2005年 日本映画ベスト10 | こだわりの館blog版

2005年 日本映画ベスト10

と、言うわけで先日の予告通り今週一週間は
各ジャンルの2005年を振りかえりたいと思います。


本日は「劇場で見た日本映画のベスト10」
今年は日本映画を劇場でそれほど見ておりません。
見逃したもの、それほど鑑賞欲が起きなかったもの、などなど
だから今年の日本映画ベスト10は自分でも【大甘】だなと思います。


と、いうわけで10位から
(blogにて報告分はリンクしております)
※なお順位の後の点数は「日本インターネット映画大賞」 投票用のものです


 10位(1点) 「蝉しぐれ」 (黒土三男監督作品)


  前半の青春編の素晴らしさは今年のベスト5確実の出来。
  しかし後半の出来の悪さは今年のワースト5確実の出来…よってこの結果。


 9位(1点) 「メゾン・ド・ヒミコ」 (犬童一心監督作品)


  犬童一心と渡辺あや「ジョゼと虎と魚たち」のゴールデンコンビ復活。
  前作ほどの深い感銘は受けませんでしたが、それでも心にひっそりと残ります。


 8位(2点) 「埋もれ木」 (小栗康平監督作品)


  ストーリー展開だとか、映画文法だとかの映画の常識を一切覆し、
  小栗康平はいよいよスゴイ領域にまで到達してしまった!


 7位(2点) 「春の雪」 (行定勲監督作品)


  行定勲のネバリの演出に、台湾のリー・ピンビンのカメラワークが織り成す
  極彩美の映像の数々に酔いしれる。


 6位(3点) 「ALWAYS 三丁目の夕日」 (山崎貴監督作品)


  スゴイ労力を使って展開されるVFXの数々が、劇中での使われ方は実にさりげない。
  それはやはり西岸良平原作の人間ドラマの方を製作者側が尊重している証拠。


 5位(3点) 「リンダ リンダ リンダ」 (山下敦弘監督作品)


  ズルイよ、ブルーハーツなんてさ。ウチらの世代この題材に弱いんだからさ!
  ズルイよ、韓国のペ・ドゥナの圧倒的な存在感で作品の評価上げるなんてさ!


 4位(4点) 「真夜中の弥次さん喜多さん」 (宮藤官九郎監督作品)


  ドリフターズに田宮模型に「ロッキー・ホラー・ショー」…
  宮藤官九郎から発信される【30代を刺激するキーワード】に無条件で笑う!


 3位(4点) 「運命じゃない人」 (内田けんじ監督作品)


  おもしろさでは本年ベスト1。無名の監督の低予算の作品がしっかりと評価され、
  それなりにヒットするところに日本映画そして観客たちの【良心】を感じる。


 2位(5点) 「トニー滝谷」 (市川準監督作品)


  市川準が「BU・SU」の頃の彼に戻って放つ珠玉の傑作。
  でも本当はこういう作品は10位くらいにひっそりと取り上げたかった…。


 1位(5点) 「パッチギ!」 (井筒和幸監督作品)


  2005年最初に見た作品がベスト1。
  井筒監督の「ゲロッパ!」はちっともおもしろくなかったけど、この作品には無条件で感動しました。
  でも結局ここまで【骨太】の作品が、その後登場しなかったのは残念だったなぁ。


 次点 「ノロイ」 (白石晃士監督作品)


 【監督賞】    内田けんじ  (「運命じゃない人」)

 【主演男優賞】 長瀬智也   (「真夜中の弥次さん喜多さん」)

 【主演女優賞】 ペ・ドゥナ   (「リンダ リンダ リンダ」)

 【助演男優賞】 緒形拳    (「蝉しぐれ」)

 【助演女優賞】 岸本加世子 (「TAKESHIS'」)

 【新人賞】    沢尻エリカ  (「パッチギ!」)


今年こそは日本映画を30本くらいは見て、
ベストテンも厳選したものを作りたいですね。
 

■【ベストテン発表!】の今後の予定は こちら から

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