飽食の時代に低栄養状態になることはないと考える人は多いと思いますが、実際は食生活の偏りや孤食などで「低栄養」や「低栄養リスクあり」と判定される人は珍しくない。

 

低栄養とは、健康な体を保って日常生活を送るのに必要な、エネルギーとタンパク質が不足した状態です。

 

身体的、精神的な要因や生活環境など、何らかの原因で食欲不振となり、体重が減ります。

 

食事量が減った原因は何か、それを見つけて解決すれば、食事量は元に戻せます。

 

食事量が少ない状態を長期間放っておかないようにすることが、元気を維持する秘訣です。

 

70代男性のAさんは以前、ティッシュに包んでおいた入れ歯を、ごみと間違えて捨ててしまいました。

 

新しい入れ歯を作るのは面倒なので、そのまま放っておきました。

 

すると食事が取りにくくなりました。硬めの肉はかみきれないので食べなくなりました。

 

ご飯もおかゆの方が食べやすくなり、家族に作ってもらいました。

 

食べられる量が今までよりも減り、特にたんぱく質を多く含む肉や魚の摂取量が減りました。

 

Aさんの体重は3カ月で3㌔減少。体力は落ちて、歩ける距離や歩数も減り、トイレに行くのも大変になってきました。

 

管理指導している人が自宅に訪問し、食事の聞き取りをした際に、口腔内に問題があることに気が付いて、歯医者さんに見てもらうよう提案しました。

 

入れ歯を作って入れたら、ご飯や肉を食べることができ、体重も増えて元気になりました。

 

Aさんは入れ歯なしで食事をし続けたため、食べられる物が減り、食事量も減った結果、低栄養状態になっていたそうです。

抗がん剤の副作用として脱毛は知られるようになったが、色素沈着による顔や手指の黒ずみはまだよく知られていない。

 

特に女性にとっては外出や接客業などの仕事で大きな障害になっている。

 

抗がん剤による肌の障害や顔や手などの外見の変化にどう対応したらよいのかについては、まだ日本は始まったばかり。

 

ちょうとした顔のメディカル(医学的な)メーキャプで黒ずみなどが簡単に隠せることを知ってほしい。

 

「アビアレンスケア」と呼ばれるこうしたメーキャップが、がん経験者やがん患者の気分を盛り上げ、元気を出せるだけでなく、治療効果にもよい影響を与えることが分かってきた。

 

もっと快適かつ確実ながんの治療を目指して患者さんを支援していくには、こうしたプラスアルファのケアが必要です。

 

最初は外出時、顔を隠すのに苦労していたのが、簡単にメーキャップできることが分かった。

 

まだ知らない人に、少しでも知ってもらいたい。

 

がん患者に対するアピアランスケアの手引き

 

http://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/press_release_20160727.html

職場の異動や進学、進級など、生活に変化の多い春は、疲れがたまりがち。

 

疲れを取るには質の良い睡眠が欠かせないが、「眠りが浅い」「寝つきが悪い」といった悩みを抱えている人は多い。

 

脳にある自律神経の疲れを取る唯一の方法は、良質な睡眠を十分に取ること。

 

自律神経をいたわることが快眠につながります。

 

就寝前に、自律神経が休まっている状態にしておくのがポイントだ。

 

入浴は1~2時間前、食事は3時間前までに済ませ、寝酒や暗い部屋でスマートフォンなどのデジタル機器の強い光を見るのは控えたい。

 

いびきは、睡眠の質を下げつ大きな要因。

 

気道が狭まった状態で呼吸をしているため、酸素供給を促そうと自律神経が活発に働き、寝ながら運動しているのと同じ状況になる。

 

いびきを抑えるのには横向きで寝るのが良いという。

 

横抜きで寝やすい枕や抱き枕を使うのも手だ。

 

寝汗も自律神経が働いた証し。

 

寝具や室内の温度に気を配りたい。

 

加齢に伴い、必要な睡眠量は減ります。

 

適正な睡眠は人それぞれ。日中、問題なく過ごせていれば、深刻に捉えなくてもいい。

 

脳波検査に基ずく睡眠データによれば、8時間以上眠れるのは10代前半までで、60代以降は6時間前後になる。

 

眠れていないと悩む中高年者は、睡眠時間の長さにとらわれがちだが、大事なのは密度という。

 

早寝、長寝、昼寝はやめましょう。

 

寝床にいる時間を必要以上に長くすると、かえって眠りが浅くなり、また眠れないかもという恐怖感で寝つきが悪くなるといった悪循環に陥る。

 

昼寝も夜の眠りを浅くしてしまう。

 

眠りの質を上げる方法として、睡眠日誌の活用だ。

 

消灯時刻や寝入った時刻、目覚めた時刻を1週間ほど記入して、睡眠パターンを見える化し、実質的な睡眠時間を把握する。

 

記録するのは朝起きてから、おおまかで構わないという。

 

実際の睡眠時間と寝床にいる時間の差を縮め、睡眠の密度を高めるのが狙いだ。

 

起床時刻を決めたら、寝床に向かうのは実質的な睡眠時間プラス30分ほど前に抑えるとよいそうだ。

 

寝床についても眠れないときは、思いきって、寝床を出てください。

 

睡眠習慣を見直しても改善しなかったり、眠れない以外の症状があったりする場合は、医療機関の受診を勧めたい。