こんにちは、福祉専門社労士の三木です(*^^)v
春になりました(楽
陽気で気持ちが良いですが、花粉症全開で苦しくもあります(汗
花粉症って有る日突然なるんですよ、知ってました?
私の場合は25歳くらいの時に、急にかかるようになりました、
それまで「何それ?風邪みたいなもの」って感じで思っていたんですが、驚きです。
めげずにブログ書きたいと思います。
本日は「ルールの必要性」について
ここでいう、ルールとは就業規則などの職場内のルールの事です。
会社内の働き方のルールですね。
労働基準法など法律のルールは大企業も中小企業も関係なく、
一律に適用されます。
大企業用の法律とか中小企業用の法律とかではないのです。
一部、経過措置とか一定規模の事業場様に定められた法律などは、別として。
時間外労働の割増率や、時間外労働の上限時間、
有給休暇の付与日数などがそうです。
「うちはまだ、規模が小さいから、有給つけるのは早い」
時期が早いではなく、実態は別として、法律上は従業員を雇用して、
半年経ったらどの会社も有給をあげないといけないんです。
規模に応じて、段階的に適用していく、という考え方が少ないんですよ。
難しいところです。大変な事だとお察しします。
例外を挙げるとするなら就業規則などがそうでしょうか?
就業規則は従業員が10人になると、作成し、労基署に届け出なければいけません。
10人までは作成・届け出が免除される、規模に応じた取り扱いという事ですね(*^^)v
でも、以前も書きましたが、
10人までは、作成し届け出の義務がないだけで、
10人までは労働法を守る義務がない、というわけではないのです。
ここのところ、勘違いが多いので改めて書きますが、
人数が何人でも定められた法律は結局守らないといけない、
そういう事なんです。
あくまで就業規則の作成、届け出義務が無い、という事だけなんですね。
気をつけてください。
本題ですが。
代表者一人しかいないときには、自分専用の行動のルールがあれば良いのです。
でも、二人になったら、二人用のルールが存在しますよね?
仕事場への集合時間は何時だ、とか何時から何時まで働くようにしよう、とか。
3人になったら又もう少しルールが増えます。
営業先での取引の様子は必ず報告するように、とか当たり前ですが、
給料はいつまでにどのように手渡すのか、とか
時間給がいくらで週に何時間働くかなど、基本的な取り決めは必ず必要になってきます。
4人、5人と増えるたびに、決めておかなければならない働き方のルールは
どんどん増えて行くわけです。
ルールなど定めたくない、と考えていてもいつの間にかたくさんルールが
出来ていくわけです。自然増殖的に。
どうせ定めなければいけないものなら、きちんと定めましょう、
という話にもなってきます。
人事評価の仕方や、服務規律など、会社としてどのように人を評価していくか、
どのような行動が良くて、どのような行動が悪いのか。
そのような事を考えるようにもなってきます。
人は他人と共同生活していくうえで、
無意識のうちにルールを定めて行動しているんです。
少し話長くなりますが、
例えば人事評価制度などは、きちんと定めないと何かの罰を受ける、という事はありません。
少なくとも労働基準法で、ある一定規模になったら評価制度を設けましょう、というのは
ありません。
ありませんが、ある一致規模の事業になったら経営者はみな人事評価制度を
導入しよう、そろそろ導入しないといけない、と考えるようになります。
何故でしょうか?
ずばり事業として今以上に発展していく為なんですね。
評価制度を導入しないといけない決まりはありませんが、
大手企業で評価制度をもっていない企業は結果的に稀です。
人を育てよう、成果を平等に評価しよう、
何のために、それを行うか。
従業員に成長してもらって事業を発展させていこう、という事だからです。
だから、従業員を成長させるのが主目的ではなく、人件費の切り下げの色合いが
強すぎる人事制度は上手くいかない事が多いんです。
それも必要な時もあるかもですが。(主目的にしてはいけませんね)
事業は継続している限り、発展させないといけないからです。
その為にルールを作る必要があるから作るんです。
法律で定めなくても本来は勝手に出来て行くものなんです。
2人なら2人のときの、5人なら5人なりの、10人になったらそのときなりの
ルールが必要になってくるという事です(*^^)v
どんな事業にしていきたいか?
どんな人に働いてもらって、その人たちにどのようになってもらいたいか?
その為に、どんな取り決めを事前に考えておかなければならないか?
ルールは事業を縛るものではなく、事業を発展させる為にあるものなんです。
事前に考えておいて損はないわけなんですよ(*^^)v
だから必要なルールは事前にきちんと定めましょう、という事です。
就業規則までまだ早い、という時にはせめて雇用契約書に守って欲しい事項や、
会社独自の服務心得、働き方のルールを定めたハンドブック、
みたいなものを作成して配布するというのも良いかもしれませんね。
御社なりのルール、定めてみてください。
本日はこの辺で失礼いたします!
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