いつもご訪問いただきまして
ありがとうございます
今日は、心理学用語で
「認知の歪み」と呼んでいる
「思考のクセ」について
お話しさせていただきますね。
「認知」とは
ご存じの通り、物事に対する
考え方やとらえ方のことですよね。
これは
人によって個人差があり
同じ状況に遭遇しても
何を感じるか、どう受け取るかは
それまでの経験や
考え方によって違うことも
皆さんよく知っておられると思います。
ひとりの同じ人間の心でさえも
調子のよい時・悪い時や
過去と現在でも
ものごとの受け取り方が
変わってきたりしますものね…
例えば
同じ小さな失敗に対しても
すぐに忘れてしまう人もいれば
いつまでもくよくよと
悩み続けてしまう人もいる。
何かうまくいった経験に
心から喜びを感じる人もいれば
喜べずに
すぐに悪いことが起きるに違いない
と思ってしまう人もいる。
目の前の人が
不機嫌そうにしていても
気にしない人もいれば
相手は私のせいで
怒っているに違いないと
思い悩む人もいる。
後者の人は
目の前の事象に対して
つい否定的な思い込みや
決めつけをしてしまう
という人たちです。
私も昔はたくさん
やっていたんですけれどね(笑)
この否定的な思い込みのことを
「認知のゆがみ」と言います。
起こっているできごとの
事実をゆがめて見てしまっている
という意味ですね^^
このゆがみから派生する
繰り返し出てくる考え方を
「自動思考」と言います。
例えば
「私は何をやってもダメな母親だ」
「新しいことに挑戦しても
失敗するに違いない」
「あの人は私を責めているに違いない」
このような否定的な自動思考が
日常的に頭のなかにあると
気持ちが苦しくなっていって
行動ができなくなり
自分のストレスを
どんどん増やしていってしまいます。
思考が
感情や行動に繋がるプロセスを
ちょっとご紹介してみます。
状況・出来事
↓
認知する
↓
思考する
↓
感情が動く
↓
行動する
状況やできごとに対して
感情は見えやすいのですが
感情が起こるもとになるのは
内側に隠れている認知のしかたです。
もし認知のしかたが
否定的な見方の場合は
否定的な認知
↓
否定的な思考
↓
否定的な感情
↓
否定的な行動
となります。
一度感じてしまった
否定的な感情を
抑えようとしたり変えようとしても
根本にある
認知のし方を変えなければ
同じ感情は何度でも
やってくるというわけですね。
行動を
肯定的に変えていくには
感情と思考をさらに遡って
認知のしかたを肯定的に変えていく
という必要があるのですね。
認知のゆがみには
さまざまなパターンがありますので
また改めてご紹介を
していきたいと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございました♪