戦後80年
岩波書店編集部編「私の戦後80年、そしてこれからのために」を読みました。1945年以前に生まれた人が総人口の12%になりました。戦後80年の2025年は、戦争の生々しさを伝える人が少なくなってきています。おそらく、生身の戦後を語りうる最後の節目となります。この本は、戦争体験者100歳か19歳の大学生までの様々な世代で、多様なバックグランドを持つ45名の「いま語りたいこと」を記したものです。日本では戦争のリアルさが薄れてきていますが、その反対に世界では、ロシアのウクライナ侵略戦争、イスラエルのガザ侵略戦争、アメリカのイラン攻撃、アメリカのベネズエラ攻撃等のリアルな戦争が勃発しています。この本を読むと戦争の悲惨さが伝わってきます。最近の日本の言動を見ていると、戦争のリアルさがないためか、勇ましい(危ない)言動が多く見られ、戦争に向かっているような感覚を覚えます。この本を読んで戦争に反対する人が少しでも増えればいいのですが。ご一読をお勧めします。