東京都立多摩図書館が、立川から国分寺へ移転して1周年記念のイベントに当選したので行って来ました。
皆様はよく図書館を利用されますか?
その図書館は、どんな図書館でしょうか。
今回私が訪ねたのは、「東京都立」の図書館。
勝手に都内にたくさんあると思っていたのですが、実際は2つしかありません。
東京都立中央図書館と、今回訪ねた多摩図書館です。
都立中央図書館というのがあるというのはなんとなく知っていたものの、多摩図書館というのが立川にあって、その後国分寺市に移転してきたというのは恥ずかしながら知りませんでした。
偶然ラジオの都民ニュースで、その多摩図書館が移転1周年を記念して、普段は入れないバックヤードを歩くことができるというのを知りました。
定員をはるかに超える応募があったそうで、そんな中、当選しました~ラッキー!
というわけで、夕方のJR西国分寺駅からスタートです。
西国分寺駅に降りたのは、たぶん初めて。
ゆるキャラのにしこくんが出迎えてくれました(笑)
あいかわらず、アレですなぁ。
駅前はこんな感じ。
大きな団地?がありました。
建物の感じが、なんとなく外国っぽいです。
そして以前ブログに書いた通り、ぎりぎりまでクルミドコーヒーで過ごし、その後会場である多摩図書館へ向かいましたよ。
イベントのスタートは、16時から。
ちょっと日も陰ってきて心配。
ちょっと駅からわかりづらいからか、あちこちに図書館はコチラの案内があって助かりました。
途中、グーグル先生と意見が分かれたけど、もちろんこの案内の方を優先しましたよ(笑)
西国分寺駅から徒歩10分くらいで都立多摩図書館へ到着。
集合時間になんとか遅れずに到着できました。
今回は、都立多摩図書館移転1周年記念のイベントとして、「東京マガジンバンクの雑誌を知るツアー」というバックヤードツアーに参加しました。
都立図書館のバックヤードということで撮影はあきらめていましたが、事前に書類を書けば大丈夫ということで、私も書いて提出しました。
住所氏名と使用目的を書くような簡単な書類で撮影が許可されてうれしかったです!
都立多摩図書館について少し。
都立多摩図書館は立川市にありましたが、建物の老朽化や収納庫などのスペース不足などの理由で、2017年1月に国分寺市に移転オープンしました。
図書館といっても、都立多摩図書館は通常の文庫本などの蔵書は少ないです。
なぜならここは、雑誌、児童、青少年資料の専門図書館だからです。
特に雑誌は「東京マガジンバンク」に膨大な蔵書があります。
所蔵タイトルは約17000(外国語雑誌は1400)。
国内公立図書館で最大級を誇っています。
閲覧室には、現在刊行中の雑誌約6000タイトルの最新1年分が並んでいます。
また、外国語雑誌も12言語400タイトル以上が並んでいます。
貸出は行っていませんが、手に取って自由に見ることが出来ます。
古い雑誌も申し込み手続きをすることで見ることが出来ます。
閲覧室にはたくさんの利用者がいたので撮影不可でしたが、書架などの撮影は許可されました。
一般的な本は閲覧室に出ていますが、このあたりは特殊な職業など普通の人があまり読まないような雑誌、月刊誌などが並ぶ書架。
棚が空いているところは、これから増えていく本のための予備の棚ということでした。
そして、いよいよ普段は公開されていない書庫へ向かいます。
書庫の入口に、なんだかネバネバのマットが敷いてありました。
これは靴の底に着いた土などを取るためのもの。
土の中には紙などを分解するバクテリアがいるそうで、そういうものをできるだけ書庫の中に入れないようにという配慮なのでした。
ずらりと並ぶ書庫。
東京マガジンバンクの中には「創刊号コレクション」というコーナーがあります。
ありとあらゆる雑誌の創刊号を約6600点所蔵。
もちろん現在もどんどん増えています。
その中で、特別なものをいくつか見せてくださいました。
anan、 nonno、 Hanako、 Olive など。
なんか表紙の感じが時代だわ~。
anan 1970年3月創刊
nonno 1971年5月創刊
Hanako 1988年6月創刊
Olive 1982年創刊
MEN'S NONNO、LEON
わお、阿部寛さんたら、お若い。そして相変わらずのジローラモさん。
週刊ベースボール、週刊読売スポーツ、週刊野球、週刊サンケイスポーツ、週刊スポーツマガジン
やっぱり当時野球が人気だったんですね。
週刊文春も、創刊号はなんかしっとりとしたイメージ。
サンデー毎日は、1922年(大正11年)に創刊されました。
今も残っているのがすごいですね。
ふと気になって、係の方に質問をしてみました。
Q.こういう本はどうやって手に入れるんですか?
買うんですか?
A.もちろん購入します。
なかには、コレクションを寄贈してくださる方もいますが、雑誌は全部買います。
ただ、創刊号を買って、この後も継続して買い続けるかはその本によります。
どうしても欲しいが手に入らないという本は、骨董屋や古本屋などから買うこともあります。
またそれでもどうしても手に入らないもので貴重なものは、復刻版を買うことがあります。
東京マガジンバンクでは、特に女性誌と鉄道雑誌を重点的に収集しているそうです。
それでびっくりしたのがこちら。
そう!最近の雑誌には毎号と言っていいほど付録が付きますよね?
それももちろんすべて保存してあるそうです。
ただし、化粧水やシャンプーなど液体のものは将来的に漏れたりして本を汚す可能性があるので処分するんだそうです。
うーん、これは膨大な量になりそうだ。
このあたりの書庫に入っている雑誌は、手続きをしないとみることが出来ませんが、閲覧室の書架にある雑誌は、少なくとも1年分見られるわけですから、利用価値がありそうですね。
さて、都立多摩図書館バックヤードいかがでしたか?
参加してみて、貴重なコレクションを拝見できたのはもちろん、管理にとても気を使っている事や、利用者の事を考えているところなど、いろいろ見られてよかったです。
1周年記念のイベントは終了しましたが、これからも定期的にバックヤードツアーを開催していくとのことでしたので、興味のある方は公式ページなどをチェックしてみてください。
オマケ☆
1階の入口のところに、カフェがありました。
10:00~17:00ということですでに閉店していましたが、国分寺の地元のパン屋さんキイニョンのカフェということで、ドリンクと焼き立てパンが食べられるようです。
これはいいね。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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