この酷暑の中、タレント「やすこ」を24時間マラソンで走らせると発表した日テレには批判が殺到し、とうとう現役ドクターからも「危険であり中止すべき」というコメントが出されましたね。
まぁ、誰もが「危険な企画」と思っていたわけで、「さすがに現役のドクターからもコメントが出されれば止めるかな」と思い数日様子をみていましたが止めるどころか、なぜかネットニュースには「やすこ」の夕食を取り上げ、それを見て「応援している」や「楽しみ」といったコメントだけが載せられていたり、「児童養護施設にお世話になっていた”やすこ”が恩返しのために走る」や「好きなだけ“偽善”と言ってもらって大丈夫です。むしろ、批判をされることも注目してもらっていることなので、そこすらも活用させていただいて、自分の思いと、養護施設のことをしっかり伝えていけたらなと思います」などと本人がコメントしたり、24時間テレビはこの馬鹿げた酷暑マラソンを正当化して、メディアは面白がってお祭り騒ぎにしてしまっている事に24時間テレビや酷暑マラソンだけでなくこの国の先行き自体「目先の目立つものや派手な事に目を奪われ、『考える事』をしなくなっている人が多くなっている事」を非常に心配しています
「養護施設への恩返し」で何かに挑戦する企画なら、屋内での企画でもよいわけで、一般人をも巻き込む必要も無いのです。
(しかも一般参加者には「24時間テレビ公式Tシャツを着てこい」と注文までしていますから、この1000人だけでTシャツ代200万ほどの売り上げがあるわけです。商魂たくましい)
人の命に関わる事をマスコミも一緒になって「素晴らしい」だの「感動」だのと持ち上げて宣伝している事が信じられない事です。
(もうね特攻隊を持ち上げて「素晴らしい」と言っていた人たちと同じですよ)
24時間テレビは全国放送です。
24時間テレビで24時間マラソン企画を発表したという事は「酷暑でも屋外スポーツをしても大丈夫」と言っている事と同じで、未だに「根性論」や「精神論」を唱えるスポーツ指導者にとっては「全国放送の番組がマラソンを呼び掛けているんだから」と子供たちに炎天下での練習をさせる理由を与える事になるでしょう。
ここ数日の気温を見ただけでも、到底マラソンに向いている気温や湿度ではないのは明らかですから中止するのが妥当な判断なのに、発表から数日しても中止を言わないのは「中止を発表したら自分たちが『判断ミスをした』といわれる」から…それはカッコ悪いし、謝罪したくないし、今さら止めたくないし、何年も続けて来たから…嫌だ嫌だ
嫌だ
」ってところでしょう。
しかし、こういった状態で炎天下の中マラソンをする姿を全国に流しながら途中途中で飲料水メーカーのCMが入るとどうなんでしょうねイメージアップよりイメージダウンの方が大きいと思うんですが…
「メーカーも乗っかってる
」って思われる可能性が高いんですがね…
ま、これが「コンコルド効果」ですね。
自分たちのプライドや、それまでの時間や手間を惜しむあまり損切りできなくて損を増やしていく事なので。
日テレに関してはこのコンコルド効果をやり散らかしている状態で、メジャーリーガーの大谷選手の新居報道でのやらかしでは、後手後手だったもののフジテレビは公に謝罪をしましたが、日テレは未だに謝罪せずだんまり(このせいで24時間テレビの大谷選手の企画が頓挫したという話がありますね。)
日テレの社風として「謝りたくない、変更したくない」というのが強くあるようですね。
「謝りたくない」は、謝らないために「人のせいにする」とい事が多くなり、「変更したくない」は、何が何でも自分の思い通りにしたいために「人の話は聞かない」「人を引きずりまわす」とい事が多くなり結果、余計な時間を使って状況が悪化するという事で…まぁまさに日テレがそうですね
この24時間マラソンについては、事が(全国放送のテレビ局が過酷な屋外マラソンを推奨している)事なので厚労省や医師会などから正式なコメントが出される可能性があるのではないかとみています。
さて次は、あっちからもこっちからも辞職勧告や辞職要請を受けながらも「市民から負託されている」を黄門様の印籠のように掲げて「よりよい県政を目指していくのが私の責任だ。職員との信頼関係を再構築し、県政を立て直すことは、時間がかかり、道は険しいかもしれないが、前に進めていくことが私の県民の皆さんへの責任の果たし方だ」と述べ未だ県知事の座に居座っている斎藤知事のコンコルド効果についてです。
何か言っている事は「勇者」のようですが、そもそもの原因作ったのは誰よって話です。
知事が辞めれば「再構築」なんて回りくどい事をせずに済みますし、県政を立て直すにしても時間もかからずすんなりと事は運ぶでしょう。
「道は険しいかもしれない」って、それは知事だけがそう感じている事で他の職員は「辞めろと言われているのに居座るから仕事が険しく(知事へのクレーム対応などで)なってるんだよ」と思っている人は多いでしょうね。
この方の場合、発言や行動(「うちわ」に自分の顔のプリント要求、高校に設置されたナルシスト自販機)など、全てが自分の容姿(見てくれ)に繋がっておりこれが多くの人の「気持ち悪さ」に繋がっているように思えます。
視察での個室要求や姿見要求、そのために授乳室を知事専用個室にし、授乳を必要とする市民の使用を禁止とした事や、テレビ映りを気にしてヘルメットを被りたくないばかりに、復旧工事を止めさせたという話しが掘り起こされ、これに苦しい言い訳をしていましたね。
また、家具をおねだりしたり、ワインをおねだりしたり、その際の言い訳も「自分が発信すればPRになる」と言いつつ、ワインは飲みっぱなしでSNSで紹介する事もせず、家具も同じでPRもせず椅子は倉庫にテーブルは自分が働く応接室に置いてあったにも関わらず、職員に聞かないと分からない状態…
この方、権力を使うものの手に入ると急速に興味をなくす買い物依存的なところもあるのではないかと思います。
また、「権力を使うものの手に入ると急速に興味をなくす」感じと「全てが自分の容姿(見てくれ)に繋がっている」ところから「王子様願望」や「アイドル願望」が強いのではないかと見ます。
この方のコンコルド効果は、その地位と注目される願望を手放せない事で、県の評判、悪い意味での県への注目、自分の家族への迷惑などが時間が経つほどに悪くなっていっている事を理解し判断出来ていない事でしょう。
知事が居座れば居座るほど周りに悪い影響しか出ていないのに、今の地位にしがみつくのは、今の地位にいてこそ「王子様願望」や「アイドル願望」をかなえる事が出来るからで、また、県のトップにまでなったのに40半ばで追い出され、この評判では選挙を見据えた再就職もままならないから、任期が満了する来年の7月まで何が何でも知事の椅子に座り続けたいのではないかと思います。
会見の様子を見る限り、あれでは百条委員会で指摘がされても「だからなんだ」とばかりに、逆に居直るのではないかととも思います。
この長引く知事の居座り問題に一番迷惑して、今後一番影響が出るのは多分、知事の奥さんと子供さんで特にお子さんに強い影響があるのではないかと思います。
県の勇者である前に、家族の勇者である事が大切なのではないでしょうか
このお話が誰かの心のヒントになれば幸いです
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