キャッチコピーのお勉強のために、
実は数年前から始めていた、
宣伝会議賞への応募。
ちなみに宣伝会議賞とは‥‥
キャッチコピーやCMの企画を競う、
日本最大級の公募。
いわゆるコピーライターの登竜門。
糸井重里さんや林真理子さんなど、
著名人もこちらのご出身。
私はミュージシャンで畑違いだが、
「言葉」を扱う人間として、
とても魅力的な賞なのだ。
が‥‥
昨年は本当に、
過酷な状況に、
この身を置いていた。
コロナハイリスク者の母、
ダウン症のある娘、
彼女たちの、
フィジカル、メンタルフォロー。
そして義父である、
大好きなおとーさんの死。
ショックの中で、
あらゆる手続きに奔走し‥‥。
極め付けが、
2年前から痛めた腰痛が悪化し、
気がつけばもう、
椅子が怖い状況に‥‥。
パソコンに向かうことができず、
応募を見送ろうと思っていた。
そんな時にふと目に入った、
こちらのコラム。
第58回「宣伝会議賞」審査員リレーコラム
サボりそうになった時に見る実験コラム
これを読んでハッとした。
博報堂クリエイティブディレクター・
CMプランナー・コピーライター
河西智彦さんのお言葉。
書かない理由って何?・・・なるほど・・・・。それ、言い訳だよね。仕事忙しいから、とか、疲れたから、とかさ。でも、いまサボっている間に、10本、50本書いている人が日本のどこかにいる。で、「いいなぁ暇で」とか「俺は他の道もあるからさ」って思うかもしれないけど、その人たちが何か受賞したり、1次をたくさん通過していたら、彼らの勝ちだ。彼らのほうが自信をつけるし、なりたい仕事に転職できるかもしれないし。転職のライバルになるかもしれない。眠いのもわかる。こんな時代に自分で自分に鞭打つなんて古臭い。でも、ここ逃したらチャンスはあと1年後。1年って長いよ。
そう。
1年って長いよな、と。
やっぱり‥‥
ぜーーーーーーーーーったい!
諦めたくなーーーーーーい!!!
これを諦めたら、
なんか私の中の、
クリエイティブの泉が、
枯れてなくなるような気がした。
自分に鞭を打った。
椅子に座れないなら、
横になればいいんだ!
そう開き直って、
布団の中で横になりながら、
iPhoneで音声入力をして、
作り始めたコピーたち。
最初は痛みで、
言葉なんか出てこなかった。
でも無我夢中で紡いだ言葉たち。
そしてそのうち、
どれもこれも可愛くて可愛くて、
仕方なくなったコピーたち。
そして先日の結果発表。
歴代最多応募数61万7203点の中の645点、
通過率0.1%の2次通過に、
3本入っていました!
今まではずっと、
1次通過止まりだったのに‥‥。
思わず泣いてしまいました‥‥。
あの激痛の中で‥‥。
わたしよ、よくやった!!!
人間は寝てた状態だって、
何かを作ることはできるんだ!
あたしは確信したぞ!
そのことを!
ファイナリストや協賛企業賞には程遠いけど、
これからも「頑張る勇気」をもらうには十分!
私の悪あがきはまだまだ終われない!
宣伝会議賞よ、私に希望をありがとう!
いやぁ宣伝会議賞は、
大人の青春だよなぁ‥‥。
宣伝会議賞に関わられたすべてのみなさん、
お疲れ様でした!
大好き!宣伝会議賞!
あ、体調は回復傾向です。