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こんにちは、今は、明るく元気な難病患者
南野原つつじです💕   

昨日一昨日のブログは、なんか、愚痴っぽくなってしまってすみませんでした。
読んでて、嫌な気持ちになられた方おられましたら
ごめんなさい。

世の中そんな人もいるけど、
仏さまのような方もいらっしゃる。

今日は
私が出会った仏さまの話をしますね。

私、自分の病気のことは、あまり人には話さなかったんです。

話す元気もなかったし、
いろいろな人がそれを聞いて
例えばお見舞い送ってくれるとか、
「なにかできることない?」と、連絡してくれたとしても、
「ありがとう」とメールするとか、
なんらかの返事をする、
そんなことすら、しんどくて、
せっかくの善意に応える体力がなかったから。

例外は、子どもを取り巻く人たち。

私が、入院することにより、一番かわいそうに思ったのが、当時小学三年だった末っ子。

主人は仕事でなかなか早い時間に帰宅できないし、
高2の姉も学校や塾で家に帰るのがとても遅くなるので、学校から帰宅後 長時間ひとりぼっちになってしまう小3の子どもが不憫でした。

三人の子どもたちがお世話になり、
卒園後も家族ぐるみのお付き合いをしていただいてた景福寺というお寺の、瑞松学院という こども園の主任の先生に 思わず状況をメールしてしまいました。

「こんな病気にかかり入院することになってしまいました。うちの子帰宅後一人ぼっちで寂しくなって、どうしようもなくなってしまったとき、園に遊びに行かせていただいてもいいでしょうか?」と。

卒園して3年も経つのに、なんて厚かましい!
と思われたかもしれませんが、
その園は「卒園したら、はい終わり!」と言う園ではなく、卒園後も、「1学期の間 園のことが恋しくなったり、元気をチャージしたくなったら、土曜日園に遊びに来てもいいですよ」と、卒園生のためのおやつまで用意してくださったり、「園の行事もいつでも遊びに来てくださいね」と、卒園生のために模擬店のチケットを用意してくださったり、

とにかく、ずっとずっと卒園後も卒園生一人ひとりのことを忘れず、温かくフォローしてくださるそんな園だったので、もしもこどもが、たった1人で辛くなってしまった場合は駆け込み寺のように駆けこめる場所になるかも知れないと、思ってしまったのでした。

あんのじょう、
「もしよければ、いつでも園に遊びに来てください」とのお返事。
そして、どこまでも温かい
よくぞ、ここまできめ細やかなご配慮が…とびっくりするようなお心配りの行き届いた優しいメッセージの数々が返ってきました。


本当に この上なく親身になっていただきました

主人が家に帰れないときには、
園長先生のお家で晩ご飯をご馳走になったり、
おかずをたびたび持ってきていただいたり、
それまで先生のおうちのお子さんとうちの子が同じ塾でついでなのでそちらのお子さんのお迎えを何度かさせてもらっていたということもあったのですが、
その塾の送り迎えだけではなく、他の習い事の送り迎えまでしてくださったり…


普通の人は、人が困っていても、ノータッチ。
優しい人は、「なにかできることはない?」と、
言ってくださる。
仏さまのような人は、なにも言わなくても、
相手がどんな助けを必要としているか考えて、
一歩踏み込んで 助けの手を差し伸べてくださる。

ということがわかりました。


ほんとに、
どれだけ親身に、どれだけさりげなく、
どれだけたくさん、どれだけ深く、仏さまのように
いろいろと助けていただいたことか……

それだけで、何万文字になりそうです。


お寺の幼稚園は、仏さまのいる園
と思っていましたが、
卒園後三年にもなるのに、
こんなに良くしていただき、
地獄で仏とは、まさに
このことだなと思いました。




そして仏さまは他にもおられました。



「お父さん、仕事で遅くなるときは、
うちの家に晩ご飯食べに来てね。
うちは、五人兄弟で、争奪戦やから、さっさと食べないとおかず当たらへんけどね笑、
お父さん出張のときは ホームステイも大歓迎やよ。」

と、メールをくれたNさん。
どこまでもさりげなく温かい
こんなお言葉にどれだけ心丈夫になったことか、
救われたことか計り知れません。



高2の娘のお友達のお母さんKさんは、
「お弁当一つ作るのも二つ作るのも同じ手間だから」と、
毎日娘の分までお弁当を作ってくださいました。

Kさんのお嬢さんは、
こちらが「もう大丈夫ですので」
というまで、三カ月間来る日も来る日も、
重たい学校の鞄の他に娘のお弁当まで持って
登下校してくださったのでした。


こうして書き出していくときりがありませんが、
いろんな方がしてくださったご親切の数々を
思い出すだけで、今も目頭が熱くなります。

私も、なにか困っている人、辛い目にあっている人のために、

そんなみなさんのような仏さまレベルの
行き届いた親切はできなくとも、

これからは、一歩踏み込んで
なにかその人のためになることができる人に
なりたいなぁと、
しみじみ思いました。



世の中、病気もあれば事故もある、
天災もあれば、不況もある

人生山あり谷あり
いろいろなことがあるけれど、

どれだけ大変なことがあったとしても、
周りに仏さまのような人がいれば、
救われる

と思いました。

私が救われたからです。


今度は私の番。


仏さまのような人には
逆立ちしてもなれませんが、
なにか少しでもご恩返しできるよう
精進したいです。




それまでの私は、自分が困っていても
SOSを出すことができなかったのですが、
病気になって、それができた。
そして、自分の周りにたくさんの仏さまがいることがわかりました。

それは、病気のおかげだと思っています。

そしてそのことは病気だけじゃなく
例えば仕事においても、
今トラブルを抱えてる方は
なにもかも抱え込まず、人にSOSを出してみる。
そこでうまくいくということもあると思います。


今辛い思いをされてる方
どうか災い転じて福になりますように…💕