成田家家老おすすめのお店で行田名物を食べる#埼玉県行田市 | お出かけ大好き  みみみのごはん

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前回より、埼玉県行田市(ぎょうだし)にある忍城(おしじょう)を訪ねています。

忍城で歴史や観光などの紹介をしている、忍城おもてなし甲冑隊の演舞を拝見した後、成田家家老の酒巻靱負(さかまきゆきえ)様に忍城址ぐるり旅を案内していただくことになりました。

 

普段は数人で案内していただくのですが、たまたまこの時に行くのが私一人になってしまい、マンツーマンの贅沢な「ぐるり」となりました。

 

酒巻様曰く、「酒巻靱負は、武術はあまり得意ではなかったので、戦術などを常に考えていたのです。情報を集めることを得意としていたので、忍城についてもいろいろマニアックな情報を知っていますよ」とのこと。

そういえば、筆頭家老の正木丹波守様が「靱負の案内はマニアックですけど、大丈夫ですか」と何度もおっしゃっていたっけ(笑)

 

私は歴史に全く詳しくなく、「○○の戦いで」とか人名などを言われても、まったくピンと来ないと言うと、酒巻様は「大丈夫、歴史に詳しくなくても楽しめる情報ばかりですから」と(笑)

 

その後は、私に合わせてくださったのか本当に歴史の話しはほとんどなく、忍城の楽しみ方をいろいろ教えていただきました。

例えば、

 

 

 

城内に、松、竹、梅の木が植えてあるのは、見た目がきれいとかおめでたいというだけではなくて、それぞれ戦のために役目があったこと。

 

例えば、松は松脂が採れ、槍の手入れなどに使えた。

梅は梅の実で梅干を作ることが出来た。

竹は筍を採ったり、竹で武器を作ったりできた。

 

戦には、外に攻めていく戦いもあるけど、城にこもって戦う籠城もあり、その時には食料として使えるものが大切なのだとのこと。

 

それはお濠の鯉も同じ。

 

決して綺麗だからとか、かわいいからってわけじゃないんですね。

あ、みんなこっち見てる。

大丈夫だって、今は戦が無いから食べたりしないって。ね。

 

 

 

〇△□の穴は、ここから弓矢などで相手を攻撃するための穴。

手前が大きく壁の外は小さい穴になっています。

それはもちろん、相手から反撃されないためのもの。

でも忍城を再建した時造り直したら、外も穴が広くなっていて、それじゃただの窓じゃんとなったとか(笑)

 

これはかつての藩校「進修館」の表門と伝えられている門です。

瓦葺ということは、格式の高い場所の門だった事がわかるのだそうです。

 

これは、高麗門。

実際に忍城の城門として使われていたものだとか。

しかしこの門、先ほどの門などに比べても、やけに背が高いと思ったら、これは馬に乗って槍を持ったまま飛び出して行ける高さなのだそうです。

なるほど、普通の門じゃ、馬に乗ったままは出られないもんね。

 

そして、この不思議なコの字型の屋根は、開いた門が雨で濡れて痛まないように作られたんだって。

 

他にも、

 

城内にあった櫓に使われていた石垣の石の一部

 

…のとなりのこの石。

 

こっちの石の方が貴重なものなのに、看板も何もないのでみんな椅子にしちゃってるとか(笑)

 

中央の石が点々としているのは橋の跡で、あそこはお濠だったんだよとか。

 

忍城址ぐるり旅は、忍城おもてなし甲冑隊がそれぞれ案内役をするのだけれど、人それぞれ得意なことが全然違うこと。

例えば、筆頭家老 正木丹波守様は歴史に詳しくこだわった説明をされるし、忍城城代成田軍総大将 成田長親様は、「なぜそこを?」というような珍案内をされるとか(笑)

面白いお話しもとってたくさん聞かせていただきました。

 

他にももっともっといろいろ教えて下さった酒巻様。

説明もとってもお上手で、無知な私にもわかりやすく教えて下さいました。

とっても楽しかったです。

 

楽しすぎて、酒巻様が案内旗を持っている写真を撮り損ねました…残念。

でも、おかげさまで忍城が大好きになりました!

皆様も忍城へ行かれるときは、おもてなし甲冑隊のご出陣の日を選んでお出かけになり、ぜひ「忍城址ぐるり旅」に参加してみてください!

※忍城おもてなし甲冑隊の出陣スケジュールは、公式ページよりご確認ください。

 

次は長親様の「ぐるり」も体験してみたいです!

 

そして楽しい時間はあっという間に終わり、午前の部のご出陣はおしまい。

 

皆様、良きお昼を~!と言って戻られて行きました(笑)

 

忍城おもてなし甲冑隊の皆様、そして酒巻靱負様、ありがとうございました!

 

さあ、私もおなかがすきました。

酒巻様に教えていただいたお店に、行田名物を食べに行きましょう。

 

 

陸王がすごく人気だった時、ロケ地巡りの人がたくさん来たんでしょうね。

 

ばいばい忍城、またいつかね!

 

少し歩くと、行田市立中央小学校の前に「成田御門跡」の碑が。

ここにも忍城の御門があったのでしょうか。

 

酒巻様が目印の一つとして教えて下さった、飛び出し坊やも発見。

 

キッチンカー大集合(笑)

 

忍城から7~8分歩いたでしょうか、そのお店がありました。

 

駒形屋

行田名物、ゼリーフライとフライが食べられるお店です。

 

酒巻様のおすすめとはいえ、店内の様子が見えないのでドキドキしながら扉を開けると…。

4人掛くらいのカウンターと、4人掛けくらいのテーブルが一つのコンパクトな店構え。

既にほぼ満席の様子でした。

どうしようか悩んでいると、カウンターに座っていた男性が詰めて下さり「どうぞどうぞ」と端の席を空けてくれました。

ありがとうございます。

 

ゼリーフライ1枚70円、フライ焼300円、玉子入り350円、焼きそば小300円、大400円、焼うどん400円

 

私はフライ焼玉子入りとゼリーフライ1個を注文しました。

酒巻様は「焼うどんもおいしいよ」とおっしゃっていたけど、それはまた次回に。

 

焼きそばも食べたかったなあ。

外食で食べる焼きそばって、また一味違って美味しいですよね。

 

2017年にこちらの移転したのだそうですが、その前の店舗がこちら。

どうやら水城公園の売店だったそうなんです。

確かに売店ぽい佇まい。

48年もこちらで営業されていたとか。

わぁ、早く食べたいよー!

 

そうこうしているうちに、やってきました。

 

フライ焼玉子入り350円

 

行田の「フライ」は、具の無いお好み焼きのようなものなんです。

ふふ、「揚げもの」じゃありませんよ。

お好み焼きは、ふんわりと仕上げるものでしょうが、「フライ」はぺったんこ。

具材はネギと豚肉などがわずかに入っているだけ。

 

お行儀悪いけど、ペロンと中をお見せします。

なので、お好み焼きのようなものを想像していると、ちょっと違うって感じるでしょう。

でも、これはこれ、フライと言う食べ物ですから(笑)おいしいですよ。

 

そもそも、昭和初期に全盛期を迎えた足袋工場で働く女工さんのおやつだったというフライ。

ああ、小腹を埋める、贅沢ではないチープなおやつって感じで、まさにイメージ通り!

でも、なぜ揚げていないのにフライなのか?については、諸説あるらしく、「フライパンで作るからフライ」「布の産地だから布来でフライなど」と言われているそうです。

私はフライパン説がそれっぽいなと思いました(笑)

 

ちなみに、駒形屋では、ソース味と醤油味が選べましたよ。

女工さんたちは、きっと醤油味で食べていたんだろうなぁ。

 

そして、ちょっと遅れて「ゼリーフライ」がやってきました。

 

ゼリーフライ70円

 

ゼリーフライって、オレンジ味?それともコーヒー味?って思ったかもしれませんが、あのプルプルした甘いゼリーのことではありません。

ジャガイモとおからを混ぜて小判型にして素揚げをしたもの。

食べた感じは、衣の無いコロッケのような感じです。

このお皿、実家っぽくていいね!

 

食べてみると、おからの感じはありませんが、じゃがいもだけよりももっちりした印象があります。

衣が無いので油っぽさはなく、パクパク食べられます。

おなかにもたまるし、おやつとして最高。

味付けはソースで、どうやら揚げたてをソースにドボンとつけてから出されているようです。

 

ところで、なぜこれが「ゼリーフライ」なのかと疑問が残りますよね。

こちらも諸説あるそうですが、形が小判のようだったため、銭フライ→ぜにーフライ→ゼリーフライとなったという説が有力なようです。

うん、これはそれっぽい(笑)

 

どちらもとっても素朴なおやつですが、それがすごくおいしかったです。

駒形屋以外にもたくさんのお店でゼリーフライやフライが食べられますので、ぜひ行田へ行かれたら召し上がってみて下さい。

 

さあ、行田名物を頂いた後、どこに行きましょうか。

実は、おもてなし甲冑隊の成田長親様や酒巻靱負様にこのあとどこに行ったらいいかを聞いてみたんです。

お二人のおすすめは、「さきたま古墳群」でした。

しかし、ここから歩いたら1時間くらいかかるとのこと。

レンタサイクルが便利とおすすめいただいたのですが、それから中を散策することを考えたら、やはり時間的に厳しいと判断し、また次回のお楽しみにすることに。

 

ここから先は、いつもの街歩きのように気になるお店や場所を巡るのがいいかなと思いました。

では、街歩きスタート!

 

 

古そうな建物。

入口にホーロー看板があり「揚巻足袋株式会社」と書いてあります。

どうやらもう廃業されているようですが、とても趣のある建物でした。

 

立派な行田市役所の脇を抜けようとしたら…。

 

 

マンホールカードと同じ柄のマンホールだ。

 

image

マンホールを見るの、すごく楽しいです。

 

 

 

振り返ったら、忍城が見えました。

 

さあ、せっかく行田に来たのですから、行田のお土産を買いましょうよ。

そんな時には!

 

観光情報館ぶらっとぎょうだ

ここに来れば、行田のおみやげが全部そろうんですって。

わーい、こういうところ大好き!

 

…ところが。

 

ん?なんか暗い。

今日は祝日なのに?祝日なのに定休日とかあるの??

 

慌ててその場で検索してみて愕然としました。

 

うそーん。

 

どうやらビルのメンテナンスか何かで、ふだんなら開いているはずなのに臨時のお休みでした。

ああ…私のおみやげが。

 

さて、今回はここまでです。

楽しみにしていた「ぶらっとぎょうだ」の臨時休館でがっくりと膝をついた私ですが、大丈夫!

くいしん坊はそんなことには負けませんとも。

美味しいものを探して、行田の街を歩きまくりますよ!

ぜひ次回もご覧になってくださいね。

 

 

オマケ☆

 

セミの抜け殻 発見。

 

 

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

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駒形屋(食べログ) ⇒ https://tabelog.com/saitama/A1104/A110403/11045397/

忍城おもてなし甲冑隊 ⇒ http://oshijo-omotenashi.com/

忍城 ⇒ https://www.city.gyoda.lg.jp/15/04/12/meisyo/osizyou/osizyou.html

 

 

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