愛宕山古墳は墳丘全長56mの方墳で、7世紀前半の築造と考えられます。これまでの前方後円墳が姿を消して方墳という四角い形状の古墳になります。墳丘部は未調整ですが、二段築成で、墳丘斜面には葺石で飾られていたと考えられます。また、墳丘に埴輪は立てられていなかったとみられます。
石碑は巨大な自然石を積み上げた石室で、羨道が土砂で埋まっているため、石室全体の規模は不明ですが、玄室長で約7mを測る巨大な石室です。壁面の自然石も、部分的な加工が行われていると考えられ、石室を造る技術が進歩していることがわかります。また、玄室の奥壁寄り中央には、精巧なつくりの凝灰岩製の刳抜式家形石棺が置かれています。
刳抜式家形石棺は畿内でも有力者の古墳に採用される例が多く、東日本でも宝塔山古墳の家形石棺を含めてわずか数例を数えるのみです。
(東国の雄 総社古墳群より)
石室入口。石室は南側に開口。
石室内の撮影を試みたのですが、スマホではイマイチ。なのでデジカメに切り替えたのですが・・・
何か微妙(笑)
しかも虫だらけで石室内に入るの断念・・・なので
昔に撮影した石室内の家形石棺。
よくみたらオーブが!((( ;゚Д゚)))
2019.10.28
一部加筆しました。