3月27日(水)、友達と連れだって桜の花の写真撮影に行く予定でした。ところが、手近なところでは十分に桜が開花しておらず、集まったものの喫茶店で談笑し、撮影を断念して解散になりました。
せっかく都合をつけてカメラを持参し、集まりましたので、何もないのは残念です。そこで、わたしともう1人の計2名で、季節に関係ない古墳を撮影しに行きました。
名古屋市守山区上志段味というところに、「しだみ古墳群」というのがあり、さまざまなタイプの古墳が限られた地域に集中して現存していると聞いていましたので、そこへ向かいました。今回はその③、最終回です。
せっかくしだみ古墳群の側まで来ていながら、一つも古墳を見ずに帰るのでは味気ないですね。この日、地図でちらっと見かけた古墳に、帰路を選べば寄れそうです。東谷山フルーツパークを見てからの帰路で、そこを探しました。
ありましたよ、古墳が。ところが、けっこうこの地域では大きい古墳なのに、駐車場がありません。道路対岸の、建設中の住宅がある辺りに路上駐車しました。
白鳥塚古墳といいます。
何か聞いた名前ですね。そう、昨年、鈴鹿市で見学した古墳と同じ名前です。
参考(わたしの過去のブログ)
https://ameblo.jp/miksssa6353/entry-12422545656.html
古墳の説明がありました。
いくつか目を引く言葉をピックアップしてみます。
「志段味(しだみ)古墳群は‥‥4世紀から前半から7世紀末(古墳時代前期から終末期)に造られた総数約70基の古墳から構成されます。」
いろいろな時期の古墳を見られるので、今回、見られなかったから、ぜひ、また、やって来ようっと。
「白鳥塚古墳は、4世紀前半(古墳時代前期半ば)に築かれた愛知県で最も古い前方後円墳です。」
「墳丘の長さは約115mで、県内で3番目の大きさです。」
大きな古墳を選んで見学に行っている訳ではありませんが、この1月から、3月までで、大きい方から3基をもう見学したことになりました。
ちなみに、
第1位 断夫山古墳 全長約151m
参考(わたしの過去のブログ)
https://ameblo.jp/miksssa6353/entry-12432207958.html
第2位 青塚古墳 全長約123m
参考(わたしの過去のブログ)
https://ameblo.jp/miksssa6353/entry-12442769558.html
大阪、奈良方面の大きな古墳と比べると、可愛い大きさでしょうが、わたしとしては、見られて満足しております。近県では岐阜県で一番大きい昼飯大塚古墳(全長約150m)も見学したことがあります。
全長100mを超えてきますと、よほど後方に下がれるスペースがないと、標準レンズでは全体が撮影できません。これが限界でした。
後円部を撮っただけで、左に続く前方部はほとんど入りませんでした。
後円部中央の階段は、墳頂に上がるために作られたもののようです。もっと近づいてみます。
ウィキペディアによると、
後円部‥‥‥高さ:15.2メートル(北側)/ 12.6メートル(南側)
前方部‥‥‥高さ:6.7メートル(北側)/ 5メートル(南側)
となっています。わたしが見学に訪れたところの中では、しっかりした高さがあります。墳頂腹から下を見下ろしてみました。
埋葬施設は、まだ、確認してないそうです。
なぜ、「白鳥」の名前についたのか、謂れが紹介してありました。
鈴鹿市の白鳥塚古墳同様、日本武尊(やまとたけるのみこと)に関連する謂れがあるのですね。もう一つの「石英で白く飾られた古墳の外観」というのは、墳頂に、「石英」の見本がおいてありました。これです(円の中)。
後円部墳頂から前方部を眺めてみました。
今度は、逆に前方部から後円部を眺めてみました。
前方部の様子です。そういえば、先端部まで様子を見に行かなかったな~。
墳丘を最初と反対側に降りてみますと、一部、葺き石が復元されて古墳斜面に並べてありました。
やはり、素人目にもある程度判断できるように、外観を整えていてくれたり、解説を添えてあったりすると、興味深く見学ができて助かります。