水瓶座、11ハウスに土星が入っていると、
仲間外れになるのが怖いという恐怖心を抱かせます。
わたしの友人は月水瓶座で、
かくいうわたしも月水瓶座なのですが、
お互い土星が水瓶座です。
なので、水瓶座の表すものへの欲求という部分が抑えられるという意味合いが強くなります。

(友達、仲間、常識から外れている価値観等…。)


土星→親を示しますので、親の躾で
要求や感情をあまり出してはいけないと抑えられる部分が出る傾向にあります。
わたしは月と土星がそこそこ離れているのですが、
彼女は月と土星が0度なので、
気持ちへの自制心はわたしより強く出やすくなります。

友達に関して、親から「あまりワガママを言って自分の欲求や素を出さないようにしないといけないよ」と教えられたのかもしれません。

もしくは「友達や仲間」そのものに対して、

手放しで信じていいものだ、と思えなくなる、

良いイメージを持たなくなる経験を、

親を通じてしたのかもしれません。


確かにお互い友達がいないアピールというか、
「友達少ないから…」という発言をすることで、
自分が傷付くのを予防しているようなところがあります。
むしろ、そうしているのが落ち着いたり、

「安心」するのです。
本当は友人に興味もあるのですが(むしろ興味津々)、
はみ出して嫌われたくないので、
感情を抑えたり、自ら遠のけるような感じです。
土星の悪い作用で、怖いから遠退けると、自分が求めているものをこれからもずっと手に入れられない。そんな状態になってしまいます。

確かに友人関係というのは、
いつも頼っている相手を助けたくなるものです。

助けてくれている人から「困っている」と言われたら、喜んで助けるでしょう。
しかし、嫌われるのが怖かったり、

人の好意を素直に受け取る勇気が持てず(甘えられず)

自分の心の影と、本当の気持ちに対して

見ないフリをしていると、

結果的に深い関係を築けずに「友達がいない」

状態を自分で作ってしまうことに繋がりかねません。

土星が悪く作用すると、
悲観的で自虐的な部分が出てくるのですが、

それがかえって人を不快にさせる側面もあり、
今回の土星は、そうやってグジグジ言っていることに安心感を持つと、
「ああ、こんなこと言ってるし、

わたしのことは信頼してもらえてないんだ」
「じゃあわたしはこの人の友達じゃないんだ」とかえって傷つけることがあります。


場合によっては頼るように相手から言ってくることもあるのですが、

これは投影による作用だと思われます。

恐らく相手から言われても「だって無理なんだもん…」と悲しくなったり、頑固になるだけでしょう。
なので、まずは自分で「友達から嫌われるのが怖い」と思っている恐怖感への自覚を持って、

受容するよう努力することが必要となります。
変に友達に好かれようとするプライドも捨てた方がいいです。
遠慮がちなのは、嫌われることを極度に恐れているからです。


そして、「自分は本当は友達にありのままの自分を好きになってほしい。」と
本来の目的を理解することで、
少しずつ相手を頼ったり、
相手の親切心が受け取ることが出来るようになるでしょう。

この課題に向けて、私も向き合わないと…。

私と旦那さんは全体的にスクエア、セクスタイル、インコンジャクトの組み合わせのみなので、

お互いがお互いの求めている価値観を客観的に理解し受容する努力を必要とされる相性です。

まあ一般的にいうと「相性」は調和的ではありませんので、セクスタイルの影響で「悪い人ではない」と分かるのですが良く揉めますしよく喧嘩します。


しかし、お互いが苦手なことをお互いが補い合える特性も持っていますので、

困った時に気付かされたり、

助けられることも多いように思います。


あとは相性占いで最も必要な「縁」ですが、

彼の月蟹座が私の太陽山羊座に180度、

彼のアセン射手座に対し、私のアセン双子座が180度なので、結びつきや縁というのは存在します。


「共通アスペクト」はその人と似ている気質を示しますので、「似たもの同士」なポイントはそこで見ることが出来ます。

類は友を呼ぶといいますが、共通アスペクトは多い方が相性として良いとされる場合も多いです。

彼と共通しているのは、月と木星が90度であるというアスペクトで、

しかも2人とも月と木星以外何もアスペクトを形成していない為、その傾向はハッキリと出やすくなります。

確かに呑気でルーズな部分は似ているので、

「ゆるい」安心感や空気感があるのだと思います。だらしなくなるのがネックですが、

安心感という意味では良い意味としても影響があると言えます。


相性は正直努力出来るかどうかも関わりますし、

学んで成長出来る良いきっかけで出ることもありますので、本人がしんどいかもしれないという点では「凶」なのかもしれませんが、

気付きを与えるという意味では「吉」なのかもしれません。

逆に、「縁」というポイントがないと離れやすくなってしまうので、相性が良くても別れてしまうというのは縁によるものかと思います。

まずお相手と結婚出来るか?は相性よりも縁を重視されると良いと思います。

皆様、「性格が悪い」と思う人はいませんか?

私はいます。

しかし、「性格の悪さ」とは何でしょうか?

自分に不快な思いをさせるから?迷惑だから?

ワガママだから?言い方がキツイから?

はたまた、「自分に対して嫌な態度を取ってくる」から?


迷惑がかかる、というのは

相性による「目標への方向性の違い」もあるでしょうし、それによって「やり方が嫌い」となるかもしれません。

もしくは、その方の問題になっている「天体のアスペクト」の影響でそのようになっている可能性も高いです。


占いを学ぶ側、行う側として申し訳ないのですが、

確かに他人とトラブルになり得る、

一般的に言う「性格の悪い」アスペクトは存在します。

しかし、なぜそのような性格なのか?を理解したり、

もう変えられない気質みたいなもの、と

理解出来れば、嫌いな気持ちは変わらなくとも、

なんとなーく「理解」は出来ますよね。

この理解は「客観的に見る」ことが出来るということです。


もちろん分かっていても、

関わらないといけないと、「迷惑」だったり、

やっぱり「嫌いだな」と思ったりすることがあると思います。

いいんです、それでも。責めなくていいのです。

やはり罪悪感を感じると、罪悪感を感じさせた相手を「嫌い」になりますので(これは心理学としてあります)、

ますます嫌いにならなくていいんです。

やっぱり自分が辛くなりますからね。

なので、その人の特性を知った上で

「あーあ、やっぱり嫌いだな〜」と思って

笑って、また1日過ごしてもらえたらと思うのです。


1番大事なのは他人のどうこうではなく、

自分の「性格」についての理解だったりするのだと、私は思っています。