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このブログは僕の体験記の3回目です。

1回目2回目はこちら。

 

 

 今回は、僕の失敗談です。

 みなさんの教訓にしてください。

 

 睡眠不足について

論文試験の日を迎えました。

結論からいうと、この試験は大失敗でした。

最大の原因は、間違いなく実力不足です。

 

でも、ここではその話はしません。

そんなこと書いても、何の教訓にもならないですから。

 

ここで話したいのは、睡眠不足の失敗です。

みなさん、睡眠時間を削って勉強するのは、やめましょう。

 

 試験直前の睡眠不足

試験の直前期、僕は夜寝てても緊張してました。

 

こんなに実力不足なのに、寝てる場合じゃない。

起きて勉強しないと。

 

そうやって、朝5時に起きて勉強したりしました。

睡眠時間は、3〜5時間ぐらいでした。

 

でも、睡眠不足だと、脳が働かなくなるんです。

自分でもわからないぐらい、頭が働かなくなるんです。

若いならまだしも、いい大人が一夜漬けなんかしちゃダメです。

自滅するだけですから。

当時の僕は、一ヶ月漬けぐらいでしたかね。

 

これが大きな失敗でした。

実力不足なのに、その不足した実力すら発揮できなかったんです。

 

そんなかんじで、試験当日を迎えました。

 

 何を聞かれているか、わからない

最初の試験は公法系でした。

特に、行政法が大失敗でした。

まず、設問1で問題を読み間違えました。

聞かれてないことを書いたんです。

最悪ですね。

おそらく0点でしょう。

 

設問2は、何を聞かれているかわかりませんでした。

原告適格の問題だったのですが、勉強不足で、論点を知らなかったんですね。

がんばって書きましたけど、おそらくこれも、ほぼ0点だったと思います。

 

これが、私の1時間目でした。

 

 試験時間に立ち止まる

2時間目は、刑事系でした。

刑訴で、解答がわからないまま(答案構成ができないまま)、見切り発車で書き始めました。

かなり焦ってたんですね。

 

今ははっきりいえますが、そんなんじゃ絶対ダメです。

本番の試験では通用しません。

実際、そのときの僕もダメダメでした。

 

あれ、これ間違ってるんじゃないか。

そう思って立ち止まり、自分で書いた文章を斜線で消しました。

でも、よく考えてみると、やっぱり合ってるような気がしてきました。

しばらく考えて、もう一回同じことを書きました。

 

そんなことをすると、本当に泣きたくなります。

タダでさえ時間がないのに、さらに時間をロスするんです。

しかも、最後にどうまとめていいか、わかりません。

見切り発車で書き始めたから当然です。

 

最後はグダグダになって終わりました。

僕が自分で読んでも?の答案です。

点なんかつくわけありません。

 

これが2時間目でした。

 

 途中答案

その日の最後は一般教養でした。

20分ぐらいで答案構成を終えて、答案を書き始めました。

時間は大丈夫だなと思い、あとは時計を見ないで書くことにしました。

 

なぜそう思ったか、自分でもわかりません。

頭おかしいですよね。

ぼーっとしてたんでしょうね。

良い子はまねしないでね。

 

焦らないように、ゆっくり書きました。

そしたら、最後の1行を書こうとした瞬間、終了の合図があったんです。

顔が真っ青になりました。

 

大失敗でした。

皆さん、時計は必ず見ましょう。

 

  真っ暗な顔で帰る

1日が終わると、本当にぐったりしていました。

許されるなら、そのまま家までタクシーで帰りたかったです。

何万円もかかるので、さすがに電車で帰りましたが。

 

後で聞いた話ですが、妻が、家に帰った僕の顔を見て、自殺しないか心配したそうです。

よほど暗い顔をしていたんですね。

 

 翌日も失敗

翌日は、実務基礎と民事系でした。

僕は、あまりにも緊張していて、スケジュールを勘違いしていました。

時間割を確認する余裕もなかったんです。

 

午前中は実務基礎だったのですが、民事系だと思っていました。

それで、朝起きてから試験開始直前まで、ずっと民事系の勉強をしました。

 

「勉強道具はしまってください」と言われたとき、試験科目を間違えていたことがわかりました。

これは驚きましたね。

試験直前に詰め込む計画が、全部パーになりましたから。

 

こんなことは人生で初めてでした。

睡眠不足と過度の緊張のせいです。

みなさんも、睡眠不足には気をつけてくださいね。

 

 憔悴

こうして僕の1回目の論文時間が終わりました。

その後、しばらくは普通の生活ができませんでした。

心身ともに憔悴しきっていたからです。

2週間ぐらいは、廃人のようになっていました。

 

家族には申し訳なかったですね。

試験が終わったら、遊んでもらえると思ってましたから。

子供も妻も、僕の自由を待っていたんです。

どこかに連れていってくれると思ってたんです。

 

ところが僕は、遊ぶどころか、起き上がることもできませんでした。

妻ももう限界ですよね。

これまで、「パパの試験が終わるまでは待っててね」と子供に言い聞かせてました。

ところが、試験が終わったら、起き上がりすらしないんです。

 

今考えても、ひどかったなと思います。

 

これが僕の、栄えある1回目の論文試験でした。

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