1966年11月20日、NASAのルーナー・オービター2号が、月面にある「静かの海」から29マイル上空を航行していた時にとらえた驚愕の映像に、ロシアや米国メディア、科学界の目が釘付けになりました。高さの違う巨大な8つの塔が月の表面からそびえ立っているように見えたからです。奇妙なことに、すべてのエジプトのオベリスク(方尖塔)の形のようでした。
ロンドン、パリ、ニューヨークには巨大なエジプトのオベリスクが公開されていて、通常はクレオパトラの針と呼ばれています。そのうち、米国の首都ワシントンにある塔が一番大きく、高さ555フィートあります。この数字は、秘密の儀式に使う目的で故意に選ばれた可能性があります。それに対して、666ルシファー(悪魔)の男性的側面を記念する数字として用いるにはあまりにもあからさまなのでしょう。
米国が初代大統領に敬意を表するのにエジプトの天空神オシリスを象徴した巨大なオベリスクを用いていることをたいていの人は奇妙に感じるはずです。個人的には元からネガティブであったとは信じていませんが、闇の勢力のオカルト伝承では、オシリスとイシスはルシファーの男性面と女性面を表しています。
また、たいていの人が知らないことですが、自由の女神は密かにイシスを表していて、頭頂部から光線を放射することができ、アセンションした存在であることを示しています。
指摘しておくべき重要なことですが、闇の勢力の構成員は自分たちこそ「正義」で、この太陽の大規模なイベントが起きれば、自分たちはアセンションできると信じています。そして自分たちの集団以外の人々は全員「悪」で、このイベントがそういう人々を物理的に破壊すると信じています。
さらに、聖書からの引用を捻じ曲げ、私たちのお金を盗んでも、それは神が「悪」から「正義」へ渡しているのだと信じているのです。闇の勢力の構成員は自分たちの強さは選択的結合の結果であり、バビロニアやエジプト、ケルト、スーフィなど世界中の古代文明からの隠密の秘数学校での幅広い教えを実践しているからだと信じています。さらに市井の人々のことを「卑俗である」と言うことが多々あります。
彼らは聖なる「Mysteries(奥義)」と最初の文字を大文字にして呼ぶことが多いのですが、私たちにはそれを学ぶ価値がないと感じています。闇の勢力の構成員が恐れているのは、普通の人々がMysteries(奥義)に触れられるようになり、その教えを実践し始めたら、高次元の能力を開発し、他者を害するようになり、潜在的に大きな脅威となり得るということなのです。
自由の女神が掲げている松明は密かに「太古の聖火」、つまり奥義の知識を表し、別の手に抱えている書物には奥義そのものが書かれています。
2011年に、アリゾナ州立大学の科学者二人は月面に地球外生命体の開拓地があった証拠を見つけようという提案を公に行いました。ウェブサイトUniverse Todayはこの話を掲載し、紙面の見出しにルーナー・オービター2がとらえた塔の破損した写真を使いました。
1966年当時の写真は破損しておらず、もっとはっきりと見えていました。破損した写真には一番高い塔のすぐ脇を通るくっきりとした線が中央にかけて通っていますが、もともとはありませんでした。さらに、黒い平面が持ち上がり、塔の影を非常に見えにくくしています。これも、驚くほどはっきりしていたもともとの写真とは違っています。とはいえ、この提案は良い進歩で、段階的な開示プロセスの一部を成していたと言えるでしょう。
◆離脱文明、軍産複合体が宇宙で開発した植民地で働いていた者
ヘンリーはUFO研究家たちに「離脱文明」と呼ばれている、軍産複合体が宇宙で開拓した植民地で働いていたと供述していました。前の章で月面について触れたように、様々な古代の基地が存在し、それらを再度制圧したり新たに建物を建てたりしました。その場所で採取できる材料でコンクリートをプラスチックの袋で形作り、建物の基礎を作ったのです。
私はプロジェクト・キャメロットと連絡し、ダニエルについて知っていたことすべてを話し、それと引き換えにヘンリー・ディーコンの連絡先を要求しました。ヘンリー・ディーコンは秘密宇宙船や惑星外基地で働いていた経験がある、最初の高位の内部情報提供者でした。
彼は「2001年宇宙の旅」に出てきた宇宙船の内装が彼の経験で見たものと非常に似ていたことに驚いたことを話してくれました。いくつかはまったく同じものが映っていたそうです。
月にある古代遺跡とはまったく別の火星基地が見つかり、再制圧され、彼はそこで働いていたといいます。これはダニエルが、宇宙飛行士が火星のピラミッドの横で手を振っている機密の写真を見せてくれたことを裏付ける驚くべき証言でした。そのピラミッドは巨大すぎて、傾斜の角度が非常に緩やかなものに映っていました。ヘンリーは火星にピラミッドがあると答えました。コーリー・グッドもその上空を飛んだ体験を鮮明に描写してくれました。
ヘンリーによると火星基地には20万人の職員がいて、1万人ほどしか地球出身の者はいなかったといいます。そこのカフェテリアからはグランドキャニオンに似た巨大な赤い岩山の景色が見えました。彼がそこに勤めていた間には、基地の拡張が著しい時期でした。
◆瞬間移動装置コライダーによる出勤/次元間障害の症状にはロレンツィル
ヘンリーの出勤方法はとても面白いものでした。スターゲートのような「コライダー」という装置を使っていたといいます。いくつかの中間地点を経由して、最終的に軍事基地に到着するのです。終着地点では円筒状の長い廊下の前の受付に二人の兵士がいて、正規のIDを見せ、本人かどうかを確認するための会話確認がなされます。そして廊下を下っていき、奥にある大きな扉のエレベーターに乗り込みます。
エレベーターの中は研磨された金属に見えました。その後、平凡な見た目の金属の鍵を、壁に備え付けてある小さな板の鍵穴に差し込み、扉が閉まり始めるのですが、これが非常に遅いのです。閉まるまでに30秒はかかりました。そして扉はすぐに開いて、彼はもう火星に着いていました。その移動にはまったく痛みはなく、移動に気がつかないほどでした。ワームホールも移動したという感覚もなく、つまりは瞬間移動でした。
基地内の普通の兵士たちはそのエレベーターがどこに通じているか知る由もありませんでした。エレベーターの横には階段があり、そこから2階に行けました。エレベーターも普通にボタンを押せばその階に運んでくれます。
ほとんどの兵士は、それは重いものを運ための手段と見ていて、その実際の機能を知らなかったのです。なぜ何の変哲もないエレベーターや金属の鍵に見えるものを使わされていたのかと聞いてみたところ、「精神的な衝撃を軽減するため」だとヘンリーは答えました。日常的に見えるものであれば、いつもの仕事をいつも通りにこなす感覚がするからです。
次元間障害の症状を軽減するため、彼はロレンツィルという薬を服用する必要がありました。
1896年の医学書には Loxopterygium Lorentzil という名前で記述があり、メキシコから南アフリカに自生しているケブラコという名の樹木です。この木の皮には Loxopterygine というアルカロイド混合物が含まれており、「反周期」効果があるといいます。
つまり、周期的に起こる病気の予防ができます。南アフリカの呪術師はこの物質を用いて霊体投影能力を研究していたそうです。複数の内部情報提供者の証言によると、体外離脱経験に時間を割きすぎることでも、この次元間障害になってしまうそうです。ヘンリーは健康上の問題でこの仕事を去ることになりましたが、同時にその薬を手に入れることはできなくなりました。
ヘンリーはこれを「現代のスターゲートシステム」と呼んでいました。彼はゲートアドレス番号については知りませんでしたが、古代のスターゲートシステムの存在は知っていました。イラクの厳重に警備された場所を彼が訪れた時、映画やテレビの「スターゲート」シリーズに見られるような、巨大な石の環を見たといいます。
環の両脇にはオベリスク(方尖塔)が建っており、何らかの目的がある人工建造物であり、厳重に世間の目に触れないように警護されていることは誰の目にも明らかでした。
ヘンリーによると、それらの地球上のスターゲートは最低でも1万年前、もしくはそれよりはるかに昔から存在していたといいます。数多くのETがそのポータルから地球を出入りしてきました。ETたちはそれぞれの「最優先事項」として、我々が集団として彼らに面会ができるその時まで、彼ら自身の存在を隠しているのだといいます。
『軍事宇宙プログラムの最高機密へ アセンション・ミステリー 古代創生種族こそが地球全ての謎の根源の答えである』[下]
著 . ディヴィッド・ウイルコック
から抜粋。