4月は番組改編期という事で、3月中に見ていたドラマは全て終了。
どのドラマも途中でリタイアする事なく、それぞれ良い感じでエンディングを迎えておりました(あまり評判が芳しくなかった「大奥」も私的には大奥らしい終わり方だな、と納得の結末だった)。
そんな2024年1月期に最も注目していたのが、「ドラマ 地球の歩き方」でした。
この作品は「フェイクドキュメンタリー」という種類のドラマであり、どこからどこまでがフェイク(ドラマ)でどこからどこまでがドキュメンタリーであるかは敢えて明らかにされていません。
三吉彩花さんが歩いた韓国、森山未來さんが歩いたタイ、松本まりかさんが歩いたサイパン。
どのパートもそれぞれ楽しく興味深く、旅好きの私にとって毎週の放送がとても楽しみでありました。
その「ドラマ 地球の歩き方」のラストパートを飾ったのが森山直太朗さん。
歩いたのはニュージーランドです。
↑1976年生まれ、同い年の森山さん。
いや、正確に言えば私は早生まれなので一学年上でありますが…って、いくつになっても「学年」で言ってしまうのは何で?
森山さんが歩いた、いや走った(キャンピングカーでの旅でした)ニュージーランドは私にとって未知の国であります。
もちろん、いつか行ってみたいとぼんやりとは思っていましたが、同じオセアニアならオーストラリアの方が何となく近しいような印象であった事は否めません。
ニュージーランドに関する知識は本当になく、かつて訪れたハワイ・オアフ島のポリネシアカルチャーセンターでニュージーランドのマオリ族の伝統的な踊り(ハカなど)を見た事があるぐらいで、その時までハワイとニュージーランドが同じポリネシアという地域にある事すら知りませんでした。
↑マオリ人の方に伝授され、森山さんも「ハカ」に挑戦。
しかし、森山さんが歩いた(走った)ニュージーランドは本当に美しかった。
自然が創り出す風景はまさに息を呑むようなものであり、旅の最後に訪れたケープレインガではそれまで立ち込めていた霧がサッと晴れたのを見た時に鳥肌が立ちました(感動して)。
そんなニュージーランドでは美しい歌声も披露してくれた森山直太朗さんでありましたが、私的には今回の旅が最も突っ込みどころが多いものであった事もまた見どころなのでありました…。
↑「地球の歩き方」を熟読したという森山さん。
空港に着いていきなり日焼け止めを塗りたくっておりました。
「ニュージーランドはかなり紫外線が強いと地球の歩き方に書いてあったから」との事でしたが、それにしても塗り過ぎ???
↑意気揚々とキャンパーバン(自身の父の名である「ジェームス」と命名)を運転する森山さん。
この車を貸し出したレンタカー屋さんのご主人が「“ジェームス”は燃費が悪いから気をつけるように」とのアドバイスをしてくれていたのに、いきなりガス欠…。
だから言ったでしょ!
↑空腹(ガス欠)のジェームスを救ってくれた女性たち。
彼女たちもまたキャンピングカーで旅をしながら各地のフェスで自作のアクセサリーを売っているのだそう。
↑フェスで「さくら」を弾き語り。
このフェスでいきなり「顔にタトゥーを入れようと思う」とスタッフさんに告げる森山氏。
テレビに向かって「やめときなって!」と思わず突っ込んでしまう私たち夫婦。
しかし、タトゥー屋台のお兄さんに「顔に入れるのはめちゃくちゃ痛い」と言われて速攻で「やめます」。
ある意味めちゃくちゃ潔い。
何だかんだ突っ込みどころが満載だったニュージーランド編でしたが、ラストに流れた森山さんの新曲(ですよね?)が素晴らしく、その曲を聴きながら「やはり旅は良いものである事よなぁ」と改めて思ったのでした。
ガス欠のジェームスを救った女性2人のようにキャンパーバンであちこちを旅して回る、という生活には憧れを禁じ得ません。
だけど、今の生活からいきなりそんな暮らしが出来るかと言われたらやはり限りなく不可能だと思います。
ただ、もしパラレルワールドがあるのならそのどこかの世界の私はそんな風に生きていてくれたら嬉しいかも、なんて思ったりもしています。
何はともあれ、3ヶ月間楽しみだった「ドラマ 地球の歩き方」が終わって寂しい気持ち。
願わくば、続編を期待したいところです。
続編があるなら「台湾編」もぜひ!