2013年BMJ Open誌(著者:Powles J, Fahimi S, Micha Rらより引用)より塩分摂取量の地域別比較表が発表されました。
上の目盛りが食塩摂取量(g/日)、下の目盛りがナトリウム換算量(g/日)となっています。
さらに、細かいデータで、
2010年世界の平均は10g、アメリカ9.1g、イギリス9.2g、オランダ8.4gであり、
日本12.4g、中国12.3g、韓国13.2g、ロシア10.6gと東アジアや寒い国で高いことが示されています。
2012年厚生労働省の「国民健康・栄養調査」では成人男性 11.3g、女性 9.6g
2017年厚生労働省の「国民健康・栄養調査」では成人男性 10.8g、女性 9.1gと
この近年の啓蒙活動で減塩は少しずつ広がっていますが、まだまだ、塩分制限に関して日本人は塩分を摂り過ぎであることがわかります。
塩分摂取に関しては腎臓からの塩分排泄処理能力の問題もあり、日本は塩分多い食事ながら、野菜・果物からカリウムを十分に摂っているためナトリウム排泄を助け長寿になっているのではとも言われています。
減塩のリスクとベネフィットに関しては、さらなる研究が必要です。