こんにちは!
このブログにお立ち寄り頂き、ありがとうございます。
育児・仕事・人間関係に疲れたあなたの心を豊かで軽やかにする、アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、ジュバ智子です。
今日はちょっと海外生活、言葉の問題について書きますね。
私は海外生活が長い(来年でドイツ在住30年)ので、「それだけ長く住んでいると言葉の不自由がないでしょう、うらやましい!」と言われることがありますが、長く住んでいても、言葉の不自由さを感じる時はあります!
日常会話は問題ないし、仕事はドイツ語と英語を相手によって使い分けてやっていますが、それでもマインドフルネスの合宿やワークショップで、ドイツ人の参加者がえりすぐった美しい言葉を簡単に繰り出し、的確かつ詩的に自分の気持ちを表現しているのを見ると、外国語はいつまでたっても外国語なんだ、私はあのレベルには行けないな、と思います
同時に、そのレベルまで行く必要もない、自分のできる範囲で、誠意をもって話せばそれでいいとも思っています
私のマインドフルネス瞑想の先生に、オランダ人の先生がいます。先生はドイツ語より英語の方がずっと得意なのですが、ドイツ人向けにドイツ語で指導してくれます。ドイツ語のレベルは私と同じくらいか、少し私より上、という感じかな。
その先生、ドイツ語で話す時、とにかく、超自然体なのです。
聴いていて明らかに文法や前置詞が間違っていることも多いけど、全然気にしていないし、言葉が思い浮かばないと、「英語でxxって言うんだけど、ドイツ語でなんて言うんだっけ?」と普通に、なんの後ろめたさも無く、参加者に聞きます。
この前はEntkleben(Entは外すといった意味合いの接頭辞、klebenはノリなので貼り付けるという意味)という言葉を創作していました 「Entklebenって言葉、ドイツ語にある?ないの?そう…でも意味わかりますよね?自分に張り付いているもの(思考や思い込み)を引きはがす、って意味よ!」と、ご満悦でした。
私は外国語に対する、こういう柔らかい、ユーモアある向き合い方が大好きです。
正確に話せなくても、語彙が足りなくても、文法が間違っていても、引け目に感じないこと。
伝えたいことがあるんだ、という想いを前面に出して、とにかく話すこと。
間違ったら笑い飛ばすくらい、間違いに対して緩やかでいること。
これ、すごく大切だと思います。
勉強は続けた方がいい、でも、完璧になる日なんて来ないから、まずは実践!
アドラー心理学も同じで、たくさん本を読んで、完全に理解してから実践しようなんて思っていたら、いつまでたってスキルは上達しません。
私の英語、ドイツ語が飛躍的に伸びたのは、やっぱり本気で使うようになってから。英語はアメリカで多量の読書とエッセイ、ディスカッションをこなした時、ドイツ語は仕事で使わざるを得ない状況に追い込まれた時、一気に伸びました。間違いを気にするのをやめた、というか、間違いなんか気にしていたら先に進まない、ということを経験した時からです。
語学力に引け目を感じなくなることって、自己受容のひとつの形。
こんな語学レベルだけど、頑張っている自分が大好き。自分が目指す語学力が100だとしたら、20の自分でも大丈夫。まずは、話すことを楽しんでみよう。
そんな風に思えると、海外生活も楽になるものです。
私自身、日本語で一生懸命話しかけてくれる人のこと、大好きだもの。
一生懸命話そうとするあなたのこと、たくさんの人が応援していますよ。
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