第94回センバツ高校野球大会 4日目。 | Mの独り言

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高校野球好きなシンガーソングライター藤川麻理麻(ふじかわまりお)の日常生活のちょっとした出来事を綴っています。

お天気が心配だった本日、試合開始時間を遅らせて12時半(最初は12時だったけど更に延びた)に第1試合が始まりました。

去年の夏もイレギュラーな試合時間がありましたが柔軟な対応です。さすが高野連。

個人的には順延してくれた方が良かったんだけど(笑)。今のところ週間天気を見ても雨マークは何日かありましたが午後からっぽいので恐らく順延はないのではないかと思う。


そして、試合時間の変更でNHKでは過去の名勝負を放送していました。

今回は1996年夏の決勝戦「松山商×熊本工」。いわゆる「奇跡のバックホーム」の試合です。

生きていたのにリアルタイムで見ていなかったことが悔やまれます(その頃野球に全く興味なし)。

白球の記憶とかではゆっくり映像を流してくれるのですが、実際試合では一瞬の出来事。

私が見た試合の中であれほどのビッグプレーはあっただろうか。思い浮かばない。「甲子園史上最高のプレー」と言われる所以だと思う。


◾️第1試合:國學院久我山4-2有田工

先制した國學院久我山が中盤、終盤に小刻みに得点、有田工も中盤・終盤に得点するも及ばず。國學院久我山はセンバツ初勝利。

初回に点が入る試合が結構ある気がするが、この試合でも初回表に有田工が先制のチャンスで無得点に終わったあと(そう、先制のチャンスを作る試合も多いような気がするの)、國學院久我山が先制。その後点を取り合い、7回有田工が二死満塁を無得点に抑えられ、そのウラに國學院久我山が1点取る。8回に有田工が1点返し追い上げムードを作るも反撃及ばず。

失策は2、3つと少し多かったものの随所にいい好守備もありました。有田工の塚本投手のフィールディングも素晴らしかったです。


有田工も昨日の高知同様、一番が投手、選手の平均身長も174㎝くらいの小柄なチーム、更にスイッチヒッターが2人いて、山口選手が2-2から打席を変えるという珍しいシーンもあり、個人的にツボなチームでした。

抽選会ですっかり弾き語りのイメージになってしまいましたが、上原(かんばる)主将は強肩や2本の適時打を含む3安打でチームを引っ張っていました。試合中に見せる笑顔が印象的でした。夏にも見たい選手です。

有田工は春は今回初出場、夏は95回に初出場していて開幕試合だったというのは覚えている。対戦相手が大垣日大だったのは記憶から抜け落ちていた。

その時私は仕事で北海道にいて試合結果もラジオで確認したという思い出がある。


國學院久我山といえばチャンステーマの「一本」が人気ですが(この試合でも「一本」中の得点があった)、天理のファンファーレがフレーズ毎に転調しているのがちょっとクセになりそうでした。

有田工のチャンステーマは「狙いうち」。耳に残るリズムで心地よかったです。全体的にリズムの取り方が好きでした。


國學院久我山の尾崎監督の勝利インタビュー中に「電力需給逼迫警報」という聞き慣れないものの影響で緊急ニュースが入るというイレギュラーがありました。

今日はイレギュラーづくし。


◾️第2試合:星稜5-4天理(延長11回)

まさかの4日連続の5試合目の延長戦になった試合は、星稜が勝利。失策がポイントとなった試合だったと思う。

星稜が先制、その後得点なく、8回に星稜が得点を挙げ逃げ切るかと思ったらウラに天理が星稜の初失策で2人の走者が進塁、長打で天理が追いついて、9回は得点なく2-2で延長戦へ。10回表、天理の失策で無死三塁、このチャンスに犠飛で星稜が勝ち越し。ウラに天理が同点に追いつく。11回表、星稜のスクイズを封じて更に飛び出した一塁走者を挟むという天理に流れが来そうなプレーの直後、本塁へ向かう三塁走者を挟もうとした送球が逸れて2人の生還を許す。ウラに牽制悪送球で天理が1点を返すも最後は内野飛で試合終了。

前半は両チームとも守備は安定していると思ったのですが、後半は守備の乱れがきっかけで失点した、という感じでした。失策は怖い。


天理の南沢投手は188㎝の長身の投手。高校時代の田中将大投手と同じくらいですね。去年のエースで現日ハムの達投手も190㎝超えの長身だったので2年連続高身長エースです。

星稜の先発のマーガード投手は8回に点を取られた後降板となりましたが(ケガのアクシデント?)、前半は三振も多く好投していました。降板後は伝令役でした。エースが伝令に来るの何かいいよね。

中継中に、退任が決まっている星稜の林監督が選手だった時、ベスト8に進出し負けた相手が天理だったという話が出てきたのですが、そういう運命ってあるんですね。


天理のブラバンはやっぱりいい。チャンスでの「わっしょい」が特に好き。去年の録音の「わっしょい」の最後に入っていた曲は生だし演奏しないかなと思っていたのですが1回だけ確認できました。


◾️第3試合:大垣日大5-1只見

大垣日大が先制、1点差にされた直後に再び突き放し、中押しダメ押しで勝利。投げてはエースの五島投手が18奪三振の好投。笑顔も素敵でした。

21世紀枠で出場した只見はベンチ入り13人全員出場で甲子園初得点も挙げました。初出場、ハツラツプレーでした。


第1試合の開始が遅れたことにより、大会最遅の18時26分に試合開始となり、20時19分の試合終了もこれまた大会最遅となりました。

去年の夏も高川学園×小松大谷が試合終了最遅試合になったというのもありましたね。この時も試合開始が遅れた日です。

◆参考


大垣日大には阪口監督のお孫さんがいるという噂でしたがそのお孫さんの高橋選手は愛媛出身でした。愛媛からおじいさんのところに行ったということですね。その高橋選手は先制の適時打を放ちました。

ちなみにりっちさん情報。

大垣日大は春夏通じて初出場の79回のセンバツで希望枠からの準優勝。森田投手とかいたね。その年の夏もベスト8までいってセンバツの決勝と同じ常葉菊川と対戦した、と記憶している。

春は意外にも11年ぶりなのだとか。その時は東日本大震災直後の大会で東北と対戦して確か初球を叩いて先頭打者本塁打だった気がする。

阪口監督は昭和・平成・令和の3つの元号で勝利した初の監督になったそう。

長く監督をされているといろんな記録ができます。


本日の結果。

まさかの4日連続の延長戦。

この記録はいつまで続くでしょうか?

タイ記録まであと2試合。