感想


元気なときに読まないと飲み込まれてしまいそうな不気味さ。


線虫に感染してしまいコントロールされている人たちの狂い方、その後の決まりきった運命を思うと恐ろしい。


主人公と一緒に謎を解明していくような感覚で読めて面白かった。


線虫によって大切な人を二人も失い、線虫に対して強い憎しみなどの負の感情をもっていた早苗が、線虫を良い方向に使用することで一連の騒動に折り合いをつけるところで物語は終わる。


そのため、不気味さや気持ち悪さが溢れる小説ながらスッキリした気持ちで読み終えることができた。


購入はこちらから



 

 



 

 


貴志祐介の書籍