4年前 重症筋無力症と言う病名を宣告されて、病状が悪化していったときには ほんとに落ち込みました。
体中のいろいろな筋肉が 自分の思うように動かなくなってしまうんです。
例えば 眼の焦点を合わせる筋肉がうまく動かず、横からやってきたバイクに気づかずに、交通事故に遭ってしまったり…
髪の毛をゴムでくくるのも歯を食いしばるほど大変だったけど、徐々に病状が進行してきて、自分の手が動かないので、目の前の自分の前髪すら、振り払うことができなくなってしまったり…
これから 私は一体どうなってしまうんだろう…。と
先の見えない不安に怯えていた時、
高校時代の親友がこんなことを言ってくれました。
その友達は、乳がんサバイバーで、
治療後、医師からもう病院に来なくていいと言われたものの、そこに至るまでの10年は本当に地獄のようだったらしい。
体の中のどこかにがんがあるんだけれど、どこにあるかわからない、脳の中にあるかもしれないと言われてとても不安になったり、ホルモン補充療法の副作用がきつくてすごく苦しかったり、
いろいろと筆舌に尽くしがたい苦悩の中で、がんとともに10年 生きてきて、生き抜いてきた彼女だからこそ言えた言葉だと思うのですが、
「私思うんやけど、病気を飼い馴らすというか、
病気と仲良くするというか、
病気と上手に付き合っていかなあかんのと違うかな」
と。
私は今までの人生を振り返ってみたときに、
暗闇の中で道に迷ったときに、なぜかいつも燈を照らしてくれるような人に出会ってきた…
という思いがあるのですが、
彼女のその言葉も、それから後、私が進むべき道を明るく照らしてくれた言葉だったような気がします。
これは最近出会った言葉なんですが、
『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれたこともある 医学博士アンドルーワイル いわく
“病気を不運だと考えたり不当だと考えることは治癒の妨げになる。
病気を成長のための贈り物だと見なせるようになったとき、ブロックが外れ、治癒が始まるのだ”そうです。
以前 病気と闘うなというブログで書きましたが、
病気に怒ったり、病気を恨んだり、
病気を敵とみなし、
イライラくよくよメソメソすることは、
免疫力を下げて治癒力を落としてしまいます。
*病気を師として病気に学ぶ
*病気は、あなたに大切なメッセージを
届けてくれるMessenger
と考えるといいよ
と聞き、私は、ずいぶん楽になりました。
そして
もしかしたらですが、このことは、病気のみならず、
他の逆境についても言えることなのかもしれないなとか思いました。
耐え難い苦難、許しがたい理不尽などに遭遇しながらも、そこから逃れられない。
人生には、認めたくない現実、避けられない悲嘆、
自分の無力さを思い知るような時があります。
だからといって、絶望したり、嘆き悲しんだり、怒り、わめき散らしたりしたところで、好転するものでもないと思うのです。
それらを一旦受け入れる、そして、それらを、
これからの自分の人生に活用する
そのようにすれば、いつの間にか
その災いも転じて福になることもあると思うのです。
その辺を子どもにもよく伝わるような素敵な物語にした私の大好きな絵本があります。これです。↓
(逆境とうまくつきあう奥義がつまっている絵本)
そして絶望の中で、そのような苦難を私に受け入れさせてくれた詩も ありました。↓
(難病で寝たきりになった私を救った詩)
今辛い思いをされている方、災い転じて福となりますように…。
追伸
昨日のブログでは体調が悪いと書いてしまい
ご心配をおかけしたかもしれませんが、
体調が悪いと言うことは、こうこうこういうことを
体が私に伝えてくれているんだろうなって、
自分なりに原因を考えて、
自分なりに対策を練った結果、
おかげさまで、大事には至らず、
それから結構元気で、
今日も犬と一緒にウォーキング行ってきました❣️
どういうときに自分の体が悪くなって、
どういうときに自分の体が良くなるのか、
精神的なコンディションも含めて、
自分なりによくよく分析してみるということは
私にとっては大切なことなんです。
お医者様はお医者様で、いろいろと頼りにしていますが、私の何千時間のうちごく1部しか共有してもらえないし、結局のところ、自分の体といる時間が1番長くて、様々な変化をリアルタイムで分析できるのは
自分しかいないんだから、
いろいろなことをなにもかも医者任せにするのではなく、お医者さんに相談しながら自分で考えて行動していきたいなと思っています。