ご訪問ありがとうございます。
心温かな訪問介護ヘルパーさん達のおかげで
母の完全自宅介護が実現して1年半。
このまま自宅で最期を迎えられたらと思っていた矢先、
私の乳がん発覚で、自分の治療と
母の介護との両立のなか、
2023年11月に母が旅立ちました。
その時の記録を綴っています。
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介護ブログですが、
皆さんに少しでもお役に立てたらと思い、
少しの期間ですが、乳がん早期発見の為の
記事を書かせて頂いてます。
前回の記事です。
がん確定の8か月前に受けた人間ドッグの
マンモグラフィーで、
私は『異常なし』の判定を受けてました。
(経緯はこの記事に掲載しています。)
これがあって、
マンモグラフィーは乳腺の多い日本人には
雪山から白うさぎを見つけ出すに等しく、
必ずしも早期発見できる検査ではないと思いました。
もうひとつ、乳がん検査に
『乳腺エコー』があります。
ベッドに横になって、
乳房に超音波をあててもらう検査です。
しかし、検査する医師や技師による技量に
差が生じてしまう点がネックだと言われています。
早期発見には、まずは触診!
定期的に仰向けになって
乳房や、胸骨附近、脇の下などに
固く、動かない小さな塊がないかを
注意深く触ってみる事が大事だと思います。
次に、私は大きながんが
乳首附近にあるにもかかわらず、
そこから分泌液や血液が出るまで、
私はがんとは気づけず
見過ごしてしまいました。
見て頂きたいMRIの画像があります。
MRIは血管に造影剤を入れて、
うつ伏せになって撮影します。
乳房は2つの穴のあいた部分に
左右の乳房をそれぞれ入れるので
垂れさがった形で映ります。
向かって右乳房の白く光る部分が、
分泌液と血液が乳首から出ていた
大きさ3㎝の乳がんです。
で、皆さん、お気づきになったと思うのです。
左右、大きさ全然違うやん!て。
そうなんです。
私、これ見た時、
あまりのいびつな左右差に驚いたんです。
立った状態だと私の胸は左右ほぼ同じ大きさです。
それどころか、右の方が少し大きい位なのに
画像では、右がこんなに小さく見える。
これ、がんの乳房に
ヒキツレを起こしているんです!
がんで出来たしこりは
(よく言われているように)
触ると固く動かないです。
乳腺繊維線種のクリクリ動くしこりと
そこが大きく違うのです。
(私は19歳の時、左乳房に大きなピンポン玉くらいの
乳腺繊維線種があり、部分摘出手術を受けています。
繊維線種の場合は、がんと異なり、クリクリと動かせます。)
そしてがん組織がなぜ
乳房内で動かないかと言うと、
周囲の組織としっかり
結合しているからではないかと。
それゆえ、うつぶせになって胸を垂らしても、
がんのある私の右乳房は、
重力に負けずお椀型のままなんです。
大きながんのお乳は垂れさがらない!
この画像を見た後、
家に帰ってお風呂上りに
同じポーズを取って見下ろしてみると、
この造影どおりでした。
気づかなかったよ…。今の今まで…。
こんな角度で、胸を見た事なかったもの。
私の場合は3㎝という大きさですから
こうして乳房を垂れさげたポーズを取れば
形のいびつ差は歴然ですが、
小さいがんの場合は、
そうならないかもしれません。
それでも、がんを発症してる乳房には
何等かのヒキツレが起きていたと、
おっしゃる方は少なくないようです。
実際、一人の乳がんサバイバーの方も、
『そういえば、がんが見つかる前に、
がんのあった乳房にヒキツレがあった』と
ブログに書かれていました。
人間は左右対称に作られてるので
身体の部位のどこかに
歴然とした左右差がある場合、
病気を疑ってみる事も大事だと思うのです。
特に乳がんの場合は。
(病名は異なりますが、私の子宮筋腫の時も、
見下ろすお腹がいつからか左右不均衡になり、
右側がぽっくりと膨らんでいました。
その後の検査で赤ん坊の頭位の巨大な筋腫が育っていて
結果、子宮を全摘しました。
このように身体の中で、本来左右対称である部分が
不均衡になっている場合、どこかに異常をきたしている
サインの一つと思っていいのかも。)
そんな事で、私の体験から得た
がんの早期発見の鍵のその2.
うつむいて、乳房の左右の形をチェックしてみて!
乳房の中に何かしらのヒキツレがないか、チェックしてみて!
左右不均衡は異常のサイン!
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今日も長文におつきあい頂きまして
ありがとうございました。
次の記事では、
実際に検査に行ったドゥイブスについて
書きたいと思います。
明日も良い日となりますように。