現状維持は楽だ。



人は今日と同じ明日に
心地良さを感じる。



今日と違うと不安になる。
あるいは、
慣れていないために
面倒だと思う。


しかし、
今日と違う明日を迎えない限り
人は新しい景色に出会えない。


日々新しい風景に
出会い続けることが
生きるということだ。


仕事でも同じことだ。


働くことは
今日とは違う価値を
生み出すことなのだ。


それを
付加価値という。




昨日と同じ今日の連続は
楽かもしれないが


生きているという実感は
得られないだろう。


自分の存在理由さえも
希薄になる。



現状に妥協して
心地いい毎日を重ねていくことは


何もしないのと
同じである。


流されて日々を過ごすことは
何よりも人を堕落させる。


決まった人生なんて
ありはしない。



自分でつまらなく
しているだけだ。


ー見城徹ー
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西に
自分のことに自信がない人がいたら

ほめて、ほめて
褒めてあげて。




東に
不安でたまらない人がいたら

大丈夫だよ、大丈夫だよ、
と目を見つめて心から
語りかけてあげて。





南に
他人と比べて生きることが
染み付いている人がいたら


人の人生と比べるために
あなたはこの星に生まれて来た
わけではないと
生まれてきた奇跡の話を
楽しく語らい





北に
世の中の目の前に起こることは
すべて単なる偶然だと思ってる
人がいれば


何もかもが当たり前になると
すべてが偶然の顔をして
神様はいたずらをするんだよ
と笑いながら話をしたい。





山田邦子さんと
二人で話をした時に
ついつい湿っぽい話になった。



すると邦子さんは




「三村さんが元気のない時は
私が元気づけてあげる。

私が元気ない時は
三村さんが元気にしてくれたら
いいから。
ガハハハ」


と言うではないか。




なかなか言えることではない。


さすが、だ。


誰かのためになる。
そんなことからではないだろうか。


僕もそんなことを
心から相手に伝えられる男に
なりたいもんだ。

うん、
そうなろう。
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「たらいの水」
という話を聞いたことがあると思います。



これは二宮尊徳の教えらしい。




これは月刊致知で、尊徳の七代目が対談で話されてます。




たらいの水を自分の方に引き寄せようとすると向こうに逃げてしまうが、


相手の方にあげようと押しやれば、
自分に返ってくる。





この有名な話にはその前段があるんだそうだ。





人は皆、
からっぽのたらいのような状態で生まれてくる。

そのたらいに自然やたくさんの人たちが水を満たしてくれる。


その水のありがたさに気づいた人だけが他人にもあげたくなり、


誰かも幸せになってほしいと感じて水を向こうに押しやろうとするんだと。




例え、幸せなんかもう入りませんと
他人に譲ってもかならずまた戻ってくるし、


絶対にたらいの水とは自分から離れるものでないのだけれども、


その水を自分のものだと考えたり
水を満たしてくれることが当たり前だと



もっともっとと
かき集めると



幸せは逃げて行く。





そういう全体像なんだそうです。




一生をかけて六百以上の旗本や農村の復興に携わり、自身は何ひとつもたないで亡くなっていった尊徳。



尊徳の弟子の書いた伝記を読んだ
明治天皇が感激し、その後の日本の教育の大きな精神的柱になったという。



そんな国が
繁栄しないはずはなかったのだ。


そうでない国が
繁栄していくのだろうか。



会社もしかり。


リーダーも、しかり。
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男たるもの
50の齢を越えると
誰しもが


己に残された時間の
過ごし方を考えるものらしい。



ぼくは
自分の会社を考える。




ぼくがいなくても
機能する組織。



ぼくがいなくても
自然と身についた考え方



ぼくがいなくても
同じジャッジメントのできる人材



ぼくがいなくても
同じように社員のことを
考えに考えてくれるトップ



ある人が書いていた。



トップがいなかったらどうしよう、
俺がいなかったら困る。


ということじたいが、
設計図の引き方に間違いがある
のだと。


どうすればいいかと、
自問自答の毎日だ。
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先日、
夏休みに帰ってきた大学生の息子が
ある日突然、歩きながら
ビックリするようなことを言った。



「おれは…

すべてのことを否定しなくなって

ものごとがうまく行くように

なりだした」




ぼくは「あの」息子がそんなことを言い出すので驚いてしまった。




ぼくは立ち止まり



「もう一度、どういうことか教えてくれ」


本やセミナーではよく聴くことだが、自分の子どもの体験から
子どもの口から
教えてもらおうと思ったのだ。





「うーん、

要するに、



他人のせいにしたり、

他人を否定してもどうにもならん。


周りで起きたこともそう。

そんなことをつべこべ言う前に

自分で解決するために動く。

そしたら、

早めに対応するから

ものごとがうまく行き出したんよ」




前向きとか、エライとかではなく、
すごく楽に生きてるように見える。



誰かのせいにすることを
手放す。



たとえどんな理由があれども




二人の子どもに
教えられる
この夏です。
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