こんにちは、福祉専門社労士の三木です(*^^)v
4月も間近となりました、もうすぐ桜の季節ですね(楽
桜の花は大好きです、事務所名も「さくら社労士事務所」ですし。
事務所名の由来は特にありません、
日本人はやっぱり桜だろう、という事で、有る日なんとなく直感で閃いてつけました。
いくらなんでも安直すぎるだろう、と感じていましたが、結構気に入っています。
ありきたりっぽいですが、意外と社労士事務所で名前かぶっていませんし(^。^)
本日は「雇用トラブル」について
社労士をやっていると、時折、事業所と従業員さんとの間の
「雇用トラブル」の現場に遭遇いたします。
「残業代を払ってもらっていない」
「雇い入れの時に、基本給に含まれると説明していた!」
いくら口頭で説明していても、雇用契約書など書面で明記したものが
なければ通用しない場合があります。
就業規則などもそうですね。
まして、基本給に込みや、調整手当や特別手当なるものが
残業代に該当する、としていても実際に手当の金額を上回る
時間外労働が発生していた場合には、足りない分を支払わないと
いけないですね。
雇用契約時は、契約書を取り交わすようにいたしましょう!
手当分に残業代も含まれる、とした場合には書面でその旨、明記しておくべきなのです。
大事な事です!(^^)!
基本的な労務管理は実行しているつもりでも、時々トラブルに見舞われる事も
ございます。
従業員との間の解雇トラブルや雇い入れトラブルなどがそうですね。
一方は理由があって解雇したい、一方は不当解雇だ!と叫んでいる。
配置転換や人事査定の時などにもトラブルは起こりがちです。
日常の労務のいたるところに結構、トラブルの種は潜んでいるものなんです。
「雇用トラブル」の原因は、法律の無知であったり、労務管理体制の不備であったりします。
でも、本当の原因は、それだけなんでしょうか?
多くの場合、雇用トラブルの根本的な原因は、コミュニケーションの欠如なんです。
あまり知られていませんが、職場の「人間関係の管理」も
立派な労務管理の一種なんです。
「職場での人間関係にまで関与できない」
「そういうのは、当人同士でなんとかしていくもの」
そう声も聞こえてきそうですが。
いわゆる古いタイプの管理職の方に、このように考える方が多いですね。
違うんです。少なくとも管理職の立場にある方は、職場内の部下や従業員同士の人間関係にも
最低限気を配らなければいけません。
雇用問題の元々の原因は職場内の人間関係のもつれ、による事が多いです。
就業規則や雇用契約等の不備も勿論ありますが、
発端は当人同士(会社と従業員)の感情のもつれから始まるんですね。
人間関係の問題が、こじれて表面上は、法律の問題として
浮かびあがってくるんです。
普段、労働の法律の事をそれほど気にかけていなかったにもかかわらず、
トラブルになると、急に法律論が浮上してきます。
人間関係の修復が不可能なくらいもつれにもつれると、
もう本格的に裁判やら調停やら、労基署からの支払い指示
などによって解決を委ねるしかない場面に発展するケースが出てきます。
人間には皆、生まれつき自己修復能力が備わっています。
転んで怪我しても、かさぶたが出来て、そのうち擦り傷程度なら治ります。
でもほっとくと、ひどくなりそうな場合には薬ぬって絆創膏貼りますよね?
更にひどい場合には念の為病院に行ったりします。
いきなり、転んで怪我して大きな手術が必要な場合もあるかもですが、
大抵は大きな負傷でもない限りは、応急措置をしていれば良くなります。
雇用トラブルもほぼ同じなんです。ある意味、心の怪我ですからね。
いざこざが起きないように普段から予防に努める。
小さないざこざが起きた場合は早めに応急措置をとる、
ミーティングを開く、面談をする(個別に事情を聴く)
大した事ないとほっとくと、大きな怪我に発展する場合もある(雇用トラブルに発展する)
そういう事を意識しておく事が重要なわけです。
理屈はそうでも、忙しいとなかなか実践出来ないかもですが、、
ひどくならないよう、応急措置をしっかりととっておけば、
心の怪我を早く治そうと、お互いの自己修復の本能が働いてくるわけです。
誰しも職場で問題を抱えたまま暗い気持ちで働きたくないですからね(*^^)v
中小企業の雇用トラブルの現場を見ていると、
従業員からの職場に対するささいな不満、いざこざをほっといて気がついたら、
労基署に駆けこまれていた!っていうケースが多いです。
職場で雇用トラブルが起きた場合は落ち着いてまずは関係修復に努めましょう。
法律論は最後の方でかまわないんです。
基本的な法律のルールを無視していいわけではありませんし、
ルールを整備するのが社労士の仕事でしょ!って言われるとそうなんですが、
根本的に従業員と仲が良ければ、問題は起こりにくい、というのも事実ですから。
基本的なルールはきっちりと整備した上で、人間関係の良い職場作りに励んでください(*^^)v
本日はこの辺で失礼いたします!
↓↓ランキング参加しています。押していただくと非常に有難いのです。↓↓
にほんブログ村
にほんブログ村
福祉の職場の労務に関するご相談なら
さくら社労士事務所にお任せください。
現場に沿った解決方法をご提案いたします(*^^)v