感想


前半を読んだときには予想打にしなかった結末。

まず犯人そっちなの!?という驚き。


犯行内容は少し非現実的ではあるが、人間の心の闇が周囲に及ぼす影響を描いていて他人事ではないと感じた。


幼少期の親との関係がそのまま成長後の人間関係になるというのは現実でも実感しているが、そこを抜け出して理想の人間関係を作れる自分に近づくのが成長ということなのだろう。


物語の最後では恵が毒親と決別する決心をしていて応援したくなった。


そんな直感の推理が当たるのかと思う部分はあったが、少しずつ少しずつ主人公に魔の手が差し掛かっていく展開がハラハラドキドキだった。


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