「父が施設で

 大切にしてもらえていないみたいで…

 

 施設の方に言っても

 状況が変わらないんです。」

 

 

このようにおっしゃるKさんの

お話を伺っていくと、、、

 

 

Kさんがホームに行くと

いつも、さっそく

お父さんの愚痴が始まるのだそうです。

 

 

「呼んでも(職員の方が)

 すぐ来てくれないんだよ。」

 

 

「だれもおれの話を聴いてくれない。」

 

 

「こんなホーム早く出たいわ。」

 

 

「(職員の方に)お菓子をあげると

 優しくしてくれるから

 今度○○のお菓子買って持ってきて。」

 

 

…ところが

施設のスタッフの方に確認してみると

 

 

「そんなつもりはないんですけどね…

 

 でもわかりました。

 よく気を付けてみておきますね。」

 

 

「いつもほがらかにされてますよ。

 

 この間こんなお菓子いただきました。

 ありがとうございました!」

 

 

というお返事。

 

 

何だか話がかみ合いません。

 

 

でもKさんは、お父さんが

毎日さみしい思いをしていると思い

 

愚痴を聞いては

 

施設の方に

「よろしくお願いします」と

 

頭を下げることを繰り返していました。

 

 

「でも、もう疲れてしまって…

 

 違うホームを探しているんですけど

 良いところも見つからなくて」

 

 

「ホームも

 私一人で探しているんです。

 

 私ばっかり…」

 

 

「本当はもう

 父の愚痴を聞くのもしんどくて、

 

 でもそんなことを思う私は

 やっぱり冷たい人間なのかと思って…」

 

 

そこで

こんな質問をしてみました。

 

 

「Kさんはなぜ

 お父さんの愚痴を

 全部聞いてあげないといけない

 と思うのですか?」

 

 

Kさん

「聴いてあげる人が他にいないんです」

 

 

「ご兄弟は

 お父さんの話を聴かないのですか?」

 

 

Kさん

「はい、父は私にだけ愚痴を言うんです。

 

 兄弟たちは会いにも行きません。

 

 父が、私だけに会いに来てほしい

 と言うからです。」

 

 

「なぜですかね…」

 

 

こんなふうに

しばらくやり取りを続けていて

 

わかったことがありました。

 

 

お父さんの話は普段から

愚痴が多くて尾ひれもつくので

 

ご兄弟の方たちは

昔から話を聴きたがらなかったこと。

 

 

でも、長女のKさんは

 

聴いてあげないのは

子どもとして冷たいのではないか

 

自分だけでも父親の話をちゃんと

聞いてあげなければいけない

 

と思っていたこと。

 

 

でも、それも疲れてきて

本当は私だって聞きたくないんだよなぁ

と思い始めたこと。

 

 

 

話をうんうんと聞いてくれるKさんに

愚痴を言いながらも

 

お父さんはホームの生活を

それなりに楽しんでいる

 

ということもわかりました。

 

 

お父さんの寂しさや

優しいKさんに会いたいお気持ちは

すごくよくわかるんですよね…

 

 

でも、子どもだからといっても

お父さんの望みを

全て引き受ける必要はありませんよね。

 

 

Kさんは

もっと負担を軽くしてよいですし

 

会いに行って

お父さんが愚痴を言い始めても

 

「今日は疲れているから

 ちょっと聞くのはしんどいかな」

と伝えて

 

聞くことをしなくてもいいのです。

 

 

それでお父さんが不機嫌になったり

寂しそうな顔をしても

 

その感情をKさんが引き受ける必要は

本来は無いんですよね。

 

 

そうは言っても、Kさんは

お父さんのことはやっぱり好きで

 

時々は会いに行ってあげたいな

という気持ちがありました。

 

 

セッションの中では

私もその気持ちに寄り添い

Kさんの心の奥底に光を当てていきました。

 

 

そしてKさんは最終的に

心の一番奥にあった

根本の苦しみから解放されます。

 

 

そうして、自分を責めることも

どんどん減っていきました。

 

 

疲れている時に

お父さんに会いに行かなくても

罪悪感を感じないで

いられるようになりました。

 

 

会いに行っても

お父さんの愚痴を全て聞くことを

やめられるようにもなりました。

 

 

そうすると不思議なもので

お父さんの愚痴は

以前より少なくなったそうです。

 

 

そして、ホームでの楽しいできごとも

話してくれるようになったのだそうです。

 

 

そして、お父さんのために

もっと良いホームを探さなければ

と思っていたことも

 

いつのまにか解決してしまったのでした。

 

 

 

 

Kさんは

 

お父さんの話を聴きたくない

と思っている私は

 

冷たい人間なのではないか

と思っていました。

 

 

もう話を聴くのは嫌だなぁ

と思っているのに

 

そんな気持ちを押し殺して

お父さまの話を

聴いてあげようとするKさんは

 

とても優しい娘さんですよね。

 

 

でも

よくよく考えてみると

 

Kさんは

お父さんには優しいけれども

 

ご自身の気持ちに対しては

とても冷たいことをしている

 

ということになります。

 

 

つまりKさんは

「自分自身に冷たい人間」

 

となるわけです。

 

 

でも

自分に優しくすることは

 

本来は自分自身にしか

できないことなんですよね…照れ

 

 

ですので、

 

このブログを

読んでくださっているあなたが

 

誰かに対して

自分は冷たいかなと思ったときには

こう思ってみてください。

 

 

「私は、自分の気持ちに対しては

 冷たくなっていないかな?」

 

 

そして

ほんとうはやりたくない気持ちを

ジャッジせずに

受容してあげてくださいね♪

 

 

ご家族の幸せと

あなたの望む人生を応援しています黄色い花

 

 

最後までお読みくださり

ありがとうございました。

 

 

 

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