多くの人がこれなら体にいいはずだと誤解している食べ物。

 

長生きする人が絶対に避けている最悪のおかずをランキング形式で発表します。

特に第1位の食べ物はおそらく皆さんの多くが、それがダメなのと声を上げてしまうほど意外なものです。

もしあなたがいつまでも自分の足で歩きたい大切な家族に迷惑をかけたくない。

シニア世代の方が知ってほしい恐ろしい真実があります。

それは粗食は健康にいいという大いなる誤解です。

もう年だからご飯とお味噌汁、あとはちょっとしたお漬物があれば十分だよ。

お肉や油っこいものは控えて、あっさりしたものを食べるのが一番。 

そんな風に思っていませんか?

実はこのあっさりした食事こそが老化を一気に加速させ、寝たきりへの最短ルートを突き進んでしまう原因なのです。

医学会では今、高齢者の低栄養が深刻な問題となっています。

粗食を続けていると筋肉を作るためのタンパク質や体を動かすエネルギー、細胞を守るための脂質が圧倒的に不足します。

するとどうなるか?

筋肉が落ち、骨がもろくなり、免疫力が低下して病気にかかりやすい体になってしまうのです。

それだけではありません。

脳への栄養も不足するため、認知機能の低下を招くリスクまで高まってしまいます。

昔の日本人は粗食だったから長生きだったという人がいますが、それは大きな間違いです。

昔の人は今よりもずっと早くに命を落としていました。

現代の私たちが目指すべきなのは粗食ではなく質の高い栄養をしっかり取ること。

単に体に悪いだけでなくこの必要な栄養を奪ってしまうという側面も持っています。

自分では健康に気をつけているつもりが実は細胞の飢餓状態を作っていないか。

その視点を持ちながらランキングをチェックしてみてください。

第10位はスーパーのデザートコーナーや飲料コーナーでよく見かけるゼロカロリーを謳った食品です。

体重が気になるからお砂糖の代わりにゼロカロリーなら安心だわ。

そう思って選んでいませんか?

実はここに大きな落とし穴があります。

人工甘味料は舌には甘みを感じさせますが 、体の中では異物として処理されます。

さらに恐ろしいのは脳のバグを引き起こすことです。

甘いものを食べたのにエネルギーが入ってこないことで、脳がもっと栄養をよせと命令を出し結果として他の食事でドカ食いをしてしまったり、甘いものへの依存性が高まったりしてしまうのです。

カロリーがなければ太らないという単純な話ではありません。

腸内環境を悪化させ代謝を下げてしまうリスクもあるため、 長生きを目指すなら不自然な甘みからは距離を置くのが懸命です。

第9位はご飯のお供として定番の佃煮です。

小魚や海藻を使っているから健康そうに見えますが、問題はその塩分と糖分の多さです 。

佃煮は保存性を高めるために驚くほど大量の醤油と砂糖で煮詰められています。

シニア世代にとって塩分の取り過ぎは血管の老化に直結します。

高血圧を招き血管に負担をかけ続けることは、脳卒中や心筋梗塞のリスクを跳ね上げることと同じです。

さらに甘辛い味付けはご飯が進みすぎてしまいます。

糖質の重ね食べを誘発し、血糖値を乱高下させる原因にもなる。

ほんの少しならという油断がつもり積もって血管を硬くしていく。

そのことを忘れないでください。

第8位はついつい手が伸びてしまうスナック菓子です。

これはおかずではありませんが、お茶漬けとして日常的に食べている方が多いため、あえてランクインさせました。

スナック菓子の何が最悪かと言うと、それは酸化した油と塩分の過剰摂取です。

作られてから時間が経った揚げ物と同じようにスナックの油は空気中の酸素と反応 して、過酸化脂質という毒性の強い物質に変わっています。

これが体内に入ると細胞を直接攻撃し全身に炎症を引き起こします。

炎症は老化の元凶です。

たかがお菓子と思わず、自分の細胞を錆びさせているのだという危機感を持ってください。

第7位は意外かもしれませんが甘いヨーグルトです。

発酵食品だから体にいいはずという思い込みが目を曇らせてしまいます。

市販の果糖ヨーグルトにはスティックシュガー数本分の砂糖が含まれていることも珍しくありません。

健康のために食べているつもりが実は砂糖の塊を流し込んでいるだけ。

これでは血糖値が急上昇し、血管がダメージを受けてしまいます。

ヨーグルトを食べるなら必ずプレーン(無糖)を選び、甘みが欲しいなら旬の果物を少し添える程度にしましょう。

第6位は手軽で便利なインスタントの汁物です。

お味噌は体にいいからと毎日飲んでいる方も多いでしょう。

しかし安価なインスタント商品には発酵の力を失った味噌風の調味料や大量のアミノ酸等(化学調味料)そして保存量が含まれています。

さらに具材はフリーズドライで少量しか入っておらず、大切なビタミンやミネラルはほとんど期待できません。

それどころか塩分だけはしっかりと含まれています。

長生きをする人は出汁から取った本物の味噌汁を飲みます。

それは味噌汁が栄養の宝庫であることを知っているからです。

便利なものには必ず裏があることを覚えておいてください。

さてここからはさらに危険度が増していきます。 

第5位は食卓の定番、市販のお漬け物です。

お漬け物もダメなのと驚かれたかもしれません。

確かに昔ながらの製法で作られたぬか漬けなどは乳酸菌が豊富で素晴らしい健康食です。

しかし今スーパーで売られているお漬け物の多くは短時間で味をつけただけの浅漬け風加工品です。

これらは野菜を塩水や添加物入りの調味液に浸たしただけのもの。

乳酸菌による発酵の恩恵はほとんどなく、ただただ過剰な塩分と添加物を取ることになってしまいます。

特に鮮やかな黄色をしたくあんや真っ赤な福神漬けなどは要注意です。

これらには着色料や保存料が多く使われています。

血管は加齢と共にどうしても硬くなりやすいものです。

そこに追い打ちをかけるように塩分を取り続けることはまさに血管の自爆行為。

お漬け物を食べるならご自身でつけたぬか漬けを少量にするか。

市販品を買う際は裏面のラベルをしっかりチェックし、余計な添加物が入っていないものを選んでください。

第4位はシニア世代の朝食として定着してしまっている食パンとジャムの組み合わせです。

これはおかずというより食事そのものですが、あまりにも危険なので外せません。

あなたは朝起きてすぐに何を食べていますか? 

ふわふわの白い食パンにたっぷりのジャム。

これに甘いコーヒー牛乳でも添えれば、それはもう健康とは程遠い死へのカウントダウン朝食です。

白い小麦粉で作られたパンは体内に入るとすぐに糖分に変わります。

そこに砂糖たっぷりのジャムを塗る。

空腹の状態の体にはまさに糖分の爆弾を放り込むようなものです。

これにより血糖値が急激に上昇する血糖値スパイクが起こります。

血糖値が急上昇すると血管の内壁は傷つきボロボロになります。

さらに急激に上がった血糖値を下げようとインスリンというホルモンが大量に分泌され、今度は血糖値が急降下します。

この激しい変動が血管に深刻なダメージを与え、動脈硬化や糖尿病の引き金になるのです。

朝から体がだるい、食後に猛烈に眠くなる。

そんな自覚症状がある方はこの朝食が原因かもしれません。

パンを食べるなら生成されていない全粒粉パンにし、ジャムではなく目玉焼きやサラダといったタンパク質と繊維を一緒に取るようにしてください。

第3位は揚げ物です。

やっぱり揚げ物はダメなのねと思ったあなた。

その通りですが、単に太るからカロリーが高いからという理由だけではありません。

もっと恐ろしい理由があります。

それは酸化した油とAGEs終末糖化産物のダブルパンチです。

特にスーパーやコンビニで売られている揚げ物のお惣菜は作られてから時間が経過しています。

油は光や空気に触れるとすぐに参加し、体内を錆びさせる毒へと変わります。

そして高温で調理された揚げ物の衣には最強の老化物質と言われるAGEsが大量に発生しています。

AGEsは体内のタンパク質と糖が熱によって結びついたもので、一度体内に蓄積すると二度と排出されないと言われています。

これが肌に溜まればシミやシワになり血管に溜まれば動脈効果。

骨に溜まれば骨粗鬆症。

目なら白内症の原因になります。

揚げ物を食べることは自分の体に老化の種を巻いていることと同じ、考えても大げさではありません。

どうしても食べたい時は家で新しい油を使ってあげすぐに食べる。

そしてその3倍以上の野菜を一緒に食べることを徹底してください。

第2位は意外と見落とされがちな習慣です 。 

時間が経った油を使った料理です。

昨日の野菜炒め残っているからもったいないわね。

昨日の天ぷらトースターで温め直して食べよう。

その節約の心があなたの健康を蝕んでいるかもしれません。

第3位の揚げ物の話でも触れましたが、油の酸化は時間の経過と共に恐ろしいスピードで進みます。

例え家庭で良い油を使って作った料理でも、一晩置けばその油はすっかり細胞を攻撃する武器に変わっています。

特にシニア世代の体は若い頃に比べて活性酸素を除去する力が弱まっています。

酸化した食べ物を処理しきれず、体中にダメージが蓄積してしまうのです。

もったいないという気持ちは大切です。

しかし自分の体こそが一番の資本であることを忘れないでください。

油を使った料理は必ずその日のうちに食べきる量だけ作る。

どうしても残ってしまったら、心を鬼にして処分する勇気を持つことも長生きの秘訣なのです。

第1位の発表です 。

健康に最も気をつけている人ほど陥りやすく、そして最も寿命を削るリスクがあるおかず、それは野菜サラダやスムージーだけという食事です。

ええ、 野菜は体にいいじゃないの。

毎朝健康のためにスムージーを作っているのに。 

そんな驚きと悲鳴が聞こえてきそうです。

もちろん野菜そのものは素晴らしい食べ物です。

ビタミン、ミネラル、食物繊維、私たちの体には欠かせません。

問題なのはそれをそれだけで済ませてしまうことです。

特にシニア世代の方でお肉は重いから、サラダだけで軽く済ませようという考え方は実は自殺行為に等しいのです。

なぜなら野菜だけではタンパク質とエネルギーが圧倒的に足りないからです。

先ほど素食の話をしましたが、この野菜中心主義こそが現代版の素食です。

タンパク質が不足すると私たちの体はどうなるでしょうか?

まず自分の筋肉を分解して生きるための エネルギーを作り始めます。

これを自食作用と言います。

自らの体を削ってなんとか命を繋いでいる状態なのです。

筋肉が減れば代謝が落ち、免疫力が下がり 、転倒のリスクが増え、あっという間に介護が必要な体になってしまいます。

さらにスムージーのような冷たい飲み物で野菜を取ると内臓が冷え、消化機能が落ちせっかくの栄養も吸収されにくくなります。

私は健康に気をつけているからサラダを食べているという安心感が実はタンパク質不足というサイレントキラーを招いているのです。

野菜を食べるなら必ず横に肉、魚、卵を添えてください。

タンパク質という土台があって初めて野菜の栄養は生きてくるのです。

ここまで10種類のおかずを紹介してきましたが、これらに共通する老化の正体について少しだけ掘り下げていきます。

これを理解すればもう迷うことはありません。

私たちの体を老化させる原因は大きく分けて2つあります。

それが糖化と酸化です。

まず酸化はよく言われるように体の錆です 。

酸化した油や添加物、ストレスによって 体内に発生する活性酸素が細胞を傷つけます。

鉄が錆びてボロボロになるように私たちの血管や臓器も錆びていく。

これが酸化の怖さです。

次に糖化は体の焦げです。

余分な糖分が体内のタンパク質と熱で結びつきAGEs終末糖化産物という物質に変わることです 。

ホットケーキを焼いた時の茶色い部分あれが糖化です。

あの美味しそうな焦げがあなたの血管や骨の中で起きていると想像してみてください 。

焦げた血管は柔軟性を失いガラスのようにもろくなってしまいます。

酸化した古い油を食べ、パンや砂糖で糖化を招き、野菜不足やタンパク質不足で修復ができなくなる。

この負のループこそが100歳まで元気に生きられるか途中で倒れてしまうかの別れ道なのです。

じゃあ一体何を食べればいいの?

絶望的な気持ちになった方もいるかもしれませんが、安心してください。

今日から食卓に加えるだけであなたの体を若らせ血管を守ってくれる黄金の食材があります。

それは良質なタンパク質と色の濃い野菜、そして発酵食品の3点セットです。

具体的には以下の3つを意識して取ってください。

卵は完全栄養色と呼ばれ、シニアに必要なアミノ酸が完璧なバランスで含まれています。

コレステロールを心配して控える必要はありません。

1日1から2個の卵はあなたの筋肉と脳を若々かしく保つ最強の味方です。

青魚に含まれる油EPA・DHAは酸化した油とは正反対の働きをします。

血液をさらさにし血管の炎症を抑え脳を活性化してくれます。

缶詰でも構いません。

毎日少しずつでも取るようにしましょう。

本物の納豆味噌は添加物の入っていない、しっかり発酵した大豆製品。

これは腸内環境を整え、免疫力の7割を司さる腸を最強の状態にしてくれます。

腸が元気になれば栄養の吸収効率も上がり全身の細胞が喜びます。

これらを中心に添えてその周りに季節の野菜を添える。

ご飯は茶碗に軽く1杯。

この足し算の食事こそが長生きへの黄金ルートです。
 

あんなに元気だったのに70歳を過ぎた途端、急に杖が必要になってしまった。

ついこの間まで夫婦で旅行を楽しんでいたのにちょっとした段差で転倒しそのまま寝たきりになってしまった。

あるいはご自身が最近急にガタが来たなと感じることはありませんか?

実はこれ決して偶然でも運が悪かったわけでもありません。

私たちの体は70歳という年齢を境いに恐ろしいほどのスピードで老化の坂道を転げ落ちていく危険性を秘めています。

もしかすると厳しい現実に聞こえるかもしれません。

しかしいつまでも自分の足で歩き、好きなものを食べ、自分らしい人生を最後まで全うするために絶対に目を背けてはいけない事実です。

60代までどれだけ健康診断の数値が良くてもどれだけ体力に自信があっても関係ありません。

70代に入り、当たり前のことができない状態を放置してしまうと、わずか3年という短い期間で誰かの助けなしではトイレやお風呂にも行けない。

そんな悲しい老を迎えるリスクが跳ね上がってしまうのです。

なぜなら人間の体は全て繋がっているからです。

足の筋肉だけ、脳だけ、胃腸だけが単独で動いているわけではありません。

どこか1つの歯車が狂うとドミノ倒しのように全身の機能が一気に崩壊していく。

これが70歳から始まる老化の連鎖の正体です。 

もしできていないなと思うものがあっても決して手遅れではありません。

今日から始めればあなたの体の細胞は確実に蘇り、介護や寝たきりという不安な未来を根底から書き換えることができます。

あなたの10年後の運命を分ける非常に大切なお話です。

第1のポイントは足腰と筋肉です。

結論から言うと、外のでこぼを歩くことができない人は3年以内に足腰が立たなくなります。

家の中で毎日こまめに動いているから大丈夫だ。

庭の草むりや家事で結構疲れるくらい体を動かしているから私には関係ない。

そう思った方こそ本当に危険です。

今すぐその認識を改めてください。

実は人間の筋肉、特に下半身の筋肉は何もしなければ1年で数%ずつ確実に削り取られていきます。

将来の不安に備えて、一生懸命お金の貯金をしてきたと思いますが、ご自身の体の中に筋肉の貯金は残っているでしょうか?

多くの方が陥る罠が家の中の移動だけで運動したつもりになってしまうことです。

家の中というのは床が平らで段差も少なく雨風もありません。

実はこの安全すぎる環境があなたの筋肉とバランス感覚を静かに奪っていくのです。

家の中をどれだけうろうろ歩き回っても、筋肉を維持するために必要な負荷としては圧倒的に足りません。

そのまま70代に突入すると筋肉の残高はあっという間に底をつき、筋肉の自己破産とも言える状態に陥ります。

そこで絶対に必要になるのが1日20分だけ外の世界を歩くことです。

重いバーベルを持ち上げるような辛い筋トレは必要ありません。

ただ家の外に出て少しでこぼこしたアスファルトや土の道を歩いてください。

顔にあたる風の冷たさや温かさを感じ、太陽の光を浴び、わずかな地面の傾斜を足の裏で察知する。

実はこの不規則な刺激こそが足の裏のセンサーを通じて、あなたの脳に直接起きろという強烈なシグナルを送っているのです 。

外を歩くことで体全体のバランス感覚が研ぎすまされ、家の中では絶対に鍛えられない細かな筋肉が騒動員されます。

もし外を歩くのが億劫だ、20分も歩き続けられないという状態だとしたら、あなたの体はすでに黄色信号が点滅しています。

まずは1日5分家の周りを1周するだけでも構いません。

その一歩が3年後のあなたが車椅子に乗るか、自分の足でスーパーに買い物に行けるかを決定付けるのです。

続いて第2のポイントはお口の環境と消化器です。

あなたは今定期的に歯医者さんに通ってお口のケアができていますか?

歯が痛くないから歯医者には言っていない。

硬いものが食べにくくなったけど、 柔らかいものを食べていれば問題ない。

もしそう思っているなら、あなたは自らの手で全身に病気の種をばらまいているのと同じです。

最新の医学ではっきりと証明されている恐ろしい事実があります。

それはお口のトラブルは心臓の病気や認知症の引き金になるということです。

口は私たちの命を支える栄養が入ってくる唯一の玄関です。

この玄関にゴミが溜まり歯周病が繁殖しているとどうなるでしょうか?

その恐ろしいバイ菌たちは歯ぐきの毛細血管からいとも簡単に血液の中に侵入し、あなたの全身を巡り始めます。

心臓にたどり着けば血管を詰まらせて心筋梗塞のリスクを跳ね上げ、脳にたどり着けば脳の神経細胞を破壊して認知症の進行を早めてしまいます。

歯の汚れがあなたの命を奪う凶器に変わるのです。

さらに歯が悪くなって柔らかいものばかりを食べるようになると、肉などの貴重なタンパク質をしっかりと噛み砕いて胃腸に送ることができなくなり ます。

栄養が吸収できなくなれば当然先ほどお話しした筋肉の貯金も作れなくなり、あっという間に全身が衰え果ててしまいます。

70歳を過ぎて自分の歯でお肉をしっかり噛みきれない、半年以上歯医者さんに言っていない人は3年以内に全身の栄養失調と病気の連鎖に飲み込まれる危険性があります。

一生自分の足で歩き、美味しいものを笑顔で食べたいなら、痛くなくても 半年に1度は必ず歯医者さんでクリーニングを受けること。

これを絶対に忘れないでください。

お口の健康を守り抜くことはあなたの脳と心臓を守る最強の盾になるのです。

さあ、足腰とお口の重要性を理解したところで第3のポイント、血管と内臓のお話です。

ここではあなたの体内を流れる川の話をしましょう。

ズバり言います。

1日に1.5Lの水分をこまめに飲むことができない人は血管がドロドロに詰まります。

喉が乾いたらお茶を飲んでいるから平気と思うかもしれません。

しかし70歳を過ぎた私たちの体には非常に恐ろしい変化が起きています。

それは脳にある喉の乾きを感じるセンサーが錆びついて鈍くなってしまっているという事実です。

つまりあなたがああ喉が乾いたなと感じたその瞬間、あなたの体の中はすでに深刻な隠れ脱水状態、いわば砂漠化が始まっているのです 。

若い頃のように体内にたっぷりと水分を蓄えておくはもうありません。

水が足りなくなった血管の中では血液がヘドロのようにドロドロになり血の流れが極端に悪くなります。

これが脳の細い血管で起これば脳梗塞に、心臓の血管で起これば心筋梗塞になります 。

ある日突然何の前ぶれもなく倒れてしまいそのまま寝たきりになってしまう。

その最大の原因の1つがこの水分不足なのです。

だからこそ喉が乾く前に意識して水を飲む習慣が絶対に必要です。

目安は1日に1.5L。

もちろん1度にがぶ飲みする必要はありません。

むしろそれは胃腸の負担になります。

大切なのはこまめに飲むことです。

朝目を覚ました時にコップ1杯の水を飲む。

これで寝ている間にドロドロになった血液を洗い流します。

そして朝食の時、10時のお茶の時間、昼食の時、午後3時、夕食の時、お風呂に入る前、そして寝る前。

このように1日の中で水や麦茶を飲むタイミングをあらかじめ決めておいてください。

70歳を過ぎてあまり水分を取らないという人は、3年以内に致名的な病に倒れるリスクが跳ね上がります。

今日から意識してコップを手にする回数を増やしてください。

ここまで筋肉、お口、血管と体の機能についてお話ししてきましたが、ここからが本当に重要です。

私たち人間を人間垂らしめる中心部分、第4のポイント社会的な繋がりについてお話しします。

あなたは今1日のうちに家族以外の人と楽しく会話をする時間がありますか?

もし今日は誰とも話さなかった1日中テレビを見て終わってしまった。

という日が続いているならあなたの脳は今猛烈なスピードで移縮し始めています。

医学的な研究によって導き出された衝撃的なデータがあります。

それは孤独は1日に15本のタバコを吸うことと同じくらい体に悪いという事実です 。

人と関わらず1人で引きこもる生活はただ寂しいというだけの問題ではありません。

あなたの体と脳を物理的に破壊していく恐ろしい猛毒なのです。

私たちは会話というものを息をするように自然に言っていますが、実は会話とはものすごく高度な脳の総合運動です。

相手の表情を読み取り、声のトーンから感情を察知し、言われた言葉の意味を瞬時 に理解して、自分の記憶の中から適切な言葉を探し出し 、口の筋肉を動かして声を出す。

この一連の流れをほの数秒の間に無意識に言っているのです。

誰かと話す時、あなたの脳の中では何億もの神経細胞が活発に電気信号をやり取りしています。

しかし誰とも話さない日が続くとこの神経細胞の回路は使われなくなり、まるで人が通らなくなった獣道のように あっという間に草に覆われて消滅してしまいます。

これが認知症への最短ルートです。

70歳を過ぎて用事がないからと言って人との関わりを立ってしまった人は3年以内に社会的フレールと呼ばれる孤立状態に陥り、一気に心と体の活力を失ってしまいます。

難しく考える必要はありません。

地域のボランティアや趣味のサークルに参加できれば素晴らしいですが、それがハードルが高いと感じるならもっと小さなことでいいのです。

スーパーのレジ内の店員さんにありがとうと笑顔で声をかける。

近所を散歩している時にすれ違った人に、おはようございますと挨拶をする。

たったそれだけのほの数秒の関わりを持つだけであなたの脳には新鮮な刺激が送り込まれ神経回路が太く保たれます。

人とのつがりを自分から断ち切らないこと 。

これこそが最後まで自分らしく尊厳を持って生き抜くための最強の防波堤になるのです。

そして最後第5のポイントは自律神経と呼吸です。

ここまでお話ししてきた4つのポイント

筋肉、歯、水分、そして会話。

これらを全て支え全身の細胞に命のエネルギーを送り込む究極の土台がこの5つ目です。

あなたは今深くゆったりとした呼吸ができていますか?

現代のシニア世代の多くが知らず知らずのうちに浅くて早い呼吸に陥っています。

姿勢が前鏡になり、胸の筋肉が硬くなっているため肺のほんの上半分だけではハーハーと息をしている状態です。

この浅い呼吸ができないとどうなるでしょうか?

どれだけ外を歩いて筋肉を鍛えようとしても、どれだけお水を飲んで血液をサラサラにしようとしても、 肝心の酸素が全身の細胞に届きません。

体の中が常に酸欠状態になってしまうのです。

酸欠になった細胞はエネルギーを作り出せず、常になんだかだるい、疲れやすいと感じるようになります。

そして何より脳に十分な酸素がいかないことで集中力が途切れイライラしやすくなり、自律神経のバランスが完全に崩壊してしまいます。

自律神経というのは私たちの血圧を調整し 、内臓の働きをコントロールし、夜には体をリラックスさせて深い眠りにつかせる。

この自律神経が狂ってしまうと不眠症になり、高血圧になり、あらゆる病気の引き金になります。

70歳でため生ばかりついて意識して深い呼吸ができない人は、3年以内に自律神経が悲鳴を上げ原因不明の体調不良に悩まされて 自分で生活できなくなってしまいます。

ではどうすればいいのか。

解決策はお話しした中で最も簡単で今すぐこの場でお金もかけずにできることです。

それは1日5分だけ意識して深呼吸をする時間を作ることです。

呼吸は私たちが自分の意思でコントロールできる唯一の自律神経の調整スイッチです 。

やり方はとてもシンプルです。

肩の力を抜いて鼻から4秒かけてゆっくりと息を吸い込んでください。

この時お腹が風船のように膨らむのを意識します。

そして口から8秒かけて体の中に溜まった悪いもの不安や疲れを全て外に追い出すようなイメージで、長くゆっくりと息を吐き切ります。

数時間よりも吐く時間を長くする。

これが自律神経をリラックスさせる最大の秘訣です。 

夜、布団には行ってからでも構いません。

テレビを見ている時のCMの間でも構いません。

この深い呼吸を意識するだけであなたの全身の細胞に新鮮な酸素という命のエネルギーが巡り、 内側から生命力が蘇ってくるのを実感できるはずです。

ここでこれら全てを連携させた究極の1日 ルーティンとして、どう日常生活に落とし込めばいいのか具体的なイメージをお伝えしましょう。

朝目が覚めたらベッドの上で大きく伸びをしながら深い深呼吸をします。

これで自律神経のスイッチをオンにします 。

起きたらすぐにコップ1杯のお水を ゆっくりと飲み干し、乾いた体に潤いを与えます。

朝食をしっかりと噛んで食べた後は歯磨きをしてお口の中を清潔にリセットします。

日中少しだけ足を伸ばして近所の公園やスーパーまででこぼこの道を意識して20分ほど歩きます。

スーパーではレジの店員さんに笑顔でありがとうと声をかけます。

そして帰宅や夕食後にもこまめにお水を 飲み、夜はゆっくりとお風呂に使って再び 深呼吸をしながら眠りにつく。

どうでしょうか?

 

これなら特別な道具も 高いサプリメントも必要ありませんよね。

当たり前の生活の中にほんの少しの意識と 工夫を取り入れるだけです。
 

あなたは食事についてきっと何かを考え直すはずです。

 

68歳の男性の話です。

長年1人暮らしを続けていました。

1人分の食事にわざわざ手間をかける必要なんてない。

よくそう言っていました。

しかし3ヶ月前その自由な生活は突然終わりを告げました。

自宅の玄関にあるたった10cmほどの段差。

毎日何百回と超えて来たはずのあの小さな段差で、そのまま転倒し骨折。

しかし問題はその後でした。

リハビリが思うように進まなかったのです。

検査の結果を見た医師は静かにこう言いました。

筋肉量が同年代の平均よりもかなり少ないと。

本人はもう68歳だから仕方ないと。

でも本当にそうでしょうか。

年齢だけが原因だったのでしょうか。

毎朝何を食べていたのか。

昼は何で済ませていたのか。

 

散歩の後に何を飲んでいたのか。

 

夜は何を食べて何を飲んでいたのか。

その1つ1つを丁寧に聞いていくと、病気で突然弱ったのではありませんでした。

毎日のごく普通の食事の積み重ねによって、少しずつ静かに自分の筋肉を削り続けていたのです。

ここで1つ知っておいて欲しい事実があります。

60歳を過ぎると筋肉は若い頃の半分以下になると言われています。

つまり同じ食事をしていても、30代の時より筋肉が失われやすい体になってるのです。

にも関わらず多くの方が20年前と同じ感覚で食事をしている。

これが静かなお年穴です。

お伝えするのは特別な話ではありません。

60歳を過ぎた方が毎日何気なくやっている。

しかし筋肉を確実に弱らせている食事の習慣です。

あなた自身あるいは大切な家族に思い当たることがあるかもしれません。

そしてこれから話す内容の中に、1つだけでも自分もやっていると気づくものがあれば今日から変えられます。

完璧に変える必要はありません。

たった1つでいいのです。

さあ、最初の習慣から始めましょう。

これは多くの方が健康的だと信じているあの朝の週慣についてです。

まず見直して欲しいのが朝食です。

60歳を過ぎた方に非常に多いのが、朝は軽くていいという考え方です。

バナナ1本、トースト1枚、お茶漬けあるいはコーヒーだけ、それだけで朝食を終わらせてしまう習慣です。

バナナが悪いわけではありません。

トーストが体に毒なわけでもありません。

問題はそれだけで朝を終わらせてしまうことです。

筋肉は毎日壊れては作り直されています。

その材料になるのがタンパク質です。

ところが朝にタンパク質がほとんど入ってこないと、体は筋肉を修復する材料を受け取れないまま1日を始めることになります。

ここで多くの方が知らない事実があります。

筋肉の合成は1回の食事で大量に盛るよりも、朝、昼、夜と均等に分けて盛る方がはるかに効率が良いと複数の研究が示しています。

つまり夜にしっかり食べても朝にタンパク質がなければその分は取り戻せないのです。

朝食はバナナ1本と水だけで、果物だから健康的だと信じていました。

しかし体の中では朝の数時間筋肉を修復する材料がゼロの状態が続いていたのです。

そしてここが特に怖いところです。

60歳を過ぎると若い頃と比べて、筋肉を作るスイッチが入りにくくなります。

専門的にはタンパク質の同化抵抗性と呼ばれる現象で、同じ量のタンパク質を食べても若い人より筋肉への変換効率が落ちるのです。

だからこそ毎食タンパク質を意識してもることが、60歳以降では若い頃より何倍も大切になります。

しかし難しく考える必要はありません。

朝のバナナに卵を1つ足す。

トーストに納豆か豆腐を添える。

味噌汁に卵を落とす。

ヨーグルトを小さなカップ1つ加える。

たったそれだけで体に入る材料は大きく変わります。

費用にすれば1日数十円の話です。

しかしその数十円の差が数年後の足越しの差になって現れる可能性があります。

あなたは今朝何を食べましたか?

もし思い当たることがあるなら明日の朝から卵を1つ足すだけでいい。

それだけであなたの体は違う反応を始めます。

ただし朝食だけを変えても足りない場合があります。

実は多くの方が見落としているのは昼食です。

しかもその昼食の落とし穴はお腹が満たされているから気づきにくい。

食べた直後は元気なのに午後になると急に眠くなる。

体がだるくなる。

その原因が昼食に隠れているとしたらあなたはどう感じますか?

1つ質問させてください。

あなたは昼食を何で済ませることが多いですか?

菓子パン、カップ麺、おにぎりだけ。

60歳を過ぎると昼は簡単でいい。

1人分だからこれで十分と考えてこうした食事で済ませる方がとても多くなります。

安くて早くて後片付けもいらない。

確かに便利です。

しかしここに見えない落とし穴があります。

パンやカップ麺は糖質が多い一方で、筋肉の材料になるタンパク質がほとんど含まれていません。

食べた直後は満腹感があり、少し元気になったような気がします。

ところが1時間もすると急に眠くなる。

体がだるくなる。

午後に何もやる気が起きなくなる。

これは単なる疲れではありません。

血糖値が大きく上がり、そして急激に下がっているサインです。

血糖値の乱行下が毎日続くと体はエネルギーの使い方を乱し始めます。

そして筋肉を守るホルモンの働きも徐々に弱まっていきます。

最新の研究では満性的な血糖値の乱れが、筋肉の分解を促進する可能性があることも指摘されています。

つまり甘いパンを食べるたびに、知らないうちに筋肉を削っているかもしれないのです。

腹が膨れればいい。

それだけを考えていたのです。

しかし足腰を守る食事としては大きく足りていません。

菓子パンを絶対に食べるなという話ではありません。

食べるならそこに茹で卵を1個足す。

サバの缶詰を半分添える。

小さな豆腐パックを1つ加える。

それだけでただの糖質の食事が筋肉を守る食事に変わります。

そしてもう1つ、昼食と同じくらい多くの方が見落としているものがあります。

それは食事ではありません。

飲み物です。

毎日30分歩いている。

近所の公園まで散歩している。

買い物もできるだけ歩いて行っている。

そうした習慣はとても素晴らしいことです。

しかし問題はその後に何を飲むかです。

体に汗をかいたから、体に良さそうだから、運動後だからと言って、スポーツドリンクや甘い感コーヒー糖分入りの清涼飲料水を何気なく飲んでいませんか?

スポーツドリンクは激しい運動を長時間続ける人には有効な場合があります。

しかし30分程度の軽い散歩の後に、毎回飲む必要があるとは必ずしも言えません。

むしろ糖分の飲み物を習慣にすると、せっかく歩いて血流を良くした直後に、血糖値を大きく揺らしてしまうことになります。

散歩の後に冷えたスポーツドリンクを飲むのが楽しみす。

健康的だと信じていました。

しかし実際には30分歩いた努力をその1本で台無しにしていた可能性があったのです。

散歩の後はまず水で十分です。

汗をたくさんかいた日は麦茶や無のお茶でも構いません。

さらに筋肉を守りたいなら、無糖の豆乳や牛乳を少量飲むのも良い選択です。

歩くことは正しい、しかしその後に何を口にするかで、足腰を守る習慣にも筋肉を減らす習慣にも、同じ散歩が全く違う意味を持ってしまうのです。

では夜はどうでしょうか?

多くの方が今日はちゃんと食べたと安心しやすい。

しかし実は大きなお年穴が隠れている夕食の話をお伝えします。

夕食の話をします。

これは少し耳が痛いかもしれません。

60歳を過ぎると料理に手間をかけるのが面倒になってきます。

それは仕方のないことです。

体力も落ちてくる。

1人分のために台所に立つのが臆病になるなる。

だからハム、ソーセージ、ベーコン、ちくわ、冷凍のおかずで夕食を済ませるかが増えてきます。

見た目はちゃんとしたおかずです。

肉らしいもの、タンパク質らしいものが食卓に並んでいる。

だから今日はちゃんと食べたと安心しやすいのです。

しかしここが最も気づきにくいお年穴です。

ハムやソーセージ、ちくわといった加工肉や練り物は確かにタンパク質を含んでいます。

しかしその量は見た目ほど多くありません。

例えばソーセージ2本に含まれるタンパク質は約6g程度です。

一方、60歳以上の方が一食で必要なタンパ質の目安は25gから30gと言われています。

つまりソーセージだけでは必要量の1/4にも満たない可能性があるのです。

さらに問題があります。

加工肉には塩分と脂肪、そして保存のための添加物が多く含まれています。

毎日の食事の主役にすると筋肉だけでなく血管にも少しずつ負担をかけることになります。

高血圧や動脈硬化のリスクが高まる60代以降にとってこれは見逃せない事実です。

夜はソーセージを焼くだけ、ハムを数枚食べるだけの日がよくあります。

肉を食べているから大丈夫と思っています。

しかし、足腰を支える本当の材料としては毎晩少しずつ足りなかったのです。

大切なのは肉らしく見えるかどうかはありません。

本当に体を支えるタンパ質が十分な量で入っているかどうかです。

例えば焼き魚1切れ、卵2個、豆腐半丁、納豆1パック、鶏胸肉100g。

これらは加工肉と比べてタンパク質の量が多く、塩分や添加物も少ない。

料理が面倒ならサバ缶を開けるだけでもいい。

豆腐に醤油を少しかけるだけでもいい。

それだけで夕食の質は大きく変わります。

そしてもう1つ夕食と切り離せない習慣があります。

夜の1杯です。

60歳を過ぎた方にとって夜のビールや晩酌はただの飲み物ではありません。

1日が終わった安堵感であり、静かな時間を満たしてくれる小さくて大切な楽しみです。

ですから私は今すぐ全部やめなさいとは言いません。

ただ筋肉を守るという視点から見ると毎晩の飲酒は見逃せない習慣です。

筋肉は昼間に動いている時だけでなく、夜眠っている間にも修復されています。

成長ホルモンが分泌され、日中に傷ついた筋肉が静かに作り直される。

その大切な時間帯にアルコールが多く入ると何が起きるか?

睡眠の質が下がり、深い眠りが妨げられ、筋肉を修復するための時間が乱されてしまうのです。

研究によれば就寝前のアルコール摂取は、睡眠の時間を最大で40%減少させる可能性があると言われています。

つまり夜しっかり食べても、お酒を飲めばその修復効果が大きく損われる可能性があるのです。

これくらいならと1日が終わらない。

しかしその小さな楽しみが、ただでさえ少なくなっていた筋肉の回復時間をさらに削り続けていた可能性があるのです。

楽しみを全部奪う必要はありません。

毎晩2本なら1本にする。

飲むなら食事中だけにして寝る直前まで飲み続けない。

空腹のまま飲まない。

代わりに温かいお茶や無酸水を手元に置く。

そのわずかな変化だけでも体への負担は確実に変わります。

朝の習慣、昼の習慣、散歩後の飲み物、夕食の中身、そして夜のお酒。

これら1つ1つはどれも小さな習慣です。

しかし、その小さな習慣が何年も積み重なると、ある日突然10cmの段差で足が上がらなくなる。

そういう現実として現れてくるのです。

焼き魚、味噌汁、卵焼き、ほれ草のおひたし、ご飯。

特別な高級料理ではありません。

どこにでもある昔ながらの日本の朝ご飯です。

知識がなかったわけでもありません。

ただ自分1人のためにわざわざ手間をかける気になれなかっただけです。

面倒だから安いから腹が膨れるから。

その小さな理由が毎日積み重なって数年後に足腰しの差となって現れます。

魚、卵、豆腐、野菜、味噌汁。

そうした当たり前の一品が体を支える材料になっていたのです。

私たちが子供の頃から食べてきた。

あの普通の食卓が実は最も利に叶った筋肉を守る食事だったのです。

ここで1つ大切な考え方をお伝えします。

60歳を過ぎてから食事を変えようとすると多くの方を完璧にやらなければという気持ちになります。

毎日きちんと料理しなければいけない。

甘いものもお酒も全部やめなければいけない。

しかしそう考えると最初から諦めてしまいます。

そうではありません。

お伝えしたいのはたった一品足すという考え方です。

朝がトーストだけなら卵を1つ足す。

バナナだけなら納豆かヨーグルトを小さく足す。

昼が菓子パンなら茹で卵かサバ缶を1つ添える。

カップ麺の日でも豆腐を半長置く。

夜にソーセージを食べるならせめて豆腐か納豆か卵を一品加える。

散歩の後は甘い飲み物ではなく、無糖のお茶かそれだけです。

完璧な食事に変える必要はありません。

今のもの筋肉を守る材料を1つ足すだけでいい。

そしてここが希望です。

60歳を過ぎた体は小さな不足に弱い一方で、小さな改善にもきちんと反応してくれます。

毎朝卵を1つ足すだけで、3ヶ月後には筋肉量の維持に明らかな差が出るという研究結果も報告されています。

体は正直です。

与えた材料に静かにしかし確実に答えてくれます。

毎朝のバナナに卵を1つ足していれば、菓子パンの日に茹で卵を1つ買っていれば、散歩の後飲み物を無糖のお茶に変えていれば、結果は違っていたかもしれません。

筋肉を守ることは若かわかしい体を作るためだけではありません。

自分で玄関の段差を超えること、自分で買い物に行くこと、自分で風呂に入り、自分で台所に立ち、自分の家で自分らしく暮らし続けること。

その当たり前の自由を守るためです。

今日から完璧に変える必要ありません。

明日の朝、卵を1つ手に取ってください。昼に貸を買うなら隣に茹で卵を1つ並べてください。

散歩から帰ったら冷蔵庫の麦茶に手を伸ばしてください。

夜のソーセージの隣に小さな豆腐を一丁置いてください。

たった1つでいいのです。

あなたの体は今日の一口から変わり始めます。

もう年だからと片付けないでください。

未来の足腰しは今日の食卓の上にあります。