再開発表から随分と派手に宣伝している宝塚宙組公演のお知らせ。
6月30日の宝塚大劇場で上演される宙組作品については全国各地の映画館でライブビューイングする事が出来るのだそう。
まぁ派手に宣伝しようが構いませんが、それが後々足を引っ張る事になるとは考えていないような…
世間の空気が読めないところや、何が何でも第三者委員会を置かず「自分たちの主張通りに世間は受け入れろ」と言わんばかりで現在絶賛大炎上中の日テレととても似ていて、なんなら日テレよりちょっと先を行く、ある意味「水先案内人」のような立ち位置です
現在は「遺族とも締結文書をかわしたし~世間向けの会見も終わったから、さぁこれからは再開ヤッホー」って事で他の組の宣伝に紛れて宣伝しだしたら、思いのほか他の組より目立っちゃってる… さて、これが世間にどう見えるか、そしてここまで派手に再開をアピールするとなれば解決していない「あの問題」をどう考えているのかを問われる事は間違いなく…
「あの問題」とは、上級生と幹部上級生の3人が謝罪文を遺族側に出してない問題の事。
劇団側の最後の会見で遅れて提出するとされていた人物からの謝罪文が提出されたのを先後に、謝罪文を出していない人物3人が出したとは聞こえてきていない状態で再開する事に世間は冷ややかに見るでしょうし、そんな状態をどう思うのかマスコミ各社は質問して来るでしょう。
劇団側は会見でほぼ全面的に認め謝罪している以上、この問いに答えないといけないのは宙組のトップである芹香斗亜さんは勿論の事、芹香さんのサポートをしている幹部も問われる事です。
この問いに答えなかったり、無視したり、足早に移動しながら適当に答えるなど、「おざなり」な対応をすれば即ネットニュースになりお祭り騒ぎとなるでしょう。
世間が見ているのは、贔屓目で見てくれるファンの目線ではなく、「事件が起こった組の長の再会に向けての態度です。」
つまり、運営の方針に従えていない人物が所属する組の長としてのコメントを求められるという事で、「知らない、分からない、関係ない」では済まされない立場だという事です。
「関係ない」は無論、論外ですが「知らない、分からない」は「んなわけないでしょ」という突っ込みが当然入る事で、この答え一つである意味今後が決まるといってもいい重要なところです。
ファンは多くのカメラの前でも劇中の主役のように堂々とカッコよく答えるんのだと期待して見ているでしょうし、世間は宝塚歌劇団の5組ある組の一角を担っていて、事件の発端となったそのトップがどう答えるのかを見ているのです。
質問内容はある程度予測が出来るので、幾つか書き出してみましょう。
「事件についてどう思っているのか」
「謝罪文を出さない人物に対してどう思うのか」
「その人物(謝罪文を出さない人物)が舞台に立ちスポットライトを浴びる事についてどう思うのか」
「組を率いる立場から見て亡くなられた方はどういう人だったのか」
メインとなるのはこのような質問で、ここから色々な方向に質問が飛ぶでしょう。
また、この質問は一生投げかけられるものだという事を覚悟しておいた方がいいでしょう。
今はまだ「宝塚」という看板と羽をしょって舞台の上から見る景色がこの世の全てだと思っているのかもしれませんが、世間も芸能界も自分に対してそんなに甘くないという事だけは覚えておいた方がいいでしょう。
少し前に光原エミカこと小倉輝美という人物が逮捕され話題になりましたね。
彼女は元宝ジェンヌで、宝塚と言えばベルばらでお馴染みの演目「ベルサイユのばら」の初代フェルゼン役だったというのですから宝塚時代は人気もあり78歳で逮捕されるまでえぐい金額のディナーショーをやっていたというのですからコアなファンはいたのでしょう。
しかし、そういった人を騙さないと生活出来ない程に落ちぶれてしまう人もいるという事を肝に銘じて自分の立場を先確認すると、人としてどう行動しなければいけないかが見えて来るでしょう。
このお話が誰かの心のヒントになれば幸いです