東京に湿原があるらしい…と聞いたのは、今年の夏のはじめの事でした。
…湿原？
あの、「なつがくーればおもいだすー」的なやつ？
平坦な緑の原っぱの上を、木道で歩く感じ？
東京にそんなのあるの！？
調べてみたら、それは立川市と国立市にある「矢川緑地」のことでした。
JR南武線の矢川駅から歩いて行けるというので、散歩に適温になるまで待って（笑）10月末に行って来ました。
それが、なかなか楽しかったのでご紹介します。
JR矢川駅に到着です。
東京駅から、中央線で立川のりかえ南武線で合計１時間ほどです。
おお、肉の万世。
今まで入ったことないかも。
ランタナが実をつけていました。
綺麗すぎて、造花みたい。
グーグル先生の言う通り歩いているわけですが、道路の脇にはずいぶん水が綺麗な川？用水路？がありました。
湿地があるくらいですから、水が豊富な土地なのでしょうか。
何しろ水の流れの勢いが強い。
それぞれのお家に入るための橋が架かっていました。
ネコがガン見。
驚かせてごめんよ。
鴨がたくさん来ていました。
畑も多くて、のんびりとして静かなところです。
…でも、湿原があるようには見えないな。
大掛かりな農機具があったり。
ちょっとした遊歩道的なものがありました。
川の右側は国立市立第六小学校。
魚、いるんだ。
矢川いこいの広場
ここの説明板で、この水の流れが「矢川」だったことを知ります。
説明によると、矢川は、立川段丘崖下から湧き出る水を水源として、府中用水の支流と合流する長さ1.5キロほどの小川。
矢川というのは、放たれた矢のように流れが速いということからつけられたとか。
用水路じゃなかった、川だった…ごめんよ。
なんだここ、素敵すぎる。
鼻歌でちゃう。
ホタルもいるんだ！！
グーグル先生によると、そろそろのはずなんだけど…。
自衛官は募集しているけど、湿原なんて到底ありそうもないよ。
…と。
矢川駅からのんびり30分くらい歩いたところで、突然住宅地に現れた看板。
うっそ、ここが湿原？？
周りを見回すと…
わ、川の流れが尋常じゃない。
川底を仲良くついばんでいた鴨が…
油断すると、流されちゃうくらい。
そうか、こんなに豊富な水と自然がある場所なんですね。
住宅地の開発は進んだけど、ここは保護されている場所ということですね。
私は今、矢川緑地保全地域の入口にいます。
面積は、21071.7㎡。
北側は保全事業による植栽地、南側は湿地というので、この雑木林をぬけ、湿地を目指しましょう。
※撮影 2018年10月28日
この矢川緑地は、「矢川ふれあいボランティア」の方々が、草刈りなどでこの地域を守っています。
手作り感あふれる。
ホントだ！どんぐりみっけ。
歩きやすく整備はされていますが、落葉がフカフカしていたり、水たまりなどがあるので、スニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです。
雑木林を抜けると、いよいよ湿地が見えてきました。
最初の住宅地にあった入口の看板から、10分ほど歩いて来ただけでこんな！！
緑の中に吸い込まれるようです。
なつかしいような景色です。
いよいよ木道が現れました。
なつがくーればおもいだすー
カワセミやアオゲラも見られるんですって。
すごいなぁ。
アオゲラとか会えたらうれしいなぁ。
ミゾソバって言うんですね。
かわいい花を咲かせていました。
つい、大自然の中の…と思ってしまうけど、実はすぐとなりは住宅地。
あ！ザリガニだ。
木道の終点にあった、大きな木。
この向こう側が道路になっていて、すぐ近くにはホームセンターがあるって信じられますか？
もう一度、戻ってみます。
子供のころ、オオバコ相撲とかしませんでした？
オシロイバナですね。
自然観察会のようで、子供たちは楽しそうに走り回っていました。
動植物にくわしい先生のような方が、植物や虫の説明などをされていました。
真っ青な実がついていてびっくり！
そして、ぐるりとゆっくり歩いて約1時間の散策を楽しみました。
湿原とは言えないのかもしれないけど、木道の掛かった湿地であることは確か。
住宅地のとなりに突然現れる、不思議な世界でした。
天気の良い日に、のんびりお散歩して見て下さい。
さて、お腹がすきました。
気になっていたお店に向かいましょう！
なんか、懐かしい。
素敵な名前。
オレンジ色の実は、からすウリですかね。
とってもとっても懐かしいです。
ニラのタネ。
どこかで見たことあるようなないようなイラスト。
今回、ちょっと気になっていたお店はこちら！
千丑茶屋 ちうしちゃや
国立市谷保の野菜をもっと食べてほしいということで、地元農家さんが始めたレストラン。
古民家をリノベーションしたのだそうで、オシャレな感じです。
11時20分頃に到着した時にはまだ空席がありましたが、その後ひっきりなしにお客様がやってきて、あっという間にほぼ満席という状態が続きました。
天気が良くて気持ちよかったので、テラス席にしました。
メニューはこんな感じ。
・おすすめランチセット 1200円
・おすすめランチプレートセット 980円～1100円
・サラダバーランチ バケット付き 600円
・ナポリタン 750円
・八王子ベーコンのペペロンチーノ 850円
・カルボナーラ 880円
・彩り野菜の和風パスタ 900円
・ペスカトーレ 1100円
・ジェノベーゼ 900円 ほか
・千丑茶屋ミックスピッツア 800円
・マルゲリータ 900円
・フレッシュサラダピッツァ 900円 ほか
※＋450円でサラダバー、＋150円でドリンク
テラス席はこんな感じです。
風でゴミが飛ぶからここに入れて！という蓋つき容器。
気遣いがすごい。
そして、こちらのお店では、国立野菜も使ったサラダバーがランチ＋450円で食べられるんです。
注文を済ませたら、さっそくサラダバーに行きましょう！
国立谷保の野菜をふんだんに使ったサラダバー
ミックスビーンズ＆コーン、ヤングコーン、茹でキャベツとチキン、ミニトマト、大根ニンジンきゅうり、マカロニサラダ、ブロッコリー＆レタス
ワタシのファーストチャレンジです。
欲張って豆を入れ過ぎたかな（笑）
そしてドリンクはこちら。
同行者はアイスコーヒー。
私は、谷保産青ゆずをきび糖で漬けたものをソーダで割った「青ゆずソーダ割り」にしました。
さっぱりしてほど良く酸っぱくて、美味しかったです。
そして、そうこうしているうちに、メインがやってきました。
豚の生姜焼きプレート 918円 ＋ サラダバー486円 ＋ドリンク162円 （税込）
この日のランチプレートでした。
そして私は…
戻り鰹のたたき丼 918円 ＋サラダバー486円 ＋ドリンク162円 （税込）
厚めに切られたカツオのたたき、たっぷりの薬味。
ネギ、カイワレ、ミョウガなど、これらがすごーくおいしいです。
見た目、かわいらしい丼だなと思ったのですが、食べごたえも結構ありました。
今回の反省点としては、空腹のあまり、自分で食べたいものを注文してしまったこと（笑）
イタリアンのお店なんだから、どちらかがピッツアかパスタを注文すべきでしたね…。
お店の方の対応も良く、地元のファミリーがたくさんいらしていました。
地元の方に愛されるお店っていいですね。
もし谷保に出かけることがあったら、ぜひ訪ねてみて下さいね。
さて、今回は国立市と立川市にある矢川緑地を訪ねてみました。
それほど広大なわけではありませんが、都内にまだこんなに豊かな自然が残っていたなんて、本当に驚きました。
この後、もう少し国立散歩が続きますがそれはまた今度。
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