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Mind Shift

「すべては心(Mind)の持ち方によって変わる(Shift)」

をモットーに、

働くこと、生きること、楽しむこと について

日々の気付きを書いています。


23日は懐かしいチームメンバー5人で集合し、

久しぶりに思い切りはしゃぎました。

心置きなく一緒に馬鹿ができる仲間がいるのはとても幸せです。

馬鹿をやっていても、みんな普段は日夜、国内外で自分のビジネスに

全力投球、孤軍奮闘しながら新しい道を切り開いている人も多く、

時折挟まれる仕事の話にも多いに刺激を受けました。



一緒のチームで働いていた頃とひとつ違ったのは、

働いている環境、バックグラウンドの違いから、

ちょっとした会話のやりとりの背景にある文脈が

あうんの呼吸では分からないことが増えたことです。


「なぜその受け答えをするのか?」

という背景にアンテナを立てずに、以前の感覚で聞いていると、

少し後で「あ、さっき○○と言っていたのは□□ということだったのか」

と気づくことになります。


1日1日でも人は変化していく。

ましてや半年、1年と経てば、大きく変化している人も沢山います。


仲間であるということは変わらなくても、

相手も自分も変わっているということをふまえて、

一つひとつのコミュニケーションに気を入れて行くことが

よりご縁を豊かにするようです。



もっともっと、この一瞬一瞬を大切にしていきたいものです。


22日からは2泊3日の旅へ。


行きの移動中に、今年で社会人4年目になる後輩と

久しぶりにゆっくりと話しました。


彼女が社会人1年目の時から知っているのですが

丸3年を経て、自分の強みと興味関心が重なる領域はマーケティングだ、

と注力ポイントを見つけた姿は、いままでになく頼もしく感じられました。


それまでは、目の前の人との対人関係の難しさや、会社という組織に対するもどかしさや憤りで

消耗することも多かったようですが、いまはよくも悪くも、そうしたことに興味がなく、

それよりも、マーケティングの勉強と実践が面白くて仕方ないとのこと。



確かに、目の前の人との対人関係の難しさから誰も逃げることはできません。

でも、その難しさから発生するストレスに囚われてエネルギーを消耗させるかどうか、

ということに対しては、選択肢があります。


限られた時間とエネルギーをどこに使うか。

自分の強みと興味関心が重なるところに集中投下することは、選択可能です。



彼女の場合は3年間悩み続けて、自分が集中投下する領域を見つけたようです。

自分で勉強したことを、いまの自分の仕事の範囲内で「プチ実験」をして、

うまくいったり、いかなかったりするのを楽しんでいます。


自分で選んだ道に向かって、楽しみながら一歩ずつ進んでいる姿には大きな刺激を受けます。

近いうちに、もっと大きな成功ストーリーを聞かせてもらえそうなので、

自分もまけじと一歩ずつ進んで行こうと心に決めました!


明日も楽しい1日になりそうです!
21日は打ち合わせ、読書、夜は株式会社pointの福田社長の講演セミナーへ。


福田社長はとても気さくな方で、お話し振りや振る舞いに

お人柄がにじみ出ていらっしゃいました。

カジュアルウェアのアパレルとして、常に"Change"を繰り返していらっしゃる姿は

とても生き生きしていらっしゃいました。


数年単位で、うまくいくパターン、事業モデルは変わって行く。

あの手この手を繰り出し、だまされたり、うまくいかなかったりすることも沢山。

うまくいったらいったで、すぐにライバル会社に真似されてしまう。

でも、"Change"を繰り返し続けるから生き残ることができ、発展することができる。


少し突っ込んだ質問を受けると鋭い眼光をちらつかせながら、

次はこんなことをやろうと思っている、と仰る目はキラキラとしていて、

さらなる"Change"に向けてアイディアを膨らませていらっしゃった姿が印象的でした。




経営者の方のお話を聞く機会をここ数年で少しずつ少しずつ増やして行く中で、

お一人おひとり違うところが沢山ありつつ、人間的魅力にあふれていらっしゃると感じるのは、

自ら変わり続ける、生き物としての元気さ、のようなところにある気がしてきます。


自分自身、1日1日どんなに小さくてもいいから、"Change”できているか。

改めて問い直された一時でした。
20日は、映画「素晴らしき哉、人生」
(1946,アメリカ,フランク・キャプラ監督)を視聴。




ツキに見放された一人の男性の人生は意味のないものなのかどうか。

1人の人間が周囲へもたらす影響とその幸せが、鮮やかに描かれていて、

まさに"It's a wonderful Life"でした。

人生が「最高にすばらしい」か「最低につらい」かは

その人の捉え方によるものだというメッセージを受け取りました。



夕方からは、千葉で暮らす叔父が来て一緒にご飯。

話題は叔父が若いときの仕事の話、そして幼い頃の戦争の話が中心でした。

開拓団として田舎から満州へ渡り、終戦後は一番最後の引き揚げ船で日本に戻り、

田舎にたどり着くまでに1年以上かかったとのこと。


話を聞きながら、映画を思い出し、「戦争」という出来事も、

その人の捉え方次第なのか?という疑問が湧いてきました。

有名な書籍「夜と霧」ではアウシュビッツ収容所の中で、

生きる望みを最後まで持ち続けられた人とそうでない人が描かれています。

同じ収容所という状況を、どう捉えるかがその人の人生を文字通り左右します。

しかし、映画の中では、人生を、

「最高にすばらしい」を「最低につらい」へ、

「最低につらい」を「最高にすばらしい」へ捉え直すことができても

戦争の中では人生をそのように捉え直すのは難しいと思わざるを得ません。



置かれている状況を、「素晴らしい」と言えるよう捉え直す力を持つことは

個人としての幸せにつながる、素敵なことだと思います。

しかし、戦争のように、個々人の捉え方だけではどうにもならない領域もある。

そうしたことにこそ、他の人と力を合わせて取り組む力を身につけたいと

感じさせられた1日でした。

19日は久しぶりにたっぷり読書。

ずっと気になっていて読むことができていなかった

太平洋戦争についての本を読んでいました。



仕事でアジアに関わるようになって以来、

戦時中に日本という国がアジアで何をしていたかを

知らずにビジネスすることに違和感を感じ、

買いためていた本たちです。



「潔く散って行った」などときれいな言葉や文章ではとても

言い表せない時代が、数十年前にあったということは

頭では理解できても、リアリティはいくら本を読んでも持てません。


戦時中と戦後に匹敵する変化がこれからの数十年で起きてもおかしくない。


そう考えると、普段、自分のことばかり考えていがちで、

せいぜい考えられても、自分の半径3メートル以内の人のことくらいまでの視界から、

日本という社会、アジアという地域、地球という世界について

自然と思いを馳せるようになります。



自分一人の存在はあってもなくても、どこまで周囲に影響があるのかは

よく分かりませんが、1人では生きて行けない、周囲を関わることは必須であることを

考えると、歴史から広い世界を学び、今の自分を位置づける、ということは

とても大切だと感じました。


戦争の話は、心がざわざわとするものばかりですが、

読み進めていきたいと思います。