アメリカにいる間、抱っこで腰を痛めてしまい、もともと骨格に歪みがあったので、ひどい坐骨神経痛やぎっくり腰になり、プロボクサーだった整体の先生のもとに4年ぐらい通っていました。


1度ぎっくり腰から、歩けない位のひどい状況になってしまったんです。そんな時に取材があり、都内に出て、だんだん痛みがひどくなり、帰りには動けない位の痛さになり、駅からタクシー乗り場まで這うようにして歩いて、、タクシーから降りるときに、歩こうとすると腰が激痛で、動けないでいる私を見て、運転手さんが降りて外から両手を差し伸べてくださり、なんとか車を降りられて、玄関ドアの前まで支えいただきながら、歩いた記憶があります。あの時は、もうライターを引退しようかと本気で思いました。

母に、「引退も何も、これまで育休みたいなものだったし、まだ引退するほど仕事してないじゃない」と言われて、その通りだと思い現在に至りますが、

今思うとひどい坐骨神経痛だったのかなと思います。当時は1時間以内の場所は車で行ってました。
都内はさすがに無理でしたが。





そんな時に出会った先生でした。
元プロボクサーだった先生。
物腰や表情はとてもやわらかいので、本当に驚きました。

でも、減量中の話は、凄まじい。

肉はほとんどささみ。卵はゆで卵。ごはんは少なめ。昼は普通に、夜は少なめ。夕方6時まで仕事して、9時までトレーニングして、夜中まで仕事に戻って仕事して、その後走りながら減量。

1回のみこむごとに50回咀嚼。おなかがすいたらこんにゃくゼリー。2日前ぐらいから水分を減らすのでしわしわになる。

計量前日には500グラムぐらい残しておいて一晩寝ると500グラムぐらい水分抜ける。

ちなみに、スーパーフライ級だったので52キロぐらいに落としていたそうです。170センチぐらいはある先生なんですが。52キロだそうです。

なんかストイックすぎて絶句ですが、好きでやっているというのが・・・。ま、ピアノの練習を何時間もやるというのも、他人からみればストイックなのかもしれませんが・・・。


そのような経験があるストイックな方が、アメリカでの子育てという過酷な毎日ゆえではあっても、運動不足な生活を送ってその結果ぎっくり腰になった私がどれほど怠惰に見えていたのだろうと思います。


先生は、「今日はこの骨がこっちに、、」など、私自身にはわからないレベルで背骨の並びを整えてくださっていました。


そして私に、ストレッチや筋トレ、スクワット、ウォーキングをしましょうと教えてくだいました。

家で座って仕事をする私は、毎日体を動かさなければ背中や腰が痛いのは治らないということが本当に理解できたんです。

数年前、もっと素晴らしい職場にステップアップされて、先生とお会いすることはなくなってしまいましたが、
大事なことを私に淡々と教えてくださり
私自身も、体を動かしながら自分自身を作っていくような感覚を持てるようになりました。

ちょっと仕事がんばりすぎると、しんどくなることはありますが、ぎっくり腰には、もう何年もなっていません。

今でも毎日ウォーキングとストレッチ、スクワットと腹筋、必ずしています。

昼間暑い時は夜に散歩します。

ドレスを着るのにふさわしい姿勢と体型を維持するのに頑張らなくちゃ、、、なのです。