蠍座と乙女座の違いについて考察して行こうと思います。


蠍座は「常識にとらわれずじっくり観察と

考察を繰り返す」星座です。

一方乙女座は「分析的でマニュアル通りに動くことに安心感を覚える部分がある」星座です。


どちらもじっくり見る部分は共通していますが、

乙女座の方がドライで「常識から外れている」

「やり方が違う」「約束や時間を守らない」ことに対しては批判的です。

蠍座は常識に囚われないような部分がありますが、心理的なものを優先する傾向にあります。

「どういう心理状況でそれをしたのか」等、

心理に基づいて&自分の物差しで批判することはあると思います。

しかも言う時は結構痛烈です。


土星座、水星座の違いとして、

「現実優先型(土)」か、「感情優先型(水)」かが

違ってくるということです。


蠍座はあまり表に感情を出さないので、

クールに見えることがありますが、

よくよく発言を聞くと感情的だったりします。

「ルール」や「現実的」とかではなく、

「どういう気持ちで」とか「観察する」ことを

重視して見ていることが多いのです。

分かりやすく言うと「成功と失敗」、

両方を自分で確認しないと結局のところ合っているのかは分からないよね、というような感じで思っているところがあります。


なので、蠍座と乙女座で考えられるのは

乙女座「これってこういうやり方でやるんですか?」と聞いた際に

蠍座「こういう風にするとこうなって、こういう風にするとこうなる。どちらでも良いので

自分がやりたいようなやり方で良いよ」

「こうしたほうがこういう印象を与える」等

心理に基づいた話をすることがあります。


乙女座からすると「え?単純にやり方を聞いてるんだけど…結局どっちなの?」「それは別に聞いてない…」となるのですが、

蠍座は教える時に自分の感情の経験や観察した結果の価値観を入れてくるので、

双方混乱する場合があるように思います。

乙女座には「あなたの価値観なのだからあなたが決めたら良い」ではなく、

「こういうやり方でやります」とマニュアル的に伝えた方が案外決めやすくなるかと思います。

逆に蠍座には「こういうやり方でやります」だと

「それって何故そうやるの?それを知らないとどういう心理でやってるのか分からなくない?」と

混乱することがあるので、きちんと理由まで説明出来た方が不安にさせないと思います。

(山羊座も似たところはありますが、

「心理」というよりかは、「無駄がなく、間違える可能性も低く、効率的である」という部分を重視します。)


乙女座と山羊座は現実優先型で、

硬派で慎重な部分は似ていますが、

「マニュアル」に対する理解の冷静さは

乙女座の方があるように思います。

山羊座も「マニュアル」は嫌いではないのですが、そのマニュアルに「無駄」あると「無駄」を無くしたくなる傾向にありますので、

忠実さは乙女座の方が高くなります。


しかし乙女座はマニュアルに対しての忠実さがある分、

マニュアルのせいで間違えた場合は痛烈にマニュアル自体を批判する傾向にあるように思います。

マニュアルを作った人自体にまで批判したくなるかもしれません。


山羊座はマニュアルの中にある「無駄」に気付いていたりしますので、間違えた場合は「ほら見ろ、だからこんなことしなくて良いのに」とマニュアルの中の無駄に対して批判する傾向があります。

マニュアルを作った人を批判するなら、

「ここのこの部分分かりにくいし、

無駄じゃない?他の部分は問題ないのに、

何故ここは出来てないの?勿体ない」と言うかもしれません。


現実的にどうか、というお互いが優先している

価値観には共通点がありますので、

蠍座の価値観よりも、山羊座と乙女座は本質的に理解しやすい、という感じです。120度が無意識でスムーズだと言われるのはこういった所以かと思われます。


分かりやすくまとめると、ルート案内する時は、

乙女座→こう行ってください。それが一番正しいやり方です。(決まりを決める)

山羊座→このように行けば一番無駄がなく効率的です。(シンプルで効率的かどうか)

蠍座→このように行くと通れて、このように行くと通れなくなっています。

(疑い深いので、成功と失敗両方説明する)


↑のような感じで言ったり、上記の価値観を

優先して伝えると伝わりやすいように思います。

仕事を教える時に伝え方を覚えておくと分かりやすいですね。


私は8ハウスの太陽山羊座なので、

上の山羊座、蠍座要素両方で説明してもらうと

一番スッと理解出来る気がします。

本を読む時も「結局何が言いたいかというとこういうことを伝えたいんだろうな。(蠍座要素)

こんなにツラツラ書かずにシンプルで分かりやすく合理的にまとめてくれたらいいのに(山羊座)」

という二つの部分が出ているように感じます。

ただ、蠍座も山羊座も本質を知りたい部分は似ているような気がしますので、自身では客観的にどちらの要素なのか理解しにくいところです。