アメリカでしのぐウエイトレスのブログ -8ページ目

アメリカでしのぐウエイトレスのブログ

バカヤロー!って叫びたいときだってあるんです…。

怒り爆裂記事を書こうと思うが、



なんか、力でない。



能天気な客たちは、


オバマだ! スーパーボールだ!ヽ(゜▽、゜)ノ


と、騒ぐが、どっちも興味なし。




流行の先端をいく私は、季節の先取りも得意。その証拠に、気分はすっかり五月病。

なんて、季節外れの暑さにやられてしまった、というのが、ほんとのところ。



朝、ベッドから出て目覚まし消すのがめんどくさい。

それでも仕事に行かねばならぬ、と、入れた気合は、数秒後には、いやいや身支度する体のあちこちから、抜けていく。体にこもった妙な熱気もどっかいってくれ。



今日一日、自分の意思で向かった場所は、トイレ以外にあったか?(爆)



こんな夜は、さっさと飲んで早く寝よ。


って、もう1時だよ…。orz



どうやら巷は3連休。


週末だそ。客くるぞ。と、構えて待っていた土曜の夜より、

今日は日曜日、そんなに客は来ないし、やってきても明日に備えて引きも早い。だいたい閉店時間もいつもより早い。楽勝楽勝、早く帰って風呂入って寝よ、と、鼻歌まじりにヘラヘラと出勤した今夜の方が、


忙しかった。orz


そっか、あんたら、明日も休みなのね…。



わかりやすすぎる、アメリカ人の行動パターン。


でもって、三連休使って遠出していたヤツらは、家帰って飯作るのめんどくせー、って感じで明日も休み気分で、やってくるのね。



ええのう、一般人は。



そして、連休明けの火曜日はオバマの就任式で、アメリカ人は朝からテレビにかじりつき、レストランはどヒマなんだろうな、多分。




ランチクローズ1分前。


特にすることもなく、いつクローズサインをだしたろか、と、こっそり時計とにらめっこ。

そろそろ、と店の入り口に向かおうとすると、突然鳴り出した、電話。


いやな予感がする。

この時間にかかってくる客からの電話は、あまりいいことがない。



例えば、


今、そっちへ向かってるんだ。あと2分で着くから待っててくれないかな。

さっと食べてすぐ帰るし、いいでしょ、ね?


この言葉を信じて待っていたら、やってきたのは20分後。ゆっくりふつうにマイペースで、たっぷり時間をかけて食べて帰りやがった。



とか、



テイクアウトだから、頼めないかな?うん、もう閉店時間なのは知ってるよ。でも、なんちゃってロールたった2本なんだ。5分で出来るだろ?すぐ取りにいくからさ。


この言葉を信じて待っていたら、現れたのはスシが出来上がってから30分は経っていた。



いつも、そんな調子のいいこと言っちゃって、どーせまたウソなんだろ、と思いつつ、心のなかでは、


そんなのムリムリ、ぜーったいにムリ!(゙ `-´)/


と叫んでいるのに、ついだまされてしまうのは、なぜだろう…。




電話は鳴りつづけている。

できれば出たくない。私が出ればまた同じことだ。誰か出てくれないか。できれば運命はほかの人間に決めてもらいたい。そうすれば、あきらめもつくし、八つ当たりも出来る。




電話はまだ鳴っている。

あきらめの悪いヤツだ。といっても、客からと決まったわけではない。と、意を決して受話器をとった。



もしもし、なんちゃってスシレストランです。(;^_^A


あの、ちょっと聞きたいんだけど、ディナーのクローズは何時かな?



客からだ。若い男性客のようだ。でも、すべりこみ来店やテイクアウトオーダーのお願いではないらしい。


はい、9時30分です。(;^_^A


ヘイ、カモーーーン!(^o^;)


今日は開いてるか、とか、開店時間の確認とか、よく、こういう電話がある。いつもどおり、機械的に伝えたのだが、なんだ、この反応は。なにが、カモーーーーン!なのか、ワケがわかんない。今後の展開が不安になってきた。


本日のディナーの閉店時間は9時30分ですが…。なにか。(;^_^A



YOU KNOW WHY ?


何故だか知らない、なぜかは知らないが、このフレーズのあとには、めんどくさい頼みごとがくることが多い。

特に、若い、もしくは若ぶった男性客がよく使う。


ついでだから言わせてもらうが、若い女性客の使う、ACTUALLYというのも、ときどきイラっとする。

本来は、とか、実際には、という意味だと学校で習ったが、女性客が、


アークチュアリーー…、


と語尾をおもいっきり上げて伸ばすときは、あとに、でっかいお願い事が続くか、または、でっかいお願い事をしたあとの言い訳が続くという、中途半端な逆接の接続詞として、使われることが多い。日本語で言えば、


っていうかあ…、


みたいな感じか。



You know why って、知らねーよ、なんなんだよ。と、突っ込みを入れたくなったが、入れなくても、敵は畳み掛けてくる。



あのさ、今日は遅い時間に食事をしなきゃならないんだよ。だから、今日だけ特別に11時まで開けてくれないかな。たった一日だけ、今日だけだよ。出来るでしょ。(*^ー^)ノ


できるわけねーだろ、そんなこと。なんでアンタの食事時間に合わせて店開けなきゃならないんだよ。

大の大人の頼みとは思えない。クリスマスの子供だって、もっと控えめな要求をする。



いやあ、ちょっとそれは無理かと思いますが。(;^_^A


アンタ1人で1000ドルも使ってくれればね考えないこともないけどね、ウヒヒ。と、薄ら笑いを浮かべつつ、今日こそは絶対に断るべきだと、心に決めた。



アンタはマネージャー?それともオーナー? アンタが決めることじゃないだろ。ちゃんとボスに尋ねたのか?゛(`ヘ´#)


できない、と言えば逆ギレ。このあたりは、子供とかわらない。 こんな要求が通ると思ってるのが不思議なくらいだ。┐( ̄ヘ ̄)┌


しかたなく、ボスに相談。するとボス、


おおいいぞ! 1人で3000ドルくらい使ってくれるならな。うははは。ヽ(゚◇゚ )ノ


このボス、私の上をいっている…。(゚ー゚;



やっぱりムリのようです…。(;^_^A


3000ドルのことは言わず、断ろうと思ったがなかなかあきらめない。

結局、テイクアウトのオーダーをして閉店時間ギリギリにピックアップする、ということでカタがついたが、


ちゃんと、時間どおりに来るんだろうな…。



どんなヤローか見届けたかったが、残念なことに、この日私はランチのみ。

まだボスからの報告は受けていない。いや、ボスが無言であることが何かを物語っているような気もするが、怖くて聞けない。


寒くなってくると、家のなかに勝手に入ってくる迷惑なヤツ。



蟻



それも、食べ物目当てにやってくるといった感じではない。

部屋の隅っこを歩いているアリを、一匹、二匹、とたどっていくと、無意味な場所に、どやーっと大量発生していたりする。そんなふうに、我が家も数度被害にあったが、どうやらLAのアリさん、食べ物目当てに部屋に入ってくる、というよりは、暖かい場所を求めてやってくるのではないか、と感じる。


アリって、夏の間せっせと働いて、やってくる冬のためにエサを蓄えるんじゃなかったのか。真冬、ボロボロのキリギリスに、エサを分け与えてあげるんじゃなかったのか。

LAの太陽にやられて、一年中へらへら遊んでるのか、アリ。寒くなったからって、人ん家勝手に上がってくるなんて、ムシがよすぎるぞ。




どこからでも侵入してくるアリは、レストランでも悩みのタネだ。

食欲を失うような話で申し訳ないが、あるスシレストランでは、ネタケースを襲撃された。


朝、一番手で店に入ってきたスシマン。見慣れたはずのスシネタケースが、黒くかすんで見えたそうだ。(((゜д゜;)))

近づいてみたら、ネタケースに隙間のないほどアリが群がっていたそうで。

((>д<))


もちろんケースには一切れの魚も入っていなかった。

この日、このレストランはアリ退治と大掃除のため、半日店を閉めた。



私もときどき、職場でアリを見かけることがある。関節がおそろしく柔らかいのか、ちょっと丸めただけじゃ復活の恐れがあるので、見つけ次第、セロハンテープで固定しゴミ箱行き。


ちなみに我が家では、アリ退治に、カーペットのペットや髪の毛の抜け毛掃除用、コロコロ粘着テープを使用。行列にはコロコロっと、溜まり場には、ちぎってペタペタと、殺虫剤を使いたくない場所などに重宝する。




あるとき、職場で客のお茶を差し替えている最中に、前方9時の方向にアリ発見。(゚д゚;)

黒いカウンタートップのスシバーの上をフラフラと歩き、3時の方向へと直進中。


ヤバい、とスシバーの客の注意をそらしつつ、ヤツの通り道にそっと、だが力を込めて人差し指を置いてみた。

が、敵は器用に私の指をすり抜けて、前進。あとすこしで、客の白いサラダの皿の上に到着予定。


おい、オマエ。ちょっとは遠慮ってもんがあるだろう。

いくらオマエの通り道に、白い皿があるからっていって、それをよけて遠回りするってのが、人の道ってものじゃないか。って、オマエに言ってもムダか…。orz


敵は、挑発するようにときどき左右に進路を変えつつも、着実にサラダの皿に近づいている。


左手に急須を持ち、客との会話もしどろもどろに、右手の人差し指は、敵を退治しそこねて、スシバーのカウンターの無意味な場所を指したままの私。


もう、客の顔もまともに見ることができないが、客の視線は、私の視線の先にあるらしい。

そこには、すでに皿の上に攻め入り、レタスを侵略しようとしている、アリの姿が。


まずい。

客の機嫌が悪ければ、保健所に駆け込まれるかもしれない。だいたい、こんな時間に1人でスシバーで飲んでるなんて、奥さんとケンカしたに違いない。機嫌が悪いに違いない。明日、保健所が来る。


そんなことされるくらいなら、明日は臨時休業だ。

やったー!何して遊ぼ。ヽ(゚◇゚ )ノ

じゃなくて…、最悪の場合、訴えられるぞ。(-"-;A


もう一度、抹殺に挑戦してみるか。イヤ、無理だ。敵はすでに皿のなか。

客の気をそらして、客のサラダに指をつっこむウエイトレスが、どこの世界にいる。orz


もう観念するしかない。



お、お客様。申し訳ありません。皿の上にアリが…。今すぐ、新しいものとお取替えしますので。(;^_^A

キッチンで熱湯ぶっかけてやる、と、サラダの皿に手をのばした私を、客は制した。


いいって。問題ないよ。(*^ー^)ノ


問題おおありだろ、本来。なんて、いい人なんだ。これから奥さんと仲直りデートか?



だって…。(・∀・)


だって…?(;^_^A



ここはスシレストランだよ。オレは生魚を食べに来たんだ。アリくらい、たいした問題じゃない。

そう思わないかい?o(^▽^)o



そう思わないかい?って、



思わねーよ。((o(-゛-;)




怒られなかったのも、保健所に駆け込まれなかったのも、訴えられなかったのも、不幸中の幸い、といったところだが、



アリとスシにどういう関係が?


ゲテモノ食う感覚で、スシ屋に来てるってワケ?┐( ̄ヘ ̄)┌



すべてのアメリカ人がこうとは言わないが、大なり小なり、似たような感覚を持ってる輩が多いんじゃなかろうか、と、これまでのウエイトレス人生の中での、人種差別的な不快体験とのつじつまを合わせてみたりした。



サラダの中への侵入を試みたアリは、目の前をドレッシングの海に阻まれて皿の外へと退散し、何事もなかったかのように、スシバーの隅っこを3時の方向に消えていった。



そのまま、ドレッシングの海で命を落とせばよかったのに。

客が、それを食べるのか、スシを食べるのと同じ顔で食べるのか。


私は、見届けたかった。

安いチップを当然のように置いて帰る客。1人1ドルチップ客の話を書いていて、そういえば、と、我が職場の客のことを思い出した。



中国系女性とアメリカ人男性の中年夫婦カップル。


彼等は、月に3度ほどやってきて、適当に飲んで食べる。それほど悪い客じゃない。




突然だが、カップルのお行儀というのは、悪い方に似る、という、私の中の法則がある。


中国の方々は、人前で大声でケンカしたり、遠くの方から、大げさな身振りで人を呼びつけたりすることを、お行儀が悪いとは思わないらしい。懐の深い私はこれを、文化の違いと受け止める。

ついでに言わせてもらえば、韓国系の人は、箸をつかってモノを指すのが、悪いこととは思わないらしい。よくスシバーで、ネタケースの中身を箸で指して、「これ、チョーダイ」などとやり、シェフをイラっとさせている。心の広い私は、箸でコンコンっと湯のみをたたき、お茶の差し替えを促されたときも、習慣の違いと思うだけだ。ときどき、箸で手招きされたときなど、その振り上げた箸を取り上げて、へし折ってやろか、と思ってしまうが。


が、そういうことを、お行儀が悪いから、してはいけません、と教えられた育った人種にマネされると、コイツ、アホか…、と、あきれてしまう。


やってはいけない、と言われたことを、堂々としてみたい、というのは、子供でも大人でも変わらない、ということだ。



このカップルもいつも、忙しく他のテーブルのオーダーを取っているときに、遠くの方から立ち上がって手招きしたり、あるときなど、女性の姉妹が乱入して、中国語での大喧嘩となったこともある。


このときは、「ちょっとうるさくないか」と言うほかの客に、


彼女たちがしゃべっているのは中国語で、何を言っているのか私にはわからないんです…。(;^_^A


などと、ワケの分からない答えをしつつ、なぜか、彼らは日本人じゃない、ということを客に強調してみせたりした、私。日本人客でも、こんな風なのがいるかもしれないのに、というのを、棚に上げてしまっておいた。(^▽^;)



この夫婦、いつも開店直後にやってきて、奥さんは熱燗、旦那はワインといった感じで飲み始め、あれこれ食べて、お会計はいつも100ドル程度。


決して悪い客じゃない。が、長くなるのではぶくが、紹介したような迷惑行為のほかにも、ちょっとした問題を起こしたこともあって、要注意客のなかの一組。


が、彼等は自分たちは良い客だ、と信じている。彼等がやってくる時間帯は、他にあまり客もいなくて、サーバーやスシマンをひとりじめできる状況であったのが、彼等を勘違いさせる一因であったことは、間違いない。


あるとき、いつもより少し遅い時間に、彼等はやってきた。

忙しい夜で、店内はほとんど満席。いつもは、独占状態のスシバーの隅っこに、彼等を詰め込んだ。


この時点で、彼等はかなり不満顔。

しかも、スシマンも他の客の相手をしながらなので、彼等のおしゃべりを聞いたりする余裕もあまりなく、食べたいものがあっても、なかなか聞いてあげられない。


ちょっと、サケのおかわり、まだ?ヽ(`Д´)ノ

これ、いつもより、熱すぎるんじゃないの!?゛(`ヘ´#)


私に対する八つ当たりも激しさを増す。



ようやく、手すきになったスシマンが、彼等の相手をはじめた。

矢継ぎ早に食べたいものを注文すると、酔いの回った奥さんは、大声でこんなことを言い始めた。



私達って、いい客よねー。週に1度は来て、2人で100ドルも使うのよ。2人でよ!(´0ノ`*)


とりあえず、笑顔でうなずくスシマン。が、彼の反応がイマイチと見た奥さんは、さらに大声で、


4、5人でなくてよ。2人で100ドルよ。私たちって、ここのナンバー1カスタマーかもね。ヘ(゚∀゚*)ノ



他の客たちは、多分聞いていたはずだ。そして、心の中で笑っていたに違いない。

その夜、スシバーには、常連の上客が多かった。


アメリカのスシ屋はその気になれば、それなりに安くすませられる。

気軽にスシバーに座って、なんちゃってロールを数本オーダー。それなら、2人で来ても30ドルにもならないはずだ。


が、枯れてもスシ屋だ。1オーダー20ドルのトロや、五合ビンで100ドル近くする酒なんてものも、ごろごろあって、頼み方次第では、勘定は天井知らずとなる。


スシバーの上客たちにとって、2人で100ドルなんて、たいした額じゃない。

┐( ̄ヘ ̄)┌



そして、奥さんは、私に向かっても、


そうでしょ、ね?。(o^-')b


と、やらかした。


ワレワレ、ときにはお世辞というウソをつくのが商売だ。


そうですね。(;^_^A


と、ひきつり笑いで返事したが、このばばあ、やっぱりなにも分かっちゃいない、というのが、心の声。



というのも、彼等はたいてい100ドルくらい使っていく。が、チップはいつも10%弱。



100ドル使って10ドルのチップってことになるが、いい客なら50ドル弱の勘定で10ドル置いて帰る。

そして、このカップル、サーバー使いが激しい。ああじゃこうじゃと、すぐ呼びつける。


サーバーにとってみれば、2人で50ドル使う客以下ってことになる。

加えて、チップの額がよかった悪かった、という印象は、単に金額や勘定に対するパーセンテージで決まるわけじゃない。そこに、手間かけられ度が加わる。

無理な注文を通させたり、何度も細かいことで呼びつけたりする客が、15%弱のチップを置いて帰ったりすると、


なんだよ。((o(-゛-;)


となるわけだ。で、ちょっとはご理解いただけたかもしれないが、この夫婦は私たちにとっては、かなりヤバい。


その客に、私達っていい客よね、などと念を押されれば、もう、家に帰ってから呪うしかない。



スシマンや私の同意を得たと思い込んだ奥さんは、調子に乗ってきた。


30代40代の客が多いスシバーを見渡して、


私ね、15の時からスシを食べてるのよ。46年も!46年間よ! 

あなたが生まれる前からスシを食べてるってこと。

言わせてもらえば、私、スシのエキスパートね。分からないことは、何でも私に聞きなさい。ははは!

γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ






それはもちろん、周りの客を意識して言ったのだろうが、


おばはん。調子こいて年ばらしちゃってるよ。(゚ー゚;



こないだ確か、フィフティーズ、って言ってたような気がするが…。orz