コンジャンクションは吉凶混合と言われています。

わかりやすい通り、くっついているので、

「影響が出やすい」のです。

特に海王星と土星の0度は扱いが難しく、

「凶」として出るケースも多くあります。

ここで言う「凶」は本人が苦しくなることで、

周りにも影響してくるというところです。


太陽に土星が0度だと、

責任感が重圧的に加わり切迫感によって

精神的についていけなくなったり、

太陽に海王星が0度だと、

社会的に汚いものや理想と離れたものを見ると

嫌気が差し、最悪壊れてしまう…。


わたし自身太陽天王星0度も持っていますが、

あまり辛い思いをしたことはありません。

なんとなく個性的でありたい気持ちはあるので、

単純だと「つまらない」と思うところはありますが、困った方には向きませんでした。

まあしいていえば、皆と目標や生き方への価値観が合わなかったりしますので、

浮いてしまったりすると苦しかったりはします。


それ以外、仕事が単発的にしか続かない、

とかもありませんし…。

むしろ限界まで我慢し続けるので、

(土星の個人天体とのアスペクトはありませんので、山羊座のせいかもしれません)

海王星のような方向で出ることはあったと思います。

太陽冥王星0度の方も、「自分の暗さ」を感じたり、人生の波が多かったり、

強制的にやり直すことがあっても土星や海王星のような悪さはなく、どこか覚悟の決まった生き方になるのではないでしょうか。

実際持っている方からお話を聞く方が確かだと思いますが、なかなか遭遇したことがなく…。


ただ、これはあくまで「太陽」でみた場合なので、一概ではありません。

火星との組み合わせで見ると、

結構「マレフィック」感は強く出やすくなると思います。


逆にベネフィックの場合はどうでしょうか。

私の見解としては、「良いところ悪いところ両方しっかり出る」イメージがあります。

月に金星が0度だと、女性的な優しさもありますが、やはり依存的な面は否めません。

どこか「主体性」にかける「他力本願」なところは出てきます。

しかし、ハードアスペクトと違うのは、

甘えん坊でワガママなところがあっても

愛嬌でどこか「仕方ない」「カワイイ」と思われやすくなるところだと思います。


月木星も同様に「大らかで優しい性格」であることは確かですが、「ルーズさ」みたいなものは出てきますので、寛容すぎる部分や人を信じやすいところはあると思います。

しかし、あまりご本人が困るほどのことは起こりにくく、何かあっても「まあいいか」となれるところは良い部分かと思います。

そういう意味ではやはりベネフィックは「吉」なのかもしれません。


ソフトアスペクトであれば両方「良い方向」で

出やすくなるのは確かです。

ソフトアスペクトは影響が「そこそこである」ということ。

ハードアスペクトは「強すぎて制御できない」、

コンジャンクションは「無意識なので気付くまで制御しにくい(気付いても影響力は大きいので扱いにくい)」ということです。


制御しようというよりはパワーの拡散や

活かし方を覚えた方がいいと思います。

制御しようとするとストレスがかかってもっと悪くなる可能性もありますので…。

そこそこに自覚しつつ、良さを活かすイメージで向き合うのが理想的なのかなと思います。

なので、「変わる」というのは根本を変えるのではなく、自分の使い方を「変える」為のものなのです。

自分を好きになる為に根本を「変えよう」とする人がいるのですが、それはやはり「受容」とはかけ離れてきます。

生きやすくなる為に、

そこを間違えないようにしたいものです。


蠍座と乙女座の違いについて考察して行こうと思います。


蠍座は「常識にとらわれずじっくり観察と

考察を繰り返す」星座です。

一方乙女座は「分析的でマニュアル通りに動くことに安心感を覚える部分がある」星座です。


どちらもじっくり見る部分は共通していますが、

乙女座の方がドライで「常識から外れている」

「やり方が違う」「約束や時間を守らない」ことに対しては批判的です。

蠍座は常識に囚われないような部分がありますが、心理的なものを優先する傾向にあります。

「どういう心理状況でそれをしたのか」等、

心理に基づいて&自分の物差しで批判することはあると思います。

しかも言う時は結構痛烈です。


土星座、水星座の違いとして、

「現実優先型(土)」か、「感情優先型(水)」かが

違ってくるということです。


蠍座はあまり表に感情を出さないので、

クールに見えることがありますが、

よくよく発言を聞くと感情的だったりします。

「ルール」や「現実的」とかではなく、

「どういう気持ちで」とか「観察する」ことを

重視して見ていることが多いのです。

分かりやすく言うと「成功と失敗」、

両方を自分で確認しないと結局のところ合っているのかは分からないよね、というような感じで思っているところがあります。


なので、蠍座と乙女座で考えられるのは

乙女座「これってこういうやり方でやるんですか?」と聞いた際に

蠍座「こういう風にするとこうなって、こういう風にするとこうなる。どちらでも良いので

自分がやりたいようなやり方で良いよ」

「こうしたほうがこういう印象を与える」等

心理に基づいた話をすることがあります。


乙女座からすると「え?単純にやり方を聞いてるんだけど…結局どっちなの?」「それは別に聞いてない…」となるのですが、

蠍座は教える時に自分の感情の経験や観察した結果の価値観を入れてくるので、

双方混乱する場合があるように思います。

乙女座には「あなたの価値観なのだからあなたが決めたら良い」ではなく、

「こういうやり方でやります」とマニュアル的に伝えた方が案外決めやすくなるかと思います。

逆に蠍座には「こういうやり方でやります」だと

「それって何故そうやるの?それを知らないとどういう心理でやってるのか分からなくない?」と

混乱することがあるので、きちんと理由まで説明出来た方が不安にさせないと思います。

(山羊座も似たところはありますが、

「心理」というよりかは、「無駄がなく、間違える可能性も低く、効率的である」という部分を重視します。)


乙女座と山羊座は現実優先型で、

硬派で慎重な部分は似ていますが、

「マニュアル」に対する理解の冷静さは

乙女座の方があるように思います。

山羊座も「マニュアル」は嫌いではないのですが、そのマニュアルに「無駄」あると「無駄」を無くしたくなる傾向にありますので、

忠実さは乙女座の方が高くなります。


しかし乙女座はマニュアルに対しての忠実さがある分、

マニュアルのせいで間違えた場合は痛烈にマニュアル自体を批判する傾向にあるように思います。

マニュアルを作った人自体にまで批判したくなるかもしれません。


山羊座はマニュアルの中にある「無駄」に気付いていたりしますので、間違えた場合は「ほら見ろ、だからこんなことしなくて良いのに」とマニュアルの中の無駄に対して批判する傾向があります。

マニュアルを作った人を批判するなら、

「ここのこの部分分かりにくいし、

無駄じゃない?他の部分は問題ないのに、

何故ここは出来てないの?勿体ない」と言うかもしれません。


現実的にどうか、というお互いが優先している

価値観には共通点がありますので、

蠍座の価値観よりも、山羊座と乙女座は本質的に理解しやすい、という感じです。120度が無意識でスムーズだと言われるのはこういった所以かと思われます。


分かりやすくまとめると、ルート案内する時は、

乙女座→こう行ってください。それが一番正しいやり方です。(決まりを決める)

山羊座→このように行けば一番無駄がなく効率的です。(シンプルで効率的かどうか)

蠍座→このように行くと通れて、このように行くと通れなくなっています。

(疑い深いので、成功と失敗両方説明する)


↑のような感じで言ったり、上記の価値観を

優先して伝えると伝わりやすいように思います。

仕事を教える時に伝え方を覚えておくと分かりやすいですね。


私は8ハウスの太陽山羊座なので、

上の山羊座、蠍座要素両方で説明してもらうと

一番スッと理解出来る気がします。

本を読む時も「結局何が言いたいかというとこういうことを伝えたいんだろうな。(蠍座要素)

こんなにツラツラ書かずにシンプルで分かりやすく合理的にまとめてくれたらいいのに(山羊座)」

という二つの部分が出ているように感じます。

ただ、蠍座も山羊座も本質を知りたい部分は似ているような気がしますので、自身では客観的にどちらの要素なのか理解しにくいところです。

8ハウスに天体が多いのが影響しているのか、

もともと人から「洞察力が凄い」とか、

「見透かされているような気がして怖い」と言われるところがあります。


しかし、

私の月は海王星にアスペクトしていないので、

「なんとなく人の気持ちをキャッチする」

能力は低いと思います。

この能力を持っていると、他人と自分の精神的な境界が曖昧になる影響で、

敏感で繊細な心にもなりやすくなるので、

本人は不安だったりすると思うのですが、

ある意味羨ましい才能です。

特にクリエイターとしては欲しい才能でもあると思います。

大衆の求めていることを無意識下でキャッチして、人の心に響くような「何か」を理解出来たりします。

この感性に、金星海王星のアスペクトも入ると、

人の心に響くものを生み出せる才能という感じで活かせると思います。これってとても大事ですよね。

平井堅さんはその組み合わせを持っていらっしゃいましたので、音楽を通じて

ヒーラーの才能があるのだと思います。


わたしは人のことを理解するために

直感的な感性というよりかは、

色々な要素を観察し、組み合わせたり、

考察したりして、

「恐らくなんとなくこうかな」と理解する

場合が多いと思います。

思っていることを見破られた!

と思われることがあるのですが

霊的「キャッチ能力」ではなくて、

心理的分析による部分かと思いますので、

また違ってくると思います。


しいて海王星を上げるなら、

金星海王星0度があるので、人に対して

「助けたい」「癒したい」気持ちがあるのは、

こういった部分なのかもしれません。

あと海王星は金星のワンオクターブ上の芸術性を示すため、組み合わさると芸術的な部分が出てくるようです。

ロマンチストで空想好きな要素ですね、

確かにこれはあります。

昔はずーっと絵を描いてる子供で、

中学生に入ってからは歌や音楽に興味が出たり、

高校では漫画を描く分野を学んだり、

軽音楽部で音楽活動に勤しんでいたり。

卒業後は好きなバンドのLIVEを観に遠征しまくったり…と確かに海王星の影響は強く出ているように思います。

高校卒業から、心理学や占いにハマり、

今もずっと続いています。

8ハウス海王星の活かし方をようやく見つけたような感じがあります。

確かに絵を描いてる感覚と占いをしている感覚は

近しい部分がありますね。感じようとしたり、

感性を巡らせるような感覚です。


金星海王星はそれぞれ太陽にコンジャンクション、MCも魚座ですので、社会的な面でも矛盾なく作用すると思います。


私は持っていませんが、

水星に海王星がある人は、「なんとなく人が言いたいことをニュアンスとして汲み取る」才能があったりしますので、聞き上手な傾向が出てきます。

確かに水星魚座は聞き上手で、話していても柔らかい表現が多いです。

水星海王星も同じようなニュアンスですね。

水星火星のようなキビキビした思考ではなく、

ほんわりと柔らかくて直感的に「キャッチ」するので、「キレ」はありませんが、癒しの効果は高いと思います。


太陽海王星は目標に夢を持ったり、

夢を持てる仕事への興味も表します。

ハードの場合、人生観が曖昧になりやすく

具体的に見えにくくなったりします。

海王星の霧が濃くなるような感じですね。

私は0度ですが、人を助ける仕事がしたいという気持ちは昔からあります。

太陽金星、火星なので、美容分野の仕事に就いたのは何となく理解出来ます。

しかし、やはり霧がかかる要素は強くなるので、

現実的すぎる部分が見えると嫌になったり、

逃げたくなるような部分はあるのかなと思います。海王星の示す、「現実逃避」の部分も強く出ますね。

山羊座なのに…親和性がない。笑

あと、ソーラーチャートで読むと太陽は1ハウスになることや、太陽の影響で目立ってくるので、

「不思議ちゃん」な要素が社会的に伝わりやすい特徴もあるかと思います。


太陽金星コンジャンクションで、

趣味を仕事にする生まれなので、

海王星の示すような「人を助ける仕事」と組み合わせると適職が見えてくる気がします。

ボディメイクアート、美容皮膚科、

8ハウス要素も加味して占い、カウンセラー、等。


海王星って感性が敏感で繊細だったり、

現実逃避的な部分もあるので、

扱いにくかったり、物事に向き合えない「弱さ」のようなもので出たりもするのですが、

感性が敏感な方がいい仕事には、

持っていたい要素になります。

一般的な仕事では使いにくいので、

芸術的な仕事や、人の気持ちに寄り添ったり癒そうとする仕事で使用されるほうが使いやすいです。