高血圧を予防するのに最も重要なのは減塩です!

テレビや雑誌等で報道されご存知かと思います。

 

なぜ、塩分を取り過ぎると血圧が高くなるのでしょう?

塩を取ると喉が渇きます。お寿司やラーメンなど食べた後は、水をたくさん飲みたくなりませんか?それと同じです。

水分をたくさん飲むと、血液の量が増え血圧が上がります。それを防ごうと腎臓の働きで尿から水分と塩分を体外に出して、体の中の水分や塩分の量をバランスとろうとします。しかし、腎臓の処理能力を超えて塩分を取ってしまうと、血圧が高い状態が続き、高血圧を発症してしまいます。

 

世界保健機構(WHO)は、世界中のヒトの食塩接種の上限目標を1日5gとし、アメリカの心血管イベント予防のためのガイドラインでは、3.8~6gとなっています。

日本では、持病のない健康成人男性の場合は、1日8g未満、持病のない健康な成人女性の場合は1日7g未満(厚生労働省「日本の食事摂取基準2015」)。高血圧の方は1日6g未満(日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2014」)とされている。

目標において日本は目標値がやや緩くなっています。

                     みんなの内科クリニック人形町・水天宮

臨床的にリンパ浮腫と診断されれば、次は治療です。

手術という選択肢もありますが、なかなか大変です。手術だけでスッキリ改善せずに、内科的補助療法として通っている患者様がみんクリにいらっしゃっています。

今回は保存的治療に対して書いていきます。

 

まずは睡眠時の下肢挙上です。下肢を挙上することでリンパ管の還流を良くします。厚手のバスタオルを丸めて寝る時に足首のしたに置きます。

次に、弾性ストッキング着用。

このあたりは王道かと思います。

 

リンパ浮腫に対しても少量の利尿薬により症状を緩和させることはできます。あくまでも少量です。量を多くしても腎機能障害を引き起こすだけです。

漢方薬の桂枝茯苓丸は効果的です。リンパ管の流れを良くすると言われ、長期に使用しても副作用が少ないことから、使いやすい薬剤になります。

 

これらを組み合わせることで、症状をかなり軽減することができます。しかし、効かない人もいるので日々勉強し、何か治療はないか模索している毎日です。

                     みんなの内科クリニック人形町・水天宮

多くの方が悩まれているのは、手や腕が浮腫んだりの症状があるにもかかわらず、明らかな原因が思い当たらない場合です。

リンパ浮腫の正確な診断の画像検査はとても大変です。特殊な撮影が必要であり、総合病院での特殊な検査が必要になります。

それではクリニックでどのように診断をつけていくのでしょうか?

 

塩分過剰による浮腫や血行動態による浮腫、腎臓疾患による浮腫などを否定することで、臨床的診断としてリンパ浮腫を診断します。

まずは腎臓から蛋白尿が漏れていないか、そして1日の塩分摂取量を尿検査で行います。

次に血行動態の異常による浮腫みを、姿勢や・血圧・心臓などの観点から問題がないかをチェックして行きます。

 

それらに異常がなければ、リンパ浮腫と臨床的診断をして治療していくことになります。次に続く。

                    みんなの内科クリニック人形町・水天宮