あなたはスライトエッジという言葉をご存知でしょうか。
自分の夢を叶えられる人、高い目標を達成できる人が20人に1人と言われています。
つまり5%しかいません。
努力しても成果が出ない。何をやっても続かない。
95%の人間はそんな報われないサイクルを繰り返しています。
しかし、どんなことにチャレンジしてもしっかりと継続できて、さらには成果を出せる5%側の人間が存在しているのも事実です。
ではその5%の人間が他の95%とは何が違うのでしょうか。
その答えは遺伝や学歴、運や偶然ではありません。
そして、生まれつき成功にふさわしかったというわけでもなく。
それでも彼らは成功する。
その違いはたった一つ、スライドエッジを理解しているか。
これだけです。
スライトエッジとは、小さくつまらなく見える行動の積み重ねがやがて圧倒的な差になるという考え方です。
そんなこと自分も知っていると思いましたよね。
ですが本当の意味で、このスライド エッジを理解できているとしたら、あなたはすでに5% 側にいるはずです。
そのスライトエッジについて詳しく書かれた本を紹介します。
この本は日本語訳されておらず、日本ではほとんど知られていません。
しかし、海外では世界最高の自己啓発本とまで言われるほどの名著です。
ニューヨーク大学ではマネジメント講義の必読書に選ばれています。
大学の講師デビットローゼンタール氏はこう語っています。
成功を理解するにはこの本がかかせない。読者の間でも絶賛の声が後を絶ちません。
なぜ自分の努力が報われなかったのかずっとわからなかった。
でもこの本が教えてくれた。
成功できなかった理由も、貯金できなかった理由も、全てここに書いてあった。
読んだ瞬間人生が変わった。
この本はなぜここまで人々の心を掴むのか。
その理由を見ていきましょう。
本書は二人の若者の話から始まります。
2人はニューメキシコで同じような家庭環境で育ち、学校も小学校から大学まで全て同じでした。
彼らは2人とも小学生の時にIQが低いと言われ、勉強も運動も全て平均以下、しかし夢や野心に満ちていて未来への可能性を信じていました。
ですが二人には違うことがありました。
それは選んだ道とその先のたどり着いた場所です。
1人は大学を中退し、筋トレとナンパに明け暮れ、バイトの掛け持ちでその日暮らし、やがてビジネスに挑戦するも失敗、その後全てを失いました。
もう1人は大学を卒業し、大企業に就職、その後3つの会社を起業して成功を重ね、現在は豊かな人生を送っています。
実はこの2人の若者、どちらも著者自身の話です。
人生で失敗と成功を何度も繰り返して、ある法則に気がついたと言います。
成功する人は5%、残りの95%は途中で諦めてしまう。でもその違いは才能でも運でもIQでもない。
たった一つ続ける仕組みを持っているかどうか。それだけです。
ほとんどの人が一旦始めたことを続けられないのはなぜ続かないかを知らないからです。
これを見てください。このイラストは本書の中で何度も登場するスライトエッジの象徴的な図です。

見ての通りある一点から二つの方向に分かれていきます。
上に向かう曲線は良い選択の積み重ね、そして下に向かっていく曲線は悪い選択の積み重ねです。
今あなたはどちら側にいると思いますか。
自分の人生は上昇カーブに乗っていると感じますか。
それとも気づかないうちにゆっくりと下り坂を滑り落ちている最中でしょうか。
おそらくほとんどの人が多分中間くらいと思うはずです。
でも残念ながら、中間は存在しないと本書では断言しています。
あなたは、今上昇しているか下降しているか、そのどちらかしかないのです。
ですがここから上昇に切り替えることは、誰にでも100%可能です。
その鍵となるのがスライトエッジを理解し、日々の小さな選択を意識すること。
とはいえ、多くの人がそこでつまずいてしまうのには、ある理由があります。
問題はその差がすぐに見えないことです。
成功に必要な小さな行動が最初は全く成果が見えません。
だから多くの人が意味がないと感じてやめてしまいます。
例えば健康、野菜を食べよう、運動をしよう。誰もが正解を知っています。
でも現実には肥満や生活習慣病が増え続けています。
なぜか、今日やらなくても死なないからです。
ハンバーガー1個では死なない。
運動を一日さぼってもでも何も起きない。
でも、それを1年続けたら未来はどうなるでしょうか。
1年あればほとんどの人が理想の体型になれます。
でも最初の1週間でやめてしまえば何も変わりません。
そこが落とし穴なんです。
実は地味で退屈な行動こそが、人生を変える唯一の方法だと言います。
これに気づいた人だけが5%の側に立てるのです。
ほとんどの人間はこれを理解していても実行に移せず、ある日突然人生を変える一発逆転の何かがやってくると信じています。
宝くじ、とんでもないひらめき、誰かとの運命の出会い、そんなものばかり期待しています。
けれど真実は逆です。成功とは毎日行っている簡単ことから生まれる。
そして失敗もまた毎日行っている簡単なことから生まれます。
例えば1日に10ページだけ本を読んだとして、1年後には10冊ほどの本を読み終えていることになります。
たったの10ページで、たったの1年で、10冊の知識の差が出るのです。
だからこそ、スライトエッジの力を信じて行動し続ける人と、目に見える変化がないことに不安を感じやめてしまう人との間で、時間とともに大きな差が生まれていくのです。
あなたはすでに成功に必要なことを全部知っているんです。ただやらないだけです。
毎日本を読めば知識がつくことも、毎日筋トレをすれば筋肉がつくことも、毎日努力すれば成長できることも誰もが知っています。
この行動は未来が変わるかもしれないという可能性ではなく、スイッチを押せば必ず電気がつくのと同じで、必ず未来が変わるという確信です。
ただ一つ違うのはそこに時間が関わっているということだけです。
著者はこういっています。
意志の力じゃ無理なんだ。もし自分を積み上げ成長し、スライドエッジの上昇の道を進みたいなら、必要なのは味方だ。助けがいるんだ。
その力とは時間だ。
意志の力についてはこれまで多くの成功者たちが語ってきました。
ですがこの本はそうした常識を覆します。
意志の力なんて必要ない。
むしろ過大評価されすぎているとはっきり言い切るのです。
意志力は一時的で我慢や自己管理だけではいずれ反発して崩れると言います。
必要なのは時間です。
例えば、今人生がうまくいっていないと感じているとしましょう。
健康、財産、結婚、仕事、どれであれ失敗の側に天秤が大きく傾いているように見える。
多くの小さな判断ミスが積み重なって、今やどん底にいると感じているかもしれない。
こんな時、私たちは劇的な変化を望みます。
映画のように何か奇跡が起きて、状況が一変してくれればいいのにと。
ですが現実では今何ができるかを考えるしかありません。
ほんの小さな前向きな行動を一つだけ追加してみる。それだけです。
何も変わったようには見えない。でももう一つ追加する。
そしてまたもう1つ、またもう1つ、するとそのうち、天秤の傾きがわずかに変わるのが分かってくる。
やがてその失敗側にあった重みが、少しずつ持ち上がり始める。
そして成功側へとゆっくり傾き始めるのです。
だから大きなことをやり続ける意志の力はいらないのです。
そんなものはすぐに限界がきます。
簡単で誰でもできることの積み重ね。その時その時の一瞬の選択なのです。
大事なのはやめないこと。信じて続けること。

スライトエッジの加工曲線にいるとしても、過去に間違った選択をどんだけ積み上げていても、今この瞬間からやり直すことはできると著者は言います。
とは言っても大半の人間はこれを実行に移すことができません。
今その瞬間の選択だけが未来を変える。鍵だとわかっていてもできない。
そういう人に向けて夢を叶える3つのステップというものを用意してくれています。
ステップ1は書き出す。
どんな分野であっても成功を手にするために最も重要なスキルは想像する力です。
スポーツでも、ビジネスでも、恋愛でも、どの分野でもそれは共通しています。
イメージするということはただ空想するのではなく、現実に引き寄せる行為です。
そのためには脳の中にだけ留めておいてはいけません。
現実の世界で物理的に書く必要があります。
あなたの夢は何ですか。
理想の家、理想の仕事、理想の結婚、どんな夢でもいいのです。
心から叶えたいと思う夢を短い言葉で書き出してください。
夢は大きくても小さくてもいいです。
次はこの夢たちに2つの要素を加えます。
まずはその夢に何をという要素を足して具体的な言葉にしてください。
例えば、経済的に自由になりたいという夢があるとしたら、経済的自由とは一体何を意味するのでしょう。
銀行口座にいくらあればいい。
年収はいくら、それらを全て明確に書き出してください。
誰もが羨む美しい体を手に入れたいという夢なら、何キロまで痩せる。
ベンチプレスは何キロが目標など具体的にしてください。
次はいつまでに作成するかを決めてください。
夢には期限が必要です。
全ての夢について、いつまでにそれを叶えたいかを明確に書きましょう。
作業の80%は最後の20%の時間で片付くと言われています。
例えば夏休みの宿題を思い出してください。
8月の終わりに全体の8割を一気に終わらせた人多いはずです。
でももし夏休みの宿題に提出期限がなかったらどうでしょう。
一生終わることはないですよね。
夢や目標も同じでいつかやろうではずっとやりません。
いつかは永遠に来ないんです。
書き出して明確にして期限を決めること。それが夢を現実に変える最初の一歩です。
最初の一歩です。
続いてステップ2は毎日見ること。
夢を書き出す最大の理由はそれを毎日見て読み返すためです。
なぜ毎日それを見る必要があるのか覚えておいてください。
成功する確率は19対1で失敗側に偏っています。
だからこそ常に自分の脳に自分はどこに向かっているのかを思い出させ続ける必要があります。
ナポレオンヒルが500人のトップクラスの成功者を研究して成功者の共通点を導き出しました。
それはみんな自己暗示をしていたことです。
つまり自分の目標を規則的に繰り返し、自分自身に語りかける力です。
彼の調査によれば、この人たちは平均して毎日2回、自分に向けて目標を語りかけていたと言います。
なぜ成功者たちが自分の目標を毎日自分に言い聞かせる必要があったのか。
彼らの意志力が弱かったから、それでも記憶力が悪かったから、違います。彼らは潜在意識の力を理解していたからです。
潜在意識の中に常に自分の目標をフィードしておくことで、その目標と一致した出来事を引き寄せ不必要なものを排除できるようになるのです。
だからこそ、あなたも目標を見えるところに大きい自分の無意識の領域に刻み込みましょう。
続いてステップ 3は計画を立てるです。
多くの人が正しい計画、うまくいく計画を立てなきゃと思いがちですが実は違います。
目指すのは完璧な計画ではありません。
必要なのはとにかく始められる計画、正直に言いましょう。
最初の計画通りゴールにたどり着ける人、こんな人は存在しません。
どんな成功者でも多かれ少なかれ当初の計画からは外れているといえます。
なぜなら途中で予想外のことが起きたり、絶対に超えられない壁にぶち当たったりするからです。
だからこそ大事なのはまず動き出すための設計図を持つこと。
計画とはゴールにたどり着くためではなく、行動を始めるために必要なものなんです。
著者はこうも言っています。
完璧な計画を追い求めるあまり、直感やひらめき、柔軟な発想を失ってしまうことがあると。だから走りながら学ぶ、進みながら修正する。
このサイクルに入ることが何より大事なんです。
つまりあなたに必要なのは完璧な計画ではなくスタートを切れる計画です。
スライトエッジを理解して行動を続けていけば、計画はやがて自然と正しい形に育っていきます。
3つのステップを理解したら、次に大切なのが自分自身への投資です。
たった1日10ページ読むだけで人生が変わるなんて信じられますか。
そして実際にその小さな選択が人生を大きく変えてきた人たちを何人も見てきたと言います。
夢や希望はあるのにそこへたどり着く道が見えない。
本当はすでに多くを持っているのにそれを生かす術を知らない。
そんな人この世界にたくさんいます。
リンカーンの有名な言葉があります。
木を切り倒すのに6時間あるなら、私は最初の4時間を斧を研ぐのに使う。
彼は木を切るという本番の作業に2時間しか使わず、 その2倍の時間を準備に使うと言っているのです。
この例えをあなたの人生という仕事に置き換えた時、その道具は何か。
それはあなた自身です。あなたこそが斧なのです。
どんな角度で斧を振るかどれだけ力を込めるか、どこを狙うかなどは全て後で学べばいいことです。
でも最初に取り掛かるべきは斧そのものを鍛えることなのです。
ある研究によると大学に進学しなかった高校卒業者のうち58%が、その後一生で1冊の本も読まないということが分かりました。
この現象こそがなぜ95%の人が失敗曲線に滑り落ちてしまうのかを物語っています。
彼らは夢や理想を持っていなかったわけではありません。
ただ必要な知識を得られなかっただけなのです。
国連によれば世界には10億人以上の人々が読み書きができないとされています。
つまり世界の7人に1人が読むことができないということです。
そしてこう考えてみてください。
もしあなたが先ほどの58%に入っていて、高校卒業後に1冊の本も読んでいないとしたら、その10億人とあなたにどんな違いがあるでしょうか。
本を読む能力があったとしても読まないのであれば何の違いもありません。
でも問題はただ読まないことではなく、何を読むかが大事だということです。
本を読むことができる7人のうち6人は娯楽や時間つぶしのためだけに読書をしています。
もちろん娯楽を否定するわけではありません。
誰だって楽しいことが好きですし、マンガや恋愛小説だって悪くはありません。
けれどそのような本をいくら読んでもスライドエッジの上側には到達できないのです。
ですが、もしあなたが7つの習慣や思考は現実化するのような本を毎日の読書リストに加えたらどうでしょうか。
それは全く違う世界が開ける選択となります。
さて明日からあなたには2つの道があります。
朝6時アラームが鳴る、無意識のうちに手が伸びてボタンを押す。
あと10分の猶予。
今あなたは選択を迫られる。
電気をつけて頭を起こしてエンジンをかけ、ぼんやりした脳を刺激して感謝している3つのことを書き出す。
毎日やると決めた10分の散歩、そして10ページの読書、あるいはもう一度布団に潜り込んで二度寝することもできる。
あなたの人生の方向性はその瞬間に決まります。
たった1回の朝じゃないか、数分でだけでしょ。人生を左右するような話じゃないよと考える人。
スライトエッジを理解して瞬間の選択を間違えない人。ここで差がつきます。
今は大したことに思えないかもしれない。でもその数分の使い方が実は次の40年間の過ごし方を選んでいることになる。
そして何より大事なのはそれが難しいことではないという事実です。
あなたの哲学が変われば、あなたの態度が変わります。態度が変われば行動が変わります。行動が変われば結果が変わります。結果が変われば人生が変わります。
やってもやらなくても大差ないように思える。小さな行動が実はとてつもない力を持っているとどうか気づいてください。
1日、数分の読書を続けるかどうか。スマホをいじる前に1つだけ家事を済ませるかどうか。ほんの一言ありがとうを伝えるかどうか。
どれも簡単です。今日やっても何も起こりません。明日やっても何も起こりません。
それを1ヶ月続けたところでまだ何も起こりません。だから95%の人は成功できないのです。
ですが成功できる人は知っています。1年後のは大差が開いている。
今この瞬間からでも始められる力があります。道具もいらない。知識も才能も環境もいらない。必要なのは今日からやると決めることだけです。
いつかチャンスがやってきたら、いつかお金ができたら、いつか時間ができたら、いつかスキルを身につけたら、このような言葉を自分に言い聞かせたことはありませんか。
いつかなど存在しません。今までもこれからも存在しません。あるのは今日だけです。
明日が来たとしてもそれはまた別の今日になるのです。その翌日もそしてその次の日も全て今日です。
私たちにあるのは今この瞬間だけです。ただあなたにはそれが見えていないだけ。
ずっと続けていることがあるけど今は目に見える進展がないと感じているなら、それは飛躍の直前なのかもしれません。
あなたがするべきことはただ一つ続けること。
飛躍はやがてやってきます。