独学で合格を目指したい方、個別指導をしています。
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今回は、社会人の僕が、独学で司法試験に合格するまでの道のりを書きます。
独学に興味がある方と、他人の人生に純粋に興味があるという奇特な方も、お読みください。
合格まで約3年間
僕が初学者として勉強を始めてから、合格するまでの期間は約3年間です。
勉強を始めて1年半後に1度目の予備試験を受け、落ちました。
翌年、2度目の予備試験で合格しました。
その3か月後に司法試験に合格しました。
これで全部で約3年間です。
大学生におきかえると、大学3年生で予備試験に合格して、4年生の5月に司法試験に合格したようなかんじです。
まずは独学に挑戦、挫折
私は、司法試験の勉強を始める直前、行政書士試験に合格しました。
その経緯はこちら。
そのときは、完全に独学でした。
本屋に行って、分厚い本を2冊買って勉強を始めました。
参考書と問題集、各1冊ずつです。
後は、試験直前に過去問を買ったのと、模試を2回受けたぐらいです。
費用は、全部で2万円以内ぐらいでした。
僕は、司法試験も同じノリでいけると考えました。
本当にわかってなかったんです。
それで、本屋に行って、参考書と問題集を何冊か買いました。
1か月ぐらいやりましたかね。
そして、見事に挫折しました。
司法試験で独学は無理だ。
そう思いました。
通信教材を購入
それで、通信講座の合格パックを買うことにしました。
当時、一番安いプランで46万円だったと思います。
うちの家計では、かなりの高い買い物でした。
なんとか妻を説得しました。
ただ、後で振り返ってみると、この支出はいらなかったですね。
1年ぐらいやりましたが、実力がほとんど伸びなかったんです。
やはり独学に戻る
約1年後、短答の勉強を本格的に始めました。
そのとき、ある重大なことに気づきました。
実は俺、全然実力がついてない。
問題を見ても、答えがほとんどわからない。
これは驚きましたね。
大学受験なら、勉強したらある程度点がとれるようになるじゃないですか。
ところがですね。
1年間も勉強したのに、まったく問題が解けないんです。
というより、問題に出てくる単語の意味がわかりません。
いったいこの1年間は何だったんだ。
あの46万円はムダだったのか。
そう思うと、かなりがっかりしました。
でも、短答の試験は刻一刻と迫ってきます。
がっかりしていても、合格はできません。
人のせいにしている時間はない。
やっぱり、独学でやるしかない。
それで、方針を変えて、独学で短答に臨むことにしました。
僕が使ったのは、早稲田経営出版の体系別過去問集と逐条テキストです。
これを全教科買いました。
4~5万ぐらいですかね。
とにかくこれだけやりました。
46万円の通信講座のテキストは全く見ませんでした。
私は、今でも短答はこの2冊でよいと思っています。
ただ、体系別だと毎年過去問が増えて量が多くなるので、肢別本でもよいと思います。
同じ問題をまとめてくれてるので。
話を元に戻すと、これで一気に実力があがりました。
やっぱり独学の力はすごいですね。
試験本番で、迷った問題がことごとくあたったという幸運もありました。
こうして僕は、奇跡的に短答式試験に合格することができました。
そして、本当の試練はそこからでした。
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