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プロムナード

古いこと、新しいこと
いつでも、どこでも
思いつくまま、気の向くまま

先日、上野の国立科学博物館で開催されていた企画展「電子楽器100年」に出展されていた元祖電子楽器のテルミン、自分も試してみたいと思っていたら、12年前の「大人の科学」に「なんちゃってテルミン」が付録キットだったことが分かり、通信販売で調べてみると未開封品の中古品というのがある。販売当時価格よりも高価とは言え、目くじら立てる様な値段でもないし、少しの間かも知れないがオモチャとして遊べそうだし、あれこれと改造も出来そうだし、ということでそれを購入し、組み立ててみることにした。

 

 

注文後ほどなく到着。新古品とは言え10年以上前の商品なので、開封してみると外装などは経年劣化が見られるが、中身は問題なさそうだ。

 

写真は、キットの内容。この様に、部品実装済みプリント基板とプラスチックケース、アンテナなどがキットとなっている。プラスのドライバ一本あれば、プリント基板をケースに入れてアンテナを立て、電池ケースをはめ込めば完成だ。

 

 

 

 

回路を見ると、二つの高周波発振回路とアンプが入っている。発振回路の片方は固定でもう片方は可変となっており、オーディオ信号発生原理としては、この二つの発振周波数を僅かにずらして合成した時に、その差分で発生するビート信号のエンベロープが可聴帯域のオーディオ信号となるため、その信号をアンプで増幅するというものだ。可変発振回路側の発振周波数はアンテナと人体との間で形成されるコンデンサの静電容量で決定されるのだが、手を近づけると静電容量が大きくなって共振周波数が低くなり、固定発振器の周波数との差分周波数が大きくなるために生成されるオーディオ音は高くなる。逆に遠ざければ音は低くなるので、手とアンテナの間の距離によって音の高低が産まれるという仕組み。つまりアンテナに手を近づけたり遠ざけたりすることで音階を奏でるという、いわばエアー楽器の様なものだ。

 

生成されるサウンドとしては方形波に近い歪音なので、結構きつい。また、発振がかなり不安定なので、少し改造することにした。改造内容は付録にある本を参照しながら、使い勝手を鑑みて、ケースに外付け端子を付けて回路基板からグラウンドを引っ張り出し、人体接地する様にしたことや、発振周波数領域を拡大すべくアンテナをロッドアンテナに替えたり、更に内部スピーカでの再生以外にも音を弄れる様に、ホーンジャックを付けた。

 

これによって、発振は安定し、また付属品のアンテナは相当に華奢なためにフラフラと揺れを起こし、それはそれで周波数の変動によるビブラート効果となるのだが、ビブラート無しの音を出すためには揺れが止まるのを待たなくてはならないという問題があったのだが、ソリッドなロッドアンテナに交換したことで周波数は安定するようになった。

 

更に音をなんとかすべく、取り合えずはLPF(ローパスフィルタ)を噛ませてみた。先に、ホーンジャックを取り付けてあるので、本体とアンプの間に入れればよい。取り急ぎ遮断周波数を可聴周波数帯域の高音部に設定して手持ちの抵抗とコンデンサだけで組んでみたところ、ある程度、音の角が丸くなった感じになったものの正弦波の様な音とは程遠いので、まじめに矩形波→正弦波の変換器を設計しようと考えているところである。また、ギター用のエフェクタがあるので、これも噛ませてみよう。

 

 

こうやって色々と弄っていると、ふとこのおもちゃは電子業界に入ってきた文系出身新人への教育ツールとして使えそうな気がしてきた。さすが、学研の商品である。常に購入できるようになっていると有難い。

 

 

かつて、現在の秋葉原駅前には、地下鉄銀座線の「万世橋」という駅が存在していた。銀座線は昭和2年12月30日の開業で、日本発初の地下鉄であったが他に地下鉄がなかったため、27年間のあいだ、昭和29年に日比谷線が開通するまで銀座線という名前はまだなかったようだ。

 

万世橋というと中央線の万世橋駅が有名で、廃止後にはその跡を交通博物館として使用したり、現在ではショッピング用のマーチエキュートが開かれているし、駅遺構の階段や壁面などの一部は一般公開されているので訪れた人も多いと思うが、今回投稿するのはその万世橋ではなく地下鉄の万世橋駅である。万世橋駅の沿革を次に示す。

 

昭和2年12月30日    ;日本初地下鉄として浅草~上野間(2.2km)開通
昭和5年1月1日       :上野~万世橋開通(1.7Km)開通
昭和6年11月21日    :万世橋~神田間開通に伴い、万世橋駅閉鎖


この様に、万世橋駅は昭和5年1月1日開業後、翌年11月には廃止されたという僅か2年足らずの駅だったため、記録などはほとんど残っていないらしく、公開されている資料としての当時の写真などは全く見当たらない。場所は現在の中央通りにあるエディオンという電器量販店の真ん前の辺りであり、当然開業当時の遺構などは皆無だ。


昭和5年の万世橋まで開業した時のポスターを次に示す(地下鉄博物館より)。

 


さて、この様に万世橋駅は短命な駅ではあったものの、地下にあるこの駅のプラットフォームは現在も存在していて、使用こそしていないのだが佇まいとしては昔のままだという。とは言え、照明などは消灯しているので通過する列車から見ることはできない。

では、地上には何もないのかというと、実はこのプラットフォームに降りるための階段は通風孔として現在も使用されており、歩道に敷かれたグレーチングがそれである。実際、そこに立っていると、地下鉄が通るたびに生暖かい風が吹き上げてくる。


そのグレーチングがこれだ。

 



 

また、この隣には地下の隧道の消防連結送水管の送水口があるが、そこにはかつての帝都高速度交通営団のロゴが記されている。

 

 

最近まではもう少し目の粗いグレーチングだったので、上からのぞき込むと下に続く階段がみえたそうなのだが、今はこの様な具合で確認できないのが残念だ。

 

 

ところで万世橋駅は何故短命だったのかというと、浅草から末広町までつないでいる銀座線を神田まで伸ばす際、神田川の川床を通す工事が難工事であったため、神田川手前の万世橋辺りで折り返す様に作った臨時の駅だったからで、開通後は廃止となったために短命だったということらしい。従って、資料も殆ど残っておらず、人々の記憶にあるのみという「幻の駅」なのだ。昭和5年というと、今から89年前。現在、当時の記憶があるという人はかなり稀有だろう。

 

その後は昭和7年に神田から京橋まで、昭和9年には京橋から新橋まで、そして昭和14年には渋谷まで開通し、現在の銀座線となった。

この万世橋駅について、古い文献などを探ってみたが、さすがに見当たらない。しかも地下鉄なので地図などにも書かれていないし、そもそも2年足らずで消滅してしまった臨時駅なので痕跡すら見付からなかったのだが、たった一つだけ記載のある地図があった。それは昭和6年に地人社から発刊された綱島定治著、「ポケット大東京案内」に書かれてある地図だ。

 

昭和6年だからどんぴしゃりである。恐らくその2年前とか1年あとであれば、廃駅となっているので、抹消されてしまっていることだろう。地下鉄万世橋駅からすれば、地図に載っていることは奇跡に近いかもしれない。その地図を紹介しておく。

 



 

この地図を見ると、万世橋の交差点のところから赤い線で地下鉄が記載されており、ひらがなで「まんせいばし」と書かれているのが確認できる。反対側、つまり神田川方面への線路の記載がないので、まさしく銀座線の終点であった万世橋駅だろう。また、お茶の水から東へ延びる現在の総武線がまだ建設中の様で、秋葉原駅が記載されていないのも興味深い。

この駅は、同様に現在は廃駅となっているものの、京成電鉄の博物館動物園駅などの様に安全目的等で照明器具を点灯していてはいないが、ごくたまに行われるイベントなどではライトアップされることもあるようだ。その時の写真がこれである。

 

 

何か荘厳な気配すら感じさせる佇まいだ。今から90年近くも前に、たった2年間だけ操業し、その後はずっと地下に潜んでいる駅のプラットフォーム。しかし、決して捨てられたわけではなく、現在も真横を通る電車を毎日見送っているプラットフォーム。これまで、一体何本の電車の往来を見守ってきたことだろう。
 

機会あれば、是非見てみたい駅の一つだ。


 

USBを想定した5V出力のバッテリは巷にたくさんあるが、9Vとなると意外と少ない。現在手許にはポータブルなハンディオシロスコープが2台あるが、2台とも電源は9V入力となっており、ACアダプタ駆動で使用している。しかし、ポータブルというならば、商用交流電源がない場所で使用出来てこそのポータブルなので、9V出力のモバイルバッテリを探してみたのだが、イイのが見当たらないので自作することにした。


製作といっても、以前、何かの展示会でノベルティとしてもらったスマホ用のモバイルバッテリが一台余っていたので、そのバッテリと中華製ステップアップDC/DCコンバータモジュールで組み合わせただけのものだが、このモジュールは5Vから35Vまで可変なので、9Vに限定せずに使用できるように出力電圧用として電圧表示のパネルを付けた。また、このパネルのために電力消費させるのももったいないので、電源スイッチ以外にパネルにもスイッチを設けた。電源出力端子は一般的な5.5mm/2.1mm内径のDC端子とした。

 

9V用モバイルバッテリ


外観はこんな感じで、バッテリ及びその充電用USBケーブルを収納できる様にしたので少し大きくなってしまったが、出力のリップルも小さく、実用には十分なものになった。実際にハンディオシロスコープの駆動をさせてみたが、全く問題なく電源供給している。

 


このDCDCモジュール、通信販売で165円という破格な値段で入手できる。当初これも自作しようと思ったのだが、部品を調達するだけで165円はとても無理なので、既製品を使うこととした。なぜこんな価格で製造できるのか、いつも疑問な中華マジックでもある。
 

この数年、ハズキルーペがすごい勢いで台頭している。神田通信工業という会社で製造されているルーペで、元々は無線機器の会社だったが、こういう分野で出てくるとは思わなかった。

 

書類や新聞を思っきり放り投げるとか、強度を強調すべく椅子に置いてキレイなお姉さんが座るという、フツーではありえないシチュエーションのCMが殆どギャグ化していて、演出のモノマネすれば知らない人はいないくらいの知名度となったが、値段もホイホイと買える値段ではないことから、当然「なんちゃってハズキルーペ」も出現する。

 

といえば、何といっても庶民の味方100均の「なんちゃって」が秀逸だ。強度に問題あっても、ハズキ代金で80個ぐらい買えるので、ツルが折れても惜しくない(実際に折れた)。

長時間かけるとなれば、レンズの収差なども問題になるかもしれないが、ルーペとして使用するだけなので、大きな問題にはならないだろう。

 

そんな具合に100均ものを使用していた矢先、アキバで跳ね上げ式のルーペ型メガネを見つけた。つまり、ハズキルーペの跳ね上げ式である。このタイプ、ホームセンターで見たことがあり、一々外さなくても済むことから魅力的だったのだが、2~3千円する代物だったので、足踏みしていた。

 

そこで、アキバで見つけた時は、四の五の言わずに即断で調達、なにしろ500円である。しかも、ブルーライトカットでUVカットとなっている。掛け心地は、さすがにハズキルーペよりも重いが特に問題はない。この製品、メカものでもあるのでさすがに100円では採算が合わないとは思うが、庶民への100均的な歩みよりは有難い。

 

 

ボディコンなお姉さんのお尻に敷かれるという可能性への強度訴求も意味深いものはあるが、手軽な価格での入手の方がインパクトは大きい。いわずもがな、はんだ付け作業などの使用では、アキバ版で十分である。

今からちょうど一年前に他界した母親が入院していた病院は、都電荒川線の停留所近くにあった。

およそ8か月間の入院中、都合を付けて見舞いに行った。それでも週一度か二度が限度だった。


入院して最初の頃は笑顔を見せてくれたが、段々笑わなくなった。衰えていく姿を見るのは辛かったが、老衰は天命と自分に言い聞かせた。

 

「あら、来てくれたの。ありがとう」

それが母親の最後の声だったと思う。

 

「もう、いいのよ」

その声は聞こえなかったと思う。


あれから都電には全く乗っていなかったが、乃木坂46の最新曲、「夜明けまで強がらなくてもいい」のカップリング曲「路面電車の街」を聞いて、久しぶりに乗った。

歌の舞台が荒川線かどうかはわからないけれど、たぶんそうだろうと思って、乗った。

 



       路面電車の街:     
           詩: 秋元康 歌:乃木坂46

                    (以下、文中の青字の部分は歌詞からの抜粋)


             ♪路面電車がガタゴトと走って行く街は
              今も君が歩いてるようなそんな気がしてしまう
              通り過ぎる窓の景色はあの頃と変わったけど
              そう僕たちがいつも待ち合わせた懐かしい思い出はここだ

 

                             
荒川線の沿線には小学校や中学校、巨大な下水処理場。そして母親が入院していた病院や火葬斎場もある。たった一両だけど、路面電車は人々の様々な思いや願い、祈り、悔いとか喜びを詰め込んで今日も走る。


 

             ♪路面電車は今日もまた街の中を走り
              人の想い運び続けてる日常的な風景


そういえば、一年前にあったお店は更地になっていたし、シャッターが降りたままのお店もあった。

 

 

 

               ♪区画整理されるって言われてた商店街
                シャッターがいくつか降りてたけど あの店はまだあった

 

 

 

               ♪路面電車の警笛が聴こえて来る街は

                君を乗せて自転車を漕いだあの夏の日のままだ

                緩いカーブ曲がる手前で信号を待つ間に

                もう僕たちは別々の人生歩いてる現実を思う

 

 

やがて声も出なくなり、時々うつろな目でじっとこちらを見るだけの母親。

 

「延命治療はしないでね」


元気な頃からそう伝えられていたが、病院での治療がそれなのか悩んだ。


他界してもう一年になるが、今でも自問している。解は出ない。

 


             ♪そう僕の故郷(ふるさと)はここだ

 

オレは元気だよ。母さんが亡くなる8か月前、親父が先にそっちに行ってるから再会できるね。

オレもいずれそっちに行くけど、まだまだこっちでやることあるからね。

 

今夏、久しぶりに秋田県へ行くため、一度乗ってみたかった五能線に乗った。五能線からの日本海景観に就いては様々なメディアやネットで紹介されているのでここでは割愛するが、とにかくのんびり旅にはぴったりな路線である。秋田から途中の椿山まではリゾートしらかみで移動、椿山にある黄金温泉「不老不死の湯」で一泊して、そこから弘前までは鈍行普通列車で移動した。



五能線


この鈍行がよかった。やはりのんびり旅には鈍行が最適だ。単線入れ替えなどで20分近く駅に停車したりすることもあり、無人駅の外まで出て散歩も可能。この時も殆ど全部の乗客が途中駅で下車して思い思いの写真を取ったり、自販機で飲料を調達したりしていた。尤も、乗客の大半は旅行客で、地元の人は殆どいなかった様なのだが、確かに2時間に1本程度の本数だと、利用の仕方も相当制限されるからだろう。

ところでこの五能線だが、千畳敷駅を過ぎて鯵ヶ沢へ向かう途中、水平線の遥か向こうに大きな島が見えた。相当遠いのに大きく見えるし、見える方向は北の方角なので、ひょっとすると北海道かと思い、写真に収めて後で調べてみたのだが、ググっても出てこないので計算してみることにした。対象は、この写真の水平線左方面に薄く写っている大きな島だ。

 


千畳敷と鯵ヶ沢の間にある陸奥赤石辺りから北海道松前半島までの距離は、Googleマップで見ると約70km。この距離で見えるかどうかを計算してみよう。見える方向は先に述べた様にほぼ北の方角なので、方角的には北海道の松前半島方向である。

 



計算する上での条件は次の通り。

- 地球を半径約6378kmの球体とする
- 大気屈折によって6%先まで見えると仮定
- 五能線の線路があるところは高さ4mくらい

これで計算すると、陸奥赤石辺りから水平線地点までの見通し距離は約8kmで、一方、その地点から北海道松前半島までの距離は62kmとなる。その地点から62km先で見え始める標高は250m以上。つまり松前半島の山が250m以上であれば、五能線から見える計算となる。




 

 


5万分の1地形図で松前半島を調べてみると、そこには標高500~1000mの山がひしめいている。つまり、陸奥赤石辺りから見える水平線の更にその先、62kmのところにある250m以上の高さを持つ山は見えることになる。やはり見えたのは北海道だったのだ。

 

 

因みに、Google Earthで鳥瞰的に見るとこんな感じになる。

 



ひょっとすると本州の在来線から北海道が見える最北端かもしれない。

埼玉県には、荒川の源流となる多くの湧き水がある。遠い所では奥秩父地方の源流があるが、手前の奥武蔵にも秘蔵な湧き水が存在する。

その一つ、この「山恵水」は最高に美味いと思う。

 

 

 

味はまろやかで、如何にも軟水という感じ。若干の甘味すら感じるのだ。しかも湧き水だから、暑いときでもひんやりとしている。最初にここを見つけてからもう30年以上経つが、ずっと味も変わらない。

湧き水といえ、一応煮沸した方がいいかもしれないが、いつもここへ来たらそのままがぶ飲み。今のところ全く問題ない。

場所は奥武蔵グリーンラインを高篠峠から林道大野峠線を下ったところにある、橋倉橋の横。

 

 

 

 

もしもこの辺りを通過する時は是非お試しあれ。

 

本年8月30日から9月1日まで開催された乃木坂46全国ツアーの神宮、今年は現地参戦、音漏れ参戦、そしてライブビューイング参戦と様々な形で3日間フル参戦となった。

 

今回はキャプテンである桜井玲香の卒コンも兼ねていたので、最終日はダブルアンコールも含め、大変な盛り上がりとなった。現地では三塁側での参戦、音漏れはいつものG15付近、そしてライブビューイングは地元の映画館での参戦。G15については2年前にこちらで紹介した場所で、今年は2年前よりも多くの人がいたが、音質音量ともに前回と同様のまずまずの音漏れが鑑賞できた。また、聞いている人も騒いだりすることなく、係員の指示に従って道を塞いだりする様な迷惑行為は見られず、それぞれの方法で楽しんでいた様に思う。

 

G15に就いては2年前、こちらで紹介した。

乃木坂46真夏の全国ツアー音漏れ参戦  - 場外の穴場

 https://ameblo.jp/millimeter-wave/entry-12289601891.html

 

今年の参戦はこんな感じ。場内は撮影禁止なので、内部の写真はない。

 

神宮球場

 

Gate13付近で見える打ち上げ花火(ブレてしまったが)

 

ライブビューイング会場にて

 

ところで、今回に限らないのであるが、乃木坂46のライブは華憐な華をイメージさせるコンセプトとなっており、近年のアイドルライブで散見される空を飛んだり宙を舞ったりする様な奇をてらう演出がないのが好印象だ。自ずから消費電力もそれなりに抑えられている様で、これも好ましい。

考えてみれば、乃木坂46がデビューしたのは2011年のこと。2011年と言えば東日本大震災の年であり、国民が喪に服していたことや原発事故による東電の輪番停電措置は記憶に新しい。乃木坂46は、そんな時の誕生だったからかもしれないが、清楚華憐というイメージと共に質素というコンセプトもあった様に思え、そのベースは今でも伝承されている様で、電力を湯水の如く使う様な仕掛けは使用しないということになっているのかもしれない。賛否あると思うが、そもそもそんな飛んだり跳ねたりに疲れて乃木坂46へ辿り着いた小生としては、大賛成である。

因みに今回の外部電源車を記録しておく。

 



 

500KVA発電機2基搭載: 1台 (ケーブル接続されておらず、発電も停止中。予備?)
375KVA発電機2基搭載: 3台
275KVA発電機1基搭載: 1台

2基搭載は、無停電電源稼働が可能とのことなので、リスクヘッジを鑑みての装備なのかもしれない。
また、500KVAの電源車はケーブルが接続されておらず、場内への給電はされていない様だった。予備だったのだろうか?

クレーンを使ってメンバーが宙を舞うとか、会場にロープウェイを通してメンバーが乗るといった様な大仕掛けなステージの場合には大型の三相電動機が必要となり、多くの電力供給が必要となるために、自ずから電源車両数も増える。こういう電源供給体制を見ると、場内での演出規模が見え隠れすることが興味深い。

ライブ会場で曲に同期して花火が上がったり、炎が上がったりなどの演出は会場ならではの盛り上がりに対して大いに貢献する。派手な電飾もそうだ。しかし、動力仕掛けの奇抜な演出は音楽ライブの枠を超える。サーカスを見に来ているわけではないのだから、ステージ中心として欲しいわけだ。今回も打ち上げ花火が上がったものの結構地味な花火だったが、別に花火を見に来たわけではないので、これも好感度が高い。

乃木坂46のライブは、メンバーの姿を見たいということはいわずもがな、楽しく安心して見れること、それ故にみんなで大いに盛り上れること、それが最も大切な要素でああるが、今のところ、運営の演出はそれに沿っていると小生は評価している。


<参考>
9月1日のセトリ

M00 overture
M01  ガールズルール 白石
M02  太陽ノック 飛鳥
M03  夏のFree & Easy 堀
M04  裸足でSummer 飛鳥
M05  三番目の風 3期生 大園
M06  4番目の光 4期生 遠藤
M07  トキトキメキメキ 岩本
M08  キスの手裏ぜんこ剣 遠藤
M09  自由の彼方 堀 
M10  他の星から  飛鳥 遠藤
M11  白米様  生田 伊藤純奈 久保 賀喜
M12  自分じゃない感じ  桜井 和田 中田 阪口 金川
M13  インフルエンサー
M14  命は美しい
M15  何度目の青空か?  生田
M16  シンクロニシティ  白石 
M17  滑走路 寺田
M18  日常  北野
M19  あの日 僕は咄嗟に嘘をついた 生田
M20  ここにいる理由
M21  不等号
M22  僕のこと、知ってる?
M23  そんなバカな
M24  ハウス! →桜井トロッコで移動

  飛鳥ドラムセッション 

M26 世界で一番 孤独なLover
M27 スカイダイビング
M28 ジコチューで行こう!
M29 Sing Out!
本編終了

アンコール
EN1  時々 思い出してください  桜井 
EN2  夜明けまで強がらなくてもいい  遠藤
EN3  ロマンティックいか焼き
EN4  僕だけの光 
EN5 乃木坂の詩 

Wアンコール
WEN1  会いたかったかもしれない 

乃木坂46の桜井玲香が卒業を発表して以来、次期キャプテンは誰になるのか、これまで様々な憶測が出されてきた。つど、色々なメンバーの名前が出てきて、まさに百家争鳴な状態でもあったが、そもそもキャプテン、リーダー、センター、それぞれに対する期待役割は異なるので、一人が兼任するものではない。

そもそもキャプテンは、目配り・気配り・心配りが出来ることと全体を引っ張る牽引力や行動力があることが条件だから、その辺りを鑑みて人選する必要がある。しかもキャプテンと言うポストへの課題は組織によって異なるから、それを明確にした上で、適材適所というより「適所適材」で考えるべきだろう。


今回のドキュメンタリー映画を見て、前回と大きく異なるのは、「現在の乃木坂46は仲良くグループ」と言う印象で、黒歴史が割愛されている上、メンバー間での戦いなどが殆ど描画されていなかったことだ。戦いがなかったとは思わないが、「仲良し」を強調すべく主題からは、ある意味タブーでもあるので、敢えて触れてなかったとも思える。

或いはまた、そういう内部での戦いが地下潜行しているとすれば、それはそれで不健康な実態でもあるが、現時点ではそれを封印するという運営方針なのかもしれない。それが今の運営方針であるとすれば、キャプテン任命についても「イワシの中のナマズ」的な冒険はしないと言う策を取っても可笑しくない。

 


京セラドーム、真夏の全国ツアーにて新キャプテン発表
 

なので、キャプテン選出には、あまり奇をてらう策は講じないだろうとおもっていたが、結果的には波風立てぬ解を出した様だ。

 

本日、京セラドームにて開催された真夏の全国ツアーライブ会場にて、秋元真夏が新キャプテンとして発表された。

 

この人事が奏功するかどうかは判らないが、乃木坂46という馬車、あと数年くらい安定であれば慣性モーメントが働き、自ら回転し続ける様に思う。

 

今回の人事、巷で言われるような消去法による選抜という見方もあるとは思うが、その場合の評価項目パラメータの閾値が不明だ。現在ブームともなっている卒業ラッシュにあって、当分卒業はないと読むこともあるとは思うが、はっきりしたものはないように思う。従って、もっとポジティブな理由で選んだと考えてあげたい。

新キャップ、自信をもって頑張ってほしい!!

今夏も例年同様、異常な猛暑。

というか、毎年の事でもあるため既に異常ではないので、あれこれ言わずに少なくとも熱中症で倒れない様、自衛することが必要だ。小生、日頃水分を取らなくても平気な方なので、今夏は意識して補水する様にしている。

ところで、気温もさることながら気象変動が激しく、各地で気候が不安定となって豪雨被害が発生しており、それに伴って落雷被害も多い。因みに落雷の回数、地球全体では毎秒約100回、毎日約860万回くらい起こっていると聞く。

落雷と言えば、最近こんなサイトがあることを知った。

 

http://map.blitzortung.org/#3.67/39.06/143.58

 

このサイトは、英国のBlitzortung(ブリッツ)というコミュニティが全世界のボランティアを集い、超長波受信機で落雷位置をTOA(Time of Arrival)にて特定し、ほぼリアルタイムにて地図上に特定するというもので、日本も含め全世界規模で落雷ポイントを描画させるものだ。正式にはA World-Wide Low-Cost Community-Based Time-of-Arrival Lightning Detection and Lightning Location Networkというらしい。

技術的には、落雷時に発せられる電磁波を常時500kHzのサンプリングレートにて超長波受信機で受信した時のタイムスタンプと、受信位置のGPS情報をネット接続されているサーバへ送り、到達時間と時刻から発生ポイントの位置を特定するというものだ。幾つかの受信ポイントからのデータを照会することで落雷地点を特定する方法は、海上での航行にて自船位置の特定するために2箇所からの信号到達時間差から距離差を求めて自船位置を特定するLORAN航法原理の応用と思われる。2点からの距離差が一定な点は双曲線を描くという原理に基づく。

アクセスは簡単で、次のサイトにつなぐだけだ。落雷に伴うクリック音を出すとかポイントを示すサークルの大きさとか描画時間などのプリファレンスは右上にある設定アイコンをクリックして好みに替えることが可能。




 

 

情報の受信から描画に至るまでの若干の遅延があるので、完全なリアルタイムではないが実用上の問題は全くない。

これまで雷や落雷に関する情報は気象会社や電力会社などが発表しているが、広域画像データに限られており、一部の有料データを除いて詳細なデータは公開されていない。そこで、2012年にドイツのハインリッヒハイネ大学のDr. Egon Wanke教授らが、世界規模で高精度の落雷位置情報を無料で利用できるように立ち上げた、落雷位置標定ネットワーク構築プロジェクトがBlitzortungである。

 

 



 

写真の様に、世界規模での監視網であるだけでなく、かなり狭い範囲での雷鳴挙動も描画されている。

 

この様に様々な科学技術分野のノウハウや叡智を結集し、ネットワークを活用して非営利な情報共有を行うことは、大変素晴らしい事だと思う。