昨日も今日も悩めるお母さんからLINEがありました。
お子さんの「難病が心配で…」
というお悩みです。
私も子どもの親なのでお気持ちよくわかります。
私は自分が重症筋無力症と言う難病になりましたが、
自分で良かったなと思います。
これが自分の子どもだったら、どれだけ辛かっただろうと…。
代わることができたらいいけど、
代わってあげることもできないし…
いやほんと、どれだけ辛くてどれだけ切なくて
どれだけ胸が痛むことでしょうか…
お察しいたします…
このようにお子さんが病気や、イジメ、障がいなど、
思ってもみなかった試練に遭遇し、
胸を痛めておられますお母さんに、
今日のブログをお届けします。
子どもが不憫に思えて仕方がないときなど、
とにかく、自分の子どもがダメージを受けていると思うときって、親って、子ども以上に、
傷ついたり苦しんだり悩んだりするものなのかもしれませんので…
そんなお子さんのことが心配で胸が痛むお母さんに、
今日は、私が先輩ママさんから教えてもらった言葉をプレゼントしますね。
親だから子どものことを心配して当たり前…
かわいそうに不憫に思ってしまうのも無理はない。
もちろん、それはそうだと思います。
でも、
子どもさんにしてみたら、どうでしょうか?
例えば自分が病気ということで、
様々な症状やストレスを抱え辛い思いをして、
将来に不安を抱えたりしているのに、大好きな、
お母さんや周りの人も、そんな自分のことを心配してむちゃくちゃ苦しんだり悲しんだりしている。
〜そんなの辛くないですか?
みんなから、自分はかわいそうな存在だと思われて不憫だと思われている。
〜そんなとき、元気でますか?
余計に胸が痛んだり
余計にストレスを抱えると思いませんか?
🔹 🔹 🔹
心配という感情の裏には
❌❌になったらどうしよう。
我が子が❌❌になるかもしれない、
という、マイナスの予想、不安があるんです。
そんなマイナスのまなざしを感じたら、
「みんなもそう思ってるみたい、
私はやっぱり治らないのかもしれない
私は○○できなくなるかもしれない、
私はかわいそうな存在なのかもしれない…」
お子さんも、そんなふうに思ってしまうかもしれません。
そんなふうに思ってしまうと、
人は、このブログでお伝えした、大脳の中のReticular activating system =RAS(網様体賦活系) の働きにより、たくさんの情報の中から、自分が治らないとか自分は〇〇できなくなるかもしれないと言うマイナスの情報ばかり取り入れてしまうようになってしまいます。
そして、イライラメソメソくよくよしてしまうので、
自己治癒力も低下してしまいます。
たくさんのお医者さんや薬剤師の方がおっしゃっておられますが、
病気を治すのは、
医師でも、薬でもなく、自己治癒力ですからね。
一方、どーんと、おおらかなお母さんで、
「治るか治らないかわからなくて、
今は大変だけど、この子にはきっと治る力がある」と
子どもの治癒力を信頼して、
「今はいろいろと辛いかもしれないけど、
この子は、この試練から、さまざまなことを学び、成長してくれる」
「病気であろうがなかろうが大丈夫、大丈夫。
例え、病気が治らないとしても、この子は絶対幸せになれる」
そんなふうに、どしんと大きな包容力で、
子どもの苦しさや不安を全て、包み込んでくれて、
子どもの症状や様々な状況に一喜一憂しないでいてくれたら、子どもさん、どれだけ心安らかになれることでしょうか。
ただでさえ、自分のことだけでも苦しんでいるお子さんが、「これ以上お母さんを苦しませたり悲しませたりしたらどうしよう…」と思ったりして
お母さんのことまで心配しないでよくなります。
余計なところにエネルギーを使わなくてすむわけですよね。
私が、先輩ママから言われて
とても役に立った言葉というのは、
「子どもに不安を感じさせないように、お母さんは
名女優にならないとね…。
そう思って、私もがんばってるの…」
という言葉でした。
私は、この言葉を、
我が子の受験前に教えてもらったのですが、
誰よりもかわいい我が子のことだからこそ、
心配で、苦しんでいたときに聞きました。
親なら子どものことが心配になるのも当然のことだと思いますが、
子どもの前では、
そんな様子は、一切見せない という役を演じる。
「大丈夫、大丈夫、
なにがあっても大丈夫
あなたには、お母さんや、みんながついてる。
たくさんの試練が人を成長させるんだから、
人は重荷を背負えば背負うほど、
強くなれるんだから…
あなたには、さまざまな試練を幸せに変える力がある」
そんな明るくおおらかな肝っ玉母さんを演じてみるというか、
心底そんな思いにご自分をシフトチェンジさせて、
そんなふうな温かい力強いまなざしで、
子どもさんを見守っていただけたら…と思いました。
🔹 🔹 🔹
日本で3番目によく売れたという記録を持つ大ベストセラー
「五体不満足」
あなたも読まれましたか?
多分20年くらい前でしょうか、読みましたが、
今もなお心に残っているところが一つあります。
それは、手も足もない我が子の姿にショックを受けるのでは…という周囲の配慮で産後1か月後になった母と子の初対面のとき、
乙武さんのお母さんは、手足のない我が子をみて
「まあ、かわいい💕」と思われた
と伝えられているというところ。
他の人と違う我が子の姿に、ショックを受けたり、
我が子の将来に不安や心配を感じたりしても、無理はないと思いますが、出てきたのは、ただただ
我が子の全てを丸ごと受け入れ、愛する
お言葉だったのでした。
そんな、おおらかなお母さんの大きな愛に包まれたからこそ、
乙武さんは、ハンディキャップを背負いながらも、臆することなく、その後の人生を【ときには自由奔放すぎるくらいに】本当に伸びやかに、進学、就労、結婚、恋愛…さまざまな場面で、ご自身の力を存分に発揮されることができたように私は思うのです。
どうか、あなたの要らぬ心配で、
我が子の力をおさえつけることのないように、
我が子の前では、
心配していても、心配していない演技のできる
名女優になっていただけたら…と思いました。
例えば、不安で不安で仕方がないときには
近所の寺院や神社、教会などいってみるのもよし、
宇宙や守護霊さま、サムシンググレイト…
大いなるものにあずけるのもよし。
どうしようもできないことを
どうしようもできないなら、
どうしようもできなくてもよい
と、腹をくくると、
様々な力が発揮できるようになりますので。
参考記事
まずは、不安を表に出さないということからはじまり、あなた自身も、腹をくくって不安から解放されてください。
あなたが心配して
あなたがくよくよして、
良い方向に変化することであれば
そのようにしていただければ…と思いますが、
もし、悪い方向に変化するようなことであれば、
その心配は、手放していただきたいのです。
どうか、あなたのお子さんがあなたのお子さんの中にある力に気がついて、その力を発揮されますように…💕
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心療内科に通ってる方のみならず、
すべての方のために…。
重症筋無力症と言う難病闘病体験を経て、
たくさんの本や人から教えていただいた
「誰でもどこでもいつでも
お金をかけずにできるヘルスケア」
〜こころのチカラを活用し、
元気に幸せに生きるヒントをお伝えしたい。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー
南野原つつじがお届けしました😊(自己紹介)
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追記】このブログを読んだ方から、
私も難病の子どもがいて、本当に辛かったので、読んでいて涙がでましたと、LINEがありました。
心配でたまらない気持ちを、
おおらかで、どーんとした気持ちに
パラダイムシフトされた結果報告も…
こちらのブログ↓でご紹介させていただきました。
こちらでご紹介したお母さん、そして、このすぐ上のブログでご紹介したお母さん、お二人ともそれはそれはいろいろと大変な葛藤を抱えながらも大女優になろうとがんばられて、子どもさんの力を引き出された結果、それぞれお元気になられ、その経緯や今の状況などを皆さんにシェアする会にご登壇くださいました。
そんな記事を書いています。↓