乳がん早期発見の為に④―ドゥイブス | あなたに,も一度恋をする

あなたに,も一度恋をする

わんこと,お花と,お料理と…そして介護

ご訪問ありがとうございます。

心温かな訪問介護ヘルパーさん達のおかげで

母の完全自宅介護が実現して1年半。

このまま自宅で最期を迎えられたらと思っていた矢先、

私の乳がん発覚で、自分の治療と

母の介護との両立のなか、

2023年11月に母が旅立ちました。

その時の記録を綴っています。

 

*************************************

 

過去記事です。

 

 

 

 

皆さんは、

ドゥイブスという検査をご存知でしょうか。

DWIBS /別名・ドゥイブスサーチ

ドゥイブスとは、

最近出てきた画期的な検査法です。

X線や放射線を全く使わず磁場を利用して、

高周波を送る事で撮影します。

絶食する必要もないし、被ばくもなく、

何より服を着たまま撮影できる

手頃さがあります。

 

詳しくはコチラをご覧下さい。

クリックするとサイトに飛べます

PET検査ネット

最近はテレビでも紹介されていて、

こうした検査機関が全国展開されています。

 

昨年の11月を迎えた頃は

すでに右乳房のがんを告知されて、

2度の化学療法を受けてました。

ですから、この時、早期発見のための

ドゥイブスは、

常識的に考えて不要な検査です。

ですが、私はどうしても受けてみたく、

抗がん剤3回目を受ける前日、

大阪市内にあるドゥイブスの機関に

行ってきたのです。

(それ以前に予約をして問診票も送付済み)

 

受けた理由は、

その性能を確かめたかった事、

その効果が確かなら、姉に勧めたかった事、

そして今の病院を疑うわけではないけれど

がんが見つかってない左乳房に

確実に『がんはない』という

確信が欲しかったのです。

 

『万が一、右乳房を切除した後、

左乳房にもがんが見つかったら、

またイチから術前抗がん剤を打つなんて

私には到底できない。

手術前に左側にもあると知る事が出来れば

両胸ともに、切ってもらいたい。』

 

当日朝に、

母を預ける特養の車がお迎えに来て

母を送り出した後に、向かいました。

後から考えると、

この日は母の亡くなる2日前でした。

 

2つの電車を乗り継いで

ドゥイブス検査の建物のある駅に降りると

広い公園のある綺麗な街並みで、

青い空が広がる気持ち良い光景でした。

介護を24時間していた自分にとって

青空の下で歩くのは、何か月ぶり。

その気持ちよさに、周囲の景観を

スマホで何枚も撮影しました。

 

ドゥイブスの施設に到着した時、

建物も撮影しましたが、

後になって、これが母と私の

お別れの日の撮影だった事を思うと

その日の画像をまともに見れず、

全てをスマホから消去しました。

建物はこじんまりしていましたが、

綺麗な施設でした。

 

建物に到着して、受付をしたあと、

うすい検査着に着替えました。

そのあと、検査技師が来られて、

面談させて欲しいと言われました。

 

「すでに病院でMRIとCTを受けて

乳がん診断をされているのであれば、

ここでの検査は、

それ以上の情報は得られません。

それでも良いのですか?

お金は決して安くありませんし、

僕としては、オススメできません。

無駄な検査にしかならないかと‥。」

と、何度も説得されたのですが、

 

「それでいいんです。

この検査でも、左乳房に

確実にガンがないかだけを確認出来れば。」

 

そうして受けさせてもらった検査。

費用は乳房の範囲限定で20000円でした。

そして検査室に入り、

機械にうつ伏せに寝ました。

乳房を二つの穴に入れ込んで撮影するのは

病院のMRIと同じです。

時間は30分かからず終わりました。

 

検査音がずっと出続けるため、

ヘッドフォンを装着されます。

そこからは流れる音楽は、事前に選べて、

リクエストしていた「ジャズジャンル」の

音楽が流れてました。

 

 

そしてその日から2週間が経った頃、

レターパックで、

検査結果が送られてきました。

A4に4枚がホチキス止めたもの。

結果は『要判定D』

 

『右乳房外側に腫瘤を認めます。

指摘されている乳がんと思われます。

左乳房には異常所見ありません。」

 

 

 

その説明が次のページに記載されていました。

 

 

そしてドゥイブスの画像です。

 

ドゥイブスはがんと思わしき腫瘤が

このように黒く映ります。

これがマンモグラフィーと

大きく違う点です。

 

マンモは白い乳腺が真っ白に映り、

そこから白く映るがんを

見つけなければならず、

人によっては、発見できない、あるいは

見落としも生じる可能性もありますが、

ドゥイブスは、こうした乳腺の白影に

に左右されずに、発見できるのです。

 

ドゥイブスで指摘されたがんは

2つあったうちの大きい方のがん。

病院で指摘された部位と

まったく同じ位置であった事から、

性能は高いと思いました。

 

一方、胸骨近くにあった小さいがんは

ここでは映りこむ事はできなかったです。

ただ、撮影したこの日は、

すでに2種の抗がん剤

(ドキタキセルとカルボプラチン)

2種の分子標的薬(ハーセプチンとパージェタ)

が功を奏して、

2つのがんともに小さくなっていました。

2回目に受けたCTでは、

胸骨に近い場所にあったがんは、

判別が難しいほど縮小していたので

ドゥイブスで映ってなくて当然なのか

そのこところは何ともいえないです。

 

 

このドゥイブスの難点は

何と言っても高額な点です。

ただ、マンモの痛みが辛い方や、

放射線を浴びる事のリスクを感じる方には

利点だと思います。

何より、

マンモ撮影しても、私のように、

真っ白に映ってしまう方がいたら

ドゥイブスはマンモよりも

はるかに早期発見しやすい機器だと思います。

(↑ココ、重要)

 

 

乳がんを発見できる一番はまずは触診。

そして次はCT(MRIも)検査。

でも残念な事に、CT検査(MRIも)は、

がん確定された人でしか受けれない。

 

小林麻央さんのお話になって恐縮ですが、

麻央さんは、海老蔵さんと共に

何気なく受けた人間ドッグで、

『がんの疑いあり』の結果を

一度受けられてます。

その後に再検査の為に訪れた病院で、

(恐らくマンモ再撮影とエコー検査と思うが)

「大げさに考えすぎ。がんじゃありません。」

と見落とされたために、

MRIとCT検査まで

辿り着けなかったのではないだろうか。

エコー検査も、検査する医師や技師の

力量にかかっていると言われてますから

『あの時見落とされた…』では

済まないと思うのです。

 

そんな事例を含め、病院でスルーされても

別の方法で早期発見出来る、

こうした検査がある事を是非念頭におかれ、

必要であれば、利用して頂くのも

選択肢の一つだと思います。

 

尚、マンモが日本人に不向きである事を

書かれたブログを見つけましたので、

ご紹介します。

私も同意見ですので、

ご紹介させて頂きます。
(↓クリックすればサイトに飛べます。)

 

マンモによる被ばくリスク

 

****************************

 

今日も長文におつきあい頂きまして

ありがとうございました。

ドゥイブスは乳がんだけに限らず、

全身のがん検査を行う事が出来ます。

県内にこうした機関があるかを

ネットで一度お調になってみてください。

明日も皆様にとって、よい日となりますように。