総社古墳群は、東南方向に広がる榛名山の裾野の末端、現利根川の西岸に南北約4Kmに分布する古墳群です。
総社古墳群は、その規模や卓越した築造技術、優美な出土品などから古くから注目されており、東国を代表する古墳群の一つに数えられます。現在は前方後円墳3基、方墳3基、円墳3基が残されています。
大型古墳の分布を見ると、その立地から南北二群に分けられ、南支群には王山古墳・王河原山古墳(消滅)、北支群には遠見山古墳・総社二子山古墳・愛宕山古墳・宝塔山古墳・蛇穴山古墳があります。
古墳の移り変わりとしては、まず5世紀後半に北支群に遠見山古墳が築かれ、その後6世紀初頭に南支群の王山古墳や横穴式石室を持っていたと考えられる王河原山古墳が続きます。以降は北支群で大型古墳が造られ、総社二子山古墳(6世紀後半)⇒愛宕山古墳(7世紀前半)⇒宝塔山古墳(7世紀中葉)⇒蛇穴山古墳(7世紀後半)へと移り変わります。
(東国の雄 総社古墳群より)

総社古墳群南支群
総社町2号王山古墳陪塚1(消滅)
総社町3号王山古墳陪塚2(消滅)
総社町4号王河原山古墳(消滅)

総社古墳群北支群
総社町12号稲荷山古墳(消滅)
総社町14号大神宮様古墳(消滅)
薬師様古墳(消滅)