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このブログにお立ち寄り頂き、ありがとうございます。
育児・仕事・人間関係に疲れたあなたの心を豊かで軽やかにする、アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、ジュバ智子です。
今ドイツは16:30ですが、外は暗くなり始めています。日曜日からAdventなので、日が落ちると家の庭やフェンス、窓などに飾られたクリスマスのイルミネーションがが光り始めます。冬や好きじゃないけど、クリスマスに向かっていく感じが好きです。
アドラー心理学については本当にたくさんの本が出版されていますね!私は岸見一郎さんの著作が特に好きで、昨日はこの本を読んでいました。
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最終章に、アドラーの結婚生活がどんなものだったかをうかがわせるエピソードが書かれているんですが、ライサ夫人に情熱的に恋して結婚したアドラーも、人生の後半では結婚生活に何となく陰りがあったような感じなのです。
- アドラーは夜遅くまで診療所で働き、家にいる時間は少なく、ライサ夫人は子育てに息つく暇もなかった。
- 才女だった夫人は、アドラーが開く会合が自宅で行われていた頃は記録係を務めたり議論に参加していたが、参加人数が増え、集会場所が外に移るとそれもできなくなった。
- 第一次大戦前、夫人は子供を連れてモスクワの実家に帰省、アドラーが戦争勃発の危険を手紙で伝えてもウイーンへ戻るのを断る。
- アドラーはニューヨーク滞在中、首にできた腫物の手術を受けるが、抗生物質も無く一時は危機的状況に。小康状態になるとアドラーはライサ夫人に経過を伝える手紙を頻繁に書くも、夫人はアドラーの手紙に答えなかった。
こういう話を聴くと、仕事一辺倒の旦那さんと、才能を封印して子育てにいそしむしかなかった賢い奥さんの間で、時間と共に心の距離がどんどん広くなっていった様子を思い浮かべてしまいます。
アドラーだから、人間関係のプロだから、結婚生活も満ち足りていたんだろうなあと思っていたので、ちょっとびっくりしました。
でも、このエピソードを読んで、余計にアドラーが好きになりました。
アドラーが唱えたライフタスクには、
仕事のタスク(役割・義務・責任が問われる生産活動への取り組み)
交友のタスク(身近な他者との付き合い)
愛のタスク(カップルを基本とし、親子も含めた家族の関係)
があるけれど、
「愛のタスク」が一番難しい。
関係が近いがゆえに、素直になれなかったり、理想や期待を押し付けたりしてしまい、課題を余計難しくしてしまいがち。
家族関係が、今うまくいってなくても、大丈夫。
あのアドラーでも、愛のタスクに悩んだんですから。
難しい課題にチャレンジしている自分を勇気づけましょう。
そして、アドラーが返事が来る来ないに関わらず、夫人に手紙を出し続けたように、自分ができることを少しづつやっていこう、そんな風に思いました。
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