心理セラピストの 鳥居 ミコ です
久しぶりに
録画してある
『のだめカンタービレ』の
ヨーロッパ編と 最終楽章を
全部観ました
観るだけで
ハートが揺さぶられる
のだめカンタービレの世界。
今回も
感情移入し過ぎて
声を出して笑って
何度も泣いて
ドキドキしました
わたしの好きな台詞のひとつ。
『音楽の真髄は調和だ。
ハルモニーなんだ。』
本当にそうだなぁって
心から思うのです
3歳から
左右5本の指で
ピアノを奏でて
音を紡いでいたけど
もしもその世界が
【単音】だったら
わたしは
あんなにも
感動することはなかったでしょう。
でも
初めてショパンの
「幻想即興曲」を
聴いたとき
ただただ
感動して
ただただ
それが弾きたくて
ピアノを習い始めたのです。
絶妙な和音。
そして旋律。
やがて
それが弾けるようになって
ショパンのピアノソナタが
弾けるようになったら
急激に
ピアノへの興味が
失せてしまって…
あれから
長い間 弾けませんでした。
たまぁに
友人の結婚式で弾くくらい。
その後
ガンになり
ホスピスに入院した母のために
病院で
プチリサイタルをすることに
なり
久しぶりに
一生懸命練習しました。
そして
ほどなく母が亡くなり
またもや
しばらく
ピアノから意識が離れました。
今から8年前のことです。
わたしがピアノを好きなのか
それとも
母がわたしがピアノが弾ける事を
喜んでいたから
ピアノを弾いてきたのか
分からなくなっていました。
ただ
ピアノを弾くと
なんとなく
ハートが癒されるのは
わかっていたから
疲れたときや
頭を休めたいときには
ピアノを弾いて
息抜きをしていました。
そんなわたしにとって
今年は
例年にないくらい
ピアノを弾く時間の多い
一年になりました。
なぜなら
ありがたいことに
4回も
歌の伴奏をさせていただいたから
そのおかげで
(やっぱりわたしは
ピアノを弾くことが好きなんだ)
ということを
再確認することができたんです
母のためでもなく
誰のためでもなく
ただ好きだから
弾き続けてきたし
どこに引っ越すにも
ピアノを持ち運んできたのだと
納得しました
今年
最初に伴奏したのは
1月下旬 代官山にて。
ヒーリング・シンガー
なっちょん に
わたしのために
歌を作ってもらったのは
去年の1月でした。
まさか
それから1年後に
なっちょんのLIVEで
伴奏をさせてもらえるなんて
まるで夢みたいで
嬉しかった
なっちょんの
繊細で ため息のような
優しい声が
身体の真ん中まで
沁み入ってきた
素敵な一夜
その次が4月中旬。
福岡にて
TAIZOさんの 『電波妻』
出版記念 & 映画化予定記念パーティーの
人生初のジャズの伴奏
はっきり言って緊張しました(笑)
だって
わたしの頭のすぐ右後ろは
ぢんさん だし
すぐ左に写ってるのは
happyちゃんだし
そして
はるちゃん夫妻 もいるし
慣れない10㎝ヒールだし
でもね。
ジャズをやったことがないからって
お断りしなくて
本当に良かったと思いました。
みかりん の歌声が
会場の空気全部を
震わせるほど響いて
なんというか
スタジオ練習もリハも
飛び越えるような
素敵な歌だったのです
その次は
7月中旬の沖縄
ガンガラーの谷にある
ケイブカフェでのLIVEは
場所そのものの
雰囲気と相まって
すごく印象深くて
幸せなひとときでした
最後が
12月上旬池袋にて
4月に続いて
みかりんの伴奏は
2度目だったけど
今度はジャズではなくて
もっと
スタンダードな曲でした
愛の深い曲だけに
演奏しながら
ハートはうっとり
ピアノをひとりで弾くときって
その楽曲そのものと
ピアノとだけ
向き合って
あとは
曲を届ける人を想うだけ。
でも
ピアノを伴奏として弾くときは
それ以外に
歌い手の方とも向き合って
一緒に
調和しながら
ひとつの楽曲を完成させていく。
その調和の仕方に
わたしは
密かに 毎回
感動しているんです
(こんな風にピアニッシモにすると
あんな風に歌が生きるんだ?)
(伴奏の音を減らすほどに
メロディーが伝わりやすいんだ?)
わたしにとって
そういうささやかな発見が
幸せを感じる源だから
ふと
伴奏のあり方って
人生に似ていると
思いました。
人生って
生きているうちに
後からくっついてしまった
余計なものを
どんどん削ぎ落としてゆくほど
身軽になって
本質で生きられるようになる。
伴奏も
ピアノを弾くことを
意識するあまり
練習するにつれて
余計な音が増えたりしがち。
でも
その余計な音を
削ぎ落としてゆくほどに
歌が生きてくるんです
音を奏でることが
楽しいと思えること
そして
そこに調和があること
それが
音楽の醍醐味なんだと
しみじみ思う
クリスマスでした
これからも
いつも音楽とともに
生きていこうと思います
今日もこのブログを読んでくださって
ありがとうございました
鳥居 ミコ