大塚国際美術館



待望、2度目の訪問です。

初めて来たのは2年前、2017年の春。⇒(2017年4月15日のブログ )

昨年、紅白歌合戦で中継されたおかげで、入場者数は右肩上がりだそうです。

私はその時疲れて寝てしまい、折角の放送を見逃しましたが・・・。


この日は朝9時から【花見山・心の手紙館 】に立ち寄って来たので、⇒

美術館に到着した時、時刻はすでに11時近くになっていました。


Ambassadorを務める、マリウス葉さんの大きな垂れ幕。

お母さまは元タカラジェンヌの燁明(よう あきら)さんだそうです。

美男は絵になるなぁ。



下に降りていくと、こんなにおしゃれなテーブルと椅子が。

自由にここで休憩することが出来ます。





美術鑑賞する前に、早めのランチにしました。

1階にあるレストラン、“Garden (ガーデン)”。11時オープン。

100席用意されています。係りの方が窓側のお席へ案内して下さいました。



館内、フレンチアートのフェア的なことをやっているようでした。

美術館は、色々な企画を考えているので、いつ行っても面白いと思います。





四国は鯛が美味しいので。和食をチョイスされる方がほとんど。

私は、パリの台所シリーズ第一弾!【春のランチ】にしました。


これだけのボリュームで、1300円。野菜サラダだけでもお腹が一杯に。

食後に紅茶を付けても2000円でおつりが来ます。




メインディッシュは鶏もも肉のソテー。

赤ワインソースで頂くのですが、とても柔らかくて美味しい。白いパンもふわふわ。

付け合わせのアスパラガスやリヨネーズポテトが、これまた美味でございました。

リーズナブルな価格でどれも美味しく味に大満足のランチ。ごちそうさまでした。





昼食後の絵画鑑賞時間は、残り2時間半ほどしかありませんので、

今回は見たいと思う絵だけを鑑賞することにしました。

実は連日頑張りすぎたせいか、股関節が痛くて歩くのが大変な状態でして・・・。

無理は禁物と自分に言い聞かせておきながら、結構歩きました(笑)。


【皇帝ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの戴冠】


この写真では全く伝わりませんが、大きさは、縦621X横979センチと巨大。

1つの部屋の壁一面に飾られていますが、約10mの長さを目で追うのも大変です。

 

パリのノートルダム寺院での戴冠式の模様だそうですが、

先日のノートルダム大聖堂の火災で、この絵の事が紹介されていました。

スケールの大きさと豪華な感じが私は好きです。前回と同じく、しばらく座って鑑賞。

絵をライトアップしているせいか、神々しいオーラ全開の作品に見えました。





ムリーリョ・バルトロメ(1617-1682)作 【無原罪の御宿り】


添付の説明によりますと・・・

17世紀を通して、スペインで大衆の間に浸透していったマリアの信仰を示す主題。


タッチが優しく、色合いが全体的に淡い感じが素敵です。

今回はこの絵がとても印象に残りました。




こちらも、ムリーリョ・バルトロメの作品で、【ロザリオの聖母】。

マリアを数多く描いたムリーリョの代表的な聖母子像。

イエスの手にはロザリオが。




雨がずっと降り続いていましたが、モネの大睡蓮をのぞいて見ることにしました。

ここが中心部で、周りが池になっていますが、栽培中の睡蓮はどうなっているでしょう・・・?

地下2階、カフェ・ド・ジヴェルニーの向こう側です。





すでに開花しているものがありました!

前回は全く影も形もない状態だったので、今年は成長が早いのでは?





可憐で小さな睡蓮が、早くも開花。きれいですねぇ。咲いてくれてありがとう!

雨に濡れて、ぐんぐん元気になっていく睡蓮ですが、

逆に私は、雨で身体がどんどん冷えて、元気が無くなってきました・・・。




モネの睡蓮画と、本物の睡蓮とのコラボレーション。いかがでしょう?




かなり疲れて来たので、大好きな【スクロヴェーニ礼拝堂】に戻って瞑想(笑)。

心地いい空間が至る所に存在する、大塚国際美術館です。


【冥府の降下(アナスタシス)】11世紀前半


説明によりますと・・・

十字架を手にしたキリストが冥府の扉を打ち壊し、

アダムとエヴァ以下善き行いを成した正義の者たちを連れ、天国へ行くところ。

左側に立っているのは、ソロモンとダヴィデ・・・だそうです。




帰宅後チェックしてみれば、ほとんど絵画の写真がなく、

やはり開館時間とともに鑑賞を開始するのがベストのようです。



鑑賞途中でお土産選び。


昨年から通販大手アマゾンでも、いくつかのお土産が購入可能となりました。

実店舗で購入したお土産も、店頭で手続きをすれば宅配して頂けます。(クロネコヤマト)

私もこのサービスを利用して自宅に送りました(送料2300円)。


1番のおすすめはこれです!では開けますよ~





ほら、あなたのムンクがこんなに沢山います!

1日限定50個美術館のみでの販売。四国の伝統菓子和三盆糖です。756円。

口に入れたらその滑らかさに驚きます。甘さ控えめで大変美味しいです。


こんなに美味しい和三盆糖を食べたのは初めてかもしれません。

箱のサイズは縦10x横9x幅2cm。お持ち帰りできるコンパクトサイズです。




徳島で200年以上も続く、老舗中の老舗の(有)鳳月坊

信じられないほど手間のかかる工程を経て、美味しい和三盆糖が出来上がります。



和三盆糖をもう一つ購入しました。

真ん中にゴッホがいる、ヒマワリ和三盆(756円)

こちらは香川県のばいこう堂さんの商品です。




四国名産の和三盆ですが、産地が違う徳島と香川の和三盆糖を

この機会に是非食べ比べてみてください。全くちがう口どけに驚くことと思います。

個人的な感想ですが、キメの細かさは、徳島産に繊細さがあります。



ルノワール【団扇を持つ少女】


神戸風月堂のレスポワールが入っています。(864円)

ムンクの叫びのキャンディー。前回好評につき、また購入しました。(432円)




モロゾフのチョコレートが2種類。

左がクランチ、右がミルクチョコレート。(540円)

ゴッホのひまわりも、色々な絵がありますね。




帰りは、美術館前(14:55発)より岸和田観光バスに乗り、

途中、淡路サービスエリアで下車して、またお土産購入。

愛媛の銘菓、ポエムの瀬戸内レモン味。爽やかな味でした。


バスはネットで要予約ですが、運よく座席に余裕があれば乗車できます。

この日は1組のご夫婦が飛び入り乗車。次の乗車場所のホテルではお客様が多くて

合計35人もの乗客がこのバスを利用しました。(前回はたったの4人)




ゴールデンウィークに訪問される方に朗報。


開館時間が延長されるそうです。08:30-19:00、(最終日の5/6(月)は17時まで)。

オープン時間も1時間早いですし、これだけあれば相当ゆっくり滞在出来そうです。

すべての作品を鑑賞するなら、4kmもの距離を歩くことになりますので、

体力を温存させながら、自分のペースでお楽しみくださいね。


次はいつ頃行こうかなぁ・・・。









旅行3日目。


天気は雨の予報でしたが、ホテルを出た時には霧雨程度。

早朝7時には、すでに徳島行きの高速バスに乗車です。

神戸三宮からわずか1時間半ほどで、四国徳島に上陸。


心配していた雨ですが・・・。

バスを降りた直後に、予報的中。雲も低くなってきて本降りとなりました。

こんなお天気ですが、大塚国際美術館に行く前に時間があったので、ちょっと寄り道です。



NPO法人 【花見山・心の手紙館


この場所を知ったのは2年前。TBS朝の情報番組(朝チャン)でした。

その時はちょうど四国の旅行から戻ってきた時で、いつか行ってみたいと思いました。

念願叶っての訪問。鳴門公園から路線バスに乗って10分足らずでバス停到着。(八木の鼻)




春になると、山に続く道の両側に咲く“しだれ桜”が350本。

来訪者を迎えてくれます。ここから建物を目指して歩きます。

帰りの高速バスからも、花見山の様子が見えて、きれいでした。




途中から結構、坂がきつくなってくるのですが、

ゆっくりした速度で歩いていけば大丈夫です。とはいっても雨が・・・。

傘をさしての写真撮影は意外と大変でした。




これほどの数のしだれ桜を見たことがありません。

雨が降っていても美しものは美しいです。

うぐいすが鳴いていました。風情があって本当に素敵な場所です。

まさしく癒しの空間。桜のほかにもツツジや紅葉など多数。四季を通して楽しめます。


風にゆらゆらと美しい しだれ桜



正面に見える建物が【花見山・心の手紙館】。


坂がきつくてもゆっくり行けば大丈夫


NPO法人【花見山 心の手紙館】にようやく到着。

超スローペースで歩いて来ても10分ほどでしょうか。


ここはかつて、外交官の住居として使われていました。

エフェドリンを発見した長井長義 (ながいながよし)氏(奥様はドイツの方)のご長男が

晩年ここで暮らしたそうです。ご長男は勝海舟のお孫さんとご結婚されていたというので

ビックリです。ドイツから取り寄せた建材もあって、素敵な洋館です。入館料無料。

理事の中野シゲ子さんが、説明して下さいました。






晴れていれば、窓の向こうに淡路島や大鳴門橋が見えるそう。

見晴らしのいい高台は、とても静かで落ち着けます。

1階は休憩所、2階で手紙のサービスが受けられます。

スタッフの方は皆さん、とても親切でした。


相変わらず雨が降っていて、帰りにわざわざご厚意で下まで送っていただきました。

その節はありがとうございました。




今回の目的。

未来の自分あてに手紙を出すことです。

手紙の相手は誰でもOKですが、送り先は日本国内に限ります。

私は1年後の自分へ2枚ほど書きました。


ネットでもこのサービスを利用できますが、

出来るならこの場所へ来て手紙が書きたいと思いました。外を眺めながら・・・。

手紙は書き直しできるように、鉛筆で書いていきます。最大便箋5枚まで可能。

便箋と封筒は用意されており、自分で封をした後、希望の年数後、

こちらの方が郵送してくれます。ちなみに1-3年後の投函は、利用料1500円です。




このNPO法人を立ち上げたのは、地元で不動産業を営む渡辺浩幸さん。

東日本大震災発生後、三か月たった時に宮城県の被災地へ。

その時活動しているボランティアさんを見て、人とのつながりは大切だと感じ、

2013年3月3日にこの場所で今のサービスを開始しました。


昔小学校などの卒業記念でタイムカプセルの中に手紙を・・・というのが

ありましたが、これだと開封してもなかなか本人に届けるのは難しい。

住むところも変わっているでしょうし。


【花見山 心の手紙館】の活動は、身近な人への感謝の気持ちなどを

手紙で伝える素敵なサービスだと思います。詳細はHP でご確認下さい。

開館時間も季節によって変わります。


1年後に届く手紙・・・。

受け取った自分はその時、どのような感情を抱くのか・・・。


未来の自分へ宛てた手紙が届くのは来年4月。








 

宝塚歌劇を観劇する前に、

宝塚市立手塚治虫記念館 】に行って来ました。


宝塚 【花のみち】


今回の旅行では、どこへ行っても見事な桜に遭遇出来て、幸せでした。

阪急電車の車窓から眺める風景も、まさに春爛漫。

満開の桜の下を通って宝塚の観劇へ向かう時は、いつもワクワクします。


大劇場のお隣には、只今新しい宝塚ホテルが建設中でした。


宝塚 花のみち

池田理代子さん原作の、【ベルサイユのばら】。

この作品ほど、宝塚にマッチしたものはない気がします。




手塚治虫記念館は今年2019年で25周年目。

手塚氏は、5歳から24歳までの約20年間を宝塚で過ごされました。



エントランスホールの天井も新しくなったそうです。

前回の訪問が8年前のことなので、どれが変わったのか分かりませんでした。



 

宝塚歌劇の大ファンであった手塚氏。


【リボンの騎士】サファイア姫のモデルとなったのは、宝塚で娘役だった淡島千景さん。

娘役でありながら、時々男役にも扮装した淡島さんをヒントに、

リボンの騎士の作品が誕生したと言われています。

今回2回目の訪問で、カードのスタンプは、サファイヤ姫でした。





私の中では手塚作品の代表と言えば、やはりアトム。

鉄腕アトムの存在が、4月7日生まれの私のみならず、

のちの人生に多大な影響力を与えているのは確か。


ご自身でもテレビで語っていらっしゃいましたが、

ロボットクリエーターの高橋智隆さんが作った【Robi】は、

どことなく鉄腕アトムの雰囲気を漂わせていますね。


手塚氏の作品はどれも凄いです。




第76回企画展として、

【生誕90周年記念 OSAMU TEZUKA MANGANO KAMISAMA Ⅱ】

“フランスから見た手塚治虫”展が開催中。




鉄腕アトムの前身となった作品【アトム大使】(1951-1952)

手塚氏が22歳から23歳の時の作品です。




お土産はこれにしました。

35種類のキャラクターがプリントされているチョコラングドシャクッキー。

私が知らないキャラクター、いるかも?


宝塚歌劇の公演時間が迫ってきたので、この辺で・・・。

15時公演はB席で観劇。ここしか取れなくて。ほぼ満席状態の熱気は凄かった。





公演終了後、花のみちの夜桜も素敵でした、

足早にホテルに戻って、遅めの夕食。


お昼にデパートで購入しておいた京都のお弁当。

【わらびの里】・京点心。確か1296円。冷蔵庫に保存しておいたので大丈夫。


どのおかずも、たけのこご飯も美味で、大変美味しかったです。

あまりに美味しかったので、最終日にまた購入したかったのですが、

のんびり行動していたら、時間がなくて残念。次回は毎日食べたいです!


京都のお花見弁当(わらびの里)



4月9日は、自分でも驚くほどの行動力を発揮。

【神戸市立王子動物園】、【手塚治虫記念館】、【宝塚歌劇】と

充実した1日でした。